【男女別】詐欺師の特徴や見分け方・手口・心理・年収|顔
更新日:2024年07月16日
オレオレ詐欺
最近とても目立つ詐欺が、オレオレ詐欺ですが、オレオレ詐欺でも、交通事故を起こしてしまったという極致の不安をアピールして、救いを求めて来ます。
肉親なら、まさに自分自身の不安のように感じてくれることでしょう。そのとき、示談金で解決できるという救いの言葉を言い出します。
まさに、お金で解決できるものならばという気持ちが起こり、口座に安易に振り込みをしてしまうのは、お金が藁の役割をしているからです。
コマーシャルでも使用されている
しかし、このような手法は、詐欺師だけが使っている訳ではありません。広告やコピーでも、このような手法は頻繁に使用されていたりします。
暖かい暖房を売るためには、最近異常気候で、寒すぎるという不安をまず視聴者にうえつけることになります。不安が、植えつけられるから、暖房を買わなければならないというモチベーションになります。
つまりここでも、暖房が藁の役割を持つことになります。
日本人全員詐欺師の可能性あり
そのような言い方をすれば、世界は、詐欺の要素に満ち満ちているという言い方もできます。広告業界からすれば、そのような言い方は大変不本意というでしょう。しかし、コマーシャルの問題も、最近では売るために、やや過剰になっていることに警戒心を持つ必要があります。
少し過剰になってしまうことで、容易に詐欺師の手口と一致してしまうでしょう。
詐欺師は権威を利用する
人間は、さらに、権威を持っている人たちのことを信用してしまう傾向があります。病院で診察を受ける時でも、医師だからということで、何でも信じてしまうことがあります。
コマーシャルでも、芸能人が、ある商品を宣伝すれば、バカ売れすることがあります。
有名な天才詐欺師一覧
詐欺師として誰もが知っているのは、あの三億円事件です。1968年に起きた、三億円を積んだ現金輸送車が強奪された事件で、未だ事件は未解決です。
ここには、白バイ警官に変装した犯人が登場し、輸送人に対して、この車に爆弾が仕掛けられた可能性があります。ちょっと調べさせてください。といい、それだけで、まんまと詐欺が成立してしまいます。
事件未解決になるほどなら、相当巧妙な手口が使われたのだろうと想像するものの、別にそれほどでもないという実態があります。
それも、輸送人が、警官ということをまず信じてしまったことがそもそもの原因です。
豊田商事事件
豊田商事事件というのもまだまだみなさんの記憶に残っているのではないでしょうか。1980年代に発生した、金の地金を用いた悪徳商法の詐欺です。 高齢者を中心に全国で数万人が被害に遭い、被害総額は2000億円近くと言います。
1985年6月18日、豊田商事会長の永野一男がマスコミの前で殺害される事件もまだ記憶に新しいです。このケースは、高齢者を相手にして強引にという詐欺師の手口が顕著でしたが、この根本に存在しているのもマルチ商法と共有する部分があります。
マルチ商法の詐欺では、あなたは選ばれた人ですといい、 今の機会を逃すと、チャンスは無くなりますよと、 希少性を訴えてきます。
相手の心理につけ込むこと
今しかないと言われれば、まずは、買わなければならないと思うのではないでしょうか。詐欺師だけでなくても、期間限定半額セールというのも、そのような心理を狙ったものであり、社会は、不本意という人たちもいるでしょうけど、詐欺の要素に満ち満ちています。
詐欺師の要素とは、相手の心理につけ込むことです。しかし、豊田商事の件は、まるで、オウム事件のように、放置され続けてしまったために、どんどんエスカレートして、もはや人の心理をつけ込むレベルのものではなく、暴力性が手口となり加担されることになります。
光クラブ事件
光クラブ事件は、いろいろな映画・ドラマ・小説の題材になっているので知っている人たちも多くいます。 (『青の時代』(三島由紀夫著)映画「白昼の死角」)
1948年に東京大学の学生たちによって起こる闇金融の詐欺事件です。 周囲の目を引くような画期的な広告を打ちだし、多額の資金を調達し、集めたお金を商店、企業などに高利で貸し付けをおこない、 1949年(昭和24年)1月には、資本金400万円、社員30人を擁するほどの会社に成長します。
しかし、社長の山崎晃嗣は、 物価統制令違反で逮捕されて、とたんに、出資者らの信用を失い業績が悪化し、山崎は、 本社の一室で青酸カリで服毒自殺をします。
この詐欺師の犯罪にも、権威というものが見え隠れします。一般的市民が、権威をひけらかす詐欺師に安易に飛びついてしまうことになります。
詐欺師の心理・性格
私達は詐欺師に騙されないようにどのような点を今後意識して生活していけば良いのでしょうか。社会は、詐欺の要素に満ち満ちているという言い方をしましたが、だからこそ、私達は、日常生活において騙されることに慣れてしまっている可能性もあります。
もっとコマーシャルが過剰でなければ、詐欺師だけが、もっと怪しい人物としてクローズアップされるでしょう。しかし、そのような詐欺師の犯罪性も、過剰なコマーシャル精神によって、ボカされてしまい区別がつかなくなって安易に騙される可能性があります。
まずは、詐欺師に騙されないためにも、コマーシャルから疑う精神を持つことからはじめてみましょう。それは、本当にいい商品を見極めるコツです。
心理を誘導しようとするコマーシャルに惑わさない意識を持つようにしましょう。
初回公開日:2017年12月26日
記載されている内容は2017年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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