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家を出る準備方法・タイミング・家を出るにはどうするのか

更新日:2023年12月12日

「家を出る」と言っても、人によって理由はさまざまでしょう。どんな理由であっても、「今日家を出たい」と思っても現実的には難しく、家を出るためには事前に準備しなければならないことが多くあります。どのような準備が必要なのか、必ず事前に確認しておきましょう。

まず必要なのはコレ!家を出るとき必要な準備の方法

家を出る理由は、家から遠い大学進学へ進学する場合、社会人として自立するため、結婚を機に、あるいは離婚の前段階として別居をするために家を出るという人もいるでしょう。それぞれに理由はあるとおもいますが、家を出るためには準備が必要です。

まず家を出る理由を考えてみましょう。「実家の門限が厳しいから」「家族が鬱陶しいから」という理由で、突発的に家を出るのはできません。本気で家を出たいのであれば、引っ越しにかかる費用、アパートを借りる資金、当面の生活費など全てを自分で準備する必要があります。

アルバイトをするなり副業をするなりして、月いくら稼いで何か月後に出ていくのかというプランを立てましょう。目標が曖昧だと、「なかなかお金が貯まらない」ということになりがちです。できるだけ具体的なプランを立てことが、早く家を出るためのポイントです。

少しでも早く家を出たい!離婚で家を出る時の準備

パートナーとの離婚を考えている人は、「今すぐにでも家を出ていきたい」とおもっているでしょう。しかし、何の計画性もなく家を出るのは無謀です。離婚を理由に家を出る場合、まず考えることは「離婚するという決意は絶対に変わらないか」ということです。勢いで家を出てしまって、後から「やっぱりやり直そう」と考えても関係を修復するのは簡単ではありません。

離婚する決意が固いのであれば、精神的な苦痛も考えて、できるだけ早く家を出るほうが良いでしょう。離婚を考えて家を出る時にまず確認したいのは、経済的な問題です。どちらかが家を出て別居ということになれば、家賃、光熱費などの生活費が今の2倍かかるということになります。

「相手に生活費をもらえばいい」と考えている人もいるでしょうが、現代の雇用状況ではそれほど余裕のある人も少ないでしょう。これまで働いていなかった人も、働きに出る必要があるでしょう。

初めて実家を出る人がしておくべき準備とは?

大学進学のために家を出る人や新社会人になるのを機に家を出る人は、実家から出るのが初めてという人がほとんどでしょう。1人暮らしは自由なイメージがありますから、不安を感じながらも楽しみにしている人も多いでしょう。

1人暮らしをするということはきちんとお金の管理し、自分で全ての家事をする必要があります。初めて家を出る人が不安に思うことも、このようなことでしょう。その不安を解消するための方法として、実家に住んでいる間に1人暮らしのシミュレーションをしてみることをします。

1カ月いくら使うという金額を決めて、それに沿ってお金を管理し、食事の準備や洗濯、掃除全てを自分でやってみましょう。1人暮らしをする前の練習になるのはもちろん、当たり前のようにやってくれていた家族のありがたみがわかるでしょう。

勢いで飛び出すのは危険!家を出るタイミングは?

家を出たいとおもっていても、「今日家を出る」というわけにはいきません。家庭内暴力など身に危険がおよびそうな場合はすぐに家を出るべきですが、通常の場合はきちんと家を出る準備が整ってから家を出るべきでしょう。勢いで家を出てしまって「やっぱり無理だった」と家に戻るのは気まずいですし、次に家を出る時家族を説得するのが大変になってしまいます。

家を出る時にまず考えなければならないのは、お金のことです。アパートを借りるための資金、月々の生活費、引っ越し費用など、家を出るのは予想以上にお金がかかります。家を出るのは、必要な資金がそろっていることが必要最低限必要なことです。

また実家を出た場合、今とどのように生活が変わるのかきちんと理解しておくことも大切です。家を出るベストタイミングは、これらの準備が一通り整った時といえるでしょう。

アパートを借りるのに必要なお金をきちんと把握する

アパートを借りる時、1カ月分の家賃だけ払えば借りれるわけではありません。一般的にアパートを借りるためには、敷金、礼金が必要な場合が多いです。

敷金とは、借りた部屋を退去するときに傷んだ場所を修繕する費用に充てるお金のことです。だいたい家賃1~2カ月分が目安とされています。礼金は、アパートを貸してくれる大家さんに「お礼」として支払うお金のことです。敷金と同ように家賃1~2カ月分が目安ですが、最近では「礼金なし」という物件も増えています。

その他に、不動産業者に支払う手数料が発生する場合は、家賃1カ月分が目安です。

また、ほとんどのアパートは「前家賃」といって、次の月の家賃を前払いするケースが多いので、入居時は2カ月分の家賃を支払うことになります。これらを合計すると、約5~7カ月分の家賃が必要ということになります。これはあくまで目安なので、地域によって差があります。

現在の収入と必要な生活費が見合っているか確認する

家を出るということは、家賃、光熱費や食費などの生活費を全て自分で賄う必要があるということです。まず、仕事をしていなければ一人暮らしをすることはできないでしょう。仕事をしていたとしても、収入に見合わないような高額な家賃を払い続けていくことは難しいです。

生活していくのに負担にならない家賃の目安は、給料の手取り額の三分の一が妥当と言われています。例えば、給料の手取り金額が20万円なら、家賃に6万円までかけても普通に生活していけるということです。

間違えやすいのは給料の手取り金額ではなく、総支給額で計算してしまうことです。給料明細に総支給額が25万円と記載されていても、そこから保険料や年金が引かれるので、実際には5万円程度手取り金額は低くなります。アパートを決める時には、給料の手取り金額で計算する必要があります。

家族に反対された場合家を出るにはどうしたらいい?

「家族に反対されて家を出ることができない」という人いるでしょう。反対されると、余計にそうしたくなってしまうのが人間というものでしょう。「無理やりにでも家を出てやる」と意気込んでいる人もいるのではないでしょうか。しかし、家族に家を出るのを反対されるのは、それなりの理由があります。

例えば、いつも部屋が散らかりっぱなしになっている、ごはんを食べたら片付けもせずに食べるだけ食べていなくなる、家の手伝いを一切しないという人は、親から見ると心配で仕方ないでしょう。「一人でやっていけるのだろうか?」という親心から、家を出ることに反対している理由でしょう。

家を出ようと思うなら、普段の生活を見直してみましょう。最低限自分のことは自分でする、整理整頓をする、家事を手伝うなど当たり前のことができていれば、親も安心して子どもを送り出すことができるでしょう。

離婚で不利になる?別居で家を出るときの注意点

「別居したいけれど離婚の際不利になるのが怖くて家を出ることができない」と悩んでいる人もいるでしょう。しかし、離婚まで考えている相手と一緒に暮らすのは、非常にストレスが大きいです。特に相手が離婚になかなか同意してくれない場合は、突破口を開く第一段階として別居したほうが、話の進行がスムーズになることもあります。

夫婦には同居義務があるとされていますが、夫婦関係が破綻していてお互いに協力して生活することができない場合は、別居をしても不利になることはないといわれています。

ただ、子供の親権を争うような場合は注意が必要です。裁判所で親権を認められるほとんどのケースが、「別居後に子供の面倒を見ている親」となっているので、親権を取りたければ家を出る時は子供と一緒に出る必要があります。

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初回公開日:2018年04月11日

記載されている内容は2018年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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