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手紙の謹啓の結びの言葉・他の結びの言葉・なしはNGか|かしこ

更新日:2020年08月20日

「謹啓」はビジネスなどの場でよく使用される手紙の言葉ですが、あまり聞きなれていない方も多いのではないでしょうか。「謹啓」とはどのように使用するものなのでしょうか。今回は、手紙の謹啓の結びの言葉や他の結び言葉、結びを省略してもよいかなどについて説明します。

内容によっては「謹啓」などの頭語と結びを使わない場合もあります。それはどういった場合でしょうか。

葬儀関係や病気見舞い

死亡通知や葬儀の案内状、会葬礼状、お悔やみ状などは、頭語や結びを使わないとされています。香典返しの添え状では使用します。葬儀関係は、あいさつをしている状況ではないため、使用しません。

また、家事などの災害や病気見舞いにも使用せず、主文から書くのが慣習となっています。

お詫びの手紙

お詫びの手紙は、頭語や結びを省くことができるとされています。

年賀状や暑中見舞い

年賀状や暑中見舞い、寒中見舞いは、頭語は用いません。「謹賀新年」や「暑中お見舞い申し上げます」があいさつとして頭語の役割を担っているからです。

男女別謹啓などの結びの書き方とは?

手紙の内容や男女によって、「謹啓」などの頭語に対してどのような結びの書き方があるのでしょうか。使い分けを知って、活用させましょう。

改まった文書の場合

改まった丁寧な文書の場合は、「謹啓」や「謹呈」、他にも「恭啓」、「粛啓」、「敬呈」などの頭語があります。この場合の結びは、「謹言」や「謹白」、「再拝」、「頓首」などになります。

また、女性の場合は頭語を「謹啓」の代わりに「謹んで一筆差し上げます」などとして、使用する結びとして「かしこ」を用います。

男性は「かしこ」を使用することはできませんので、間違えないように気を付けましょう。

一般的な文書

一般的でよく使われる頭語として「拝啓」がありますが、他にも「拝呈」や「啓上」「一筆啓上」などがあります。「一筆啓上」は、男性が書き出しに使用する用語です。結びは敬具」や「敬白」、「拝具」を使用します。

女性の場合は、頭語も「一筆申し上げます」などにすると自然な感じになります。結びは「かしこ」ややわらかい言い回しの「ごめんください」、「ごきげんよう」などを使用します。

返事の文書

返事をする場合の頭語は「拝復」や「復啓」、「敬復」、「謹復」となり、結びは「敬具」や「拝答」、「敬答」、「敬白」、「拝具」となります。

女性の場合は、「お手紙ありがとうございました」とし、結びに「かしこ」を使用すると自然になりよいでしょう。

その他(急ぎや略す場合)

急ぎの文書の場合の頭語は、「急啓」や「急呈」、「急白」となり、この場合の結びは「草々」や「匆々」、「早々」を使用します。女性の場合は頭語を「とり急ぎ申し上げます。」とし、結びには「かしこ」を使用します。

よく似た状況で前文を略す場合に、頭語の「前略」や「冠省」、「略啓」があり、結びは「前略」に対しては「草々」や「匆々」、「早々」で、「冠省」や「略啓」に対しては「不一」や「不二」、「不備」などを使用します。

女性の場合は頭語を「前文失礼いたします」とし、結びに「かしこ」を用いるとやわらかい感じになります。

相手を敬う気持ちを大切に書こう!

手紙などの文書には基本的なスタイルがあり、そのマナーとしてとても大切なのが頭語と結びの一致です。頭語と結びは連動していて、必ず組み合わせが決まっています。組み合わせを間違えると恥ずかしい思いをしてしまうので気をつけなくてはいけません。

また、スタイルだけを整えても気持ちがこもった文書でなければ礼儀正しくなりません。相手が親しい間柄であっても、改まった手紙などの文書を書く場合は相手の立場を尊重する書き方が必要です。

現代はメールやLINEで手軽に用件を済ませてしまうことが多くなりつつあります。しかし大人としていざという時にはきちんと対応できるように、礼儀を知っておく必要があります。

人付き合いは生きていくうえでとても大切です。手紙が人をつなぐものであれば、そこに思いやりのある日本の美しい慣習を取り入れてみませんか。そうすれば、きっと気持ちは伝わるでしょう。

初回公開日:2018年05月09日

記載されている内容は2018年05月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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