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考察の書き方と例文|論文/医療系・書き方の構成・実習の場合

更新日:2024年08月23日

考察を書く場面は、卒業論文のみならず多く存在します。考察を書くのは非常に労力が必要な作業ですが、一度書き方をマスターすることができると非常に楽です。こちらでは、簡単な考察の書き方について、シチュエーション別に紹介していきましょう。

実験内容については、授業であらかじめ決められることが多いです。この場合には、実験の介入の内容が指し示す意味などについて把握することで考察に活かすことができるでしょう。

仮説の検証

特に医療系の場合には、仮説の検証というのがケースレポートなどでも求められることがあります。これは実際に検査した内容から、原因を考えだし、それに合わせた内容の介入を行うことでその効果を検証します。

検証するというプロセスで考察が必要になります。こちらについては、理系の書き方が参考になるでしょう。

調理実習

家庭科の授業の場合には、調理実習が行われることがあります。レポート課題が課された場合には、完成した料理の結果について、何がおいしくなった要因か、何が悪かったのかという点について考察するといった内容になるでしょう。

相関について

特にアンケート調査などの場合には、相関分析という処理を行い、結果を出すことがあります。エクセルでも行える簡単な解析なので、使う機会が多いです。この項ではこの相関分析について簡単に紹介していきましょう。

相関分析について

相関分析とは二つの指標の関係性を検証するときに用いる解析です。この解析はアンケート調査や大規模調査などで用いられる手法です。

例えば年齢と身体機能との関係を見たいといったときに、相関分析では年齢の指標と身体機能を表す指標(握力など)との関係性を検討し、相関係数というものを計算します。

相関係数

相関係数は一般的”r”と表現されるのが一般的です。この指標は、関係性の強さを示す指標であり、-1~1までの範囲で表されます。相関係数は1若しくは-1に近いほど関係性が強いといわれています。

相関関係について

相関関係については、先ほど紹介した相関係数の他に、有意水準と呼ばれる指標を併せて検討する必要あります。有意水準は一般的にpと表されるのが一般的です。

この指標は、相関分析を例にすると、相関分析によって得られた相関係数が統計学上本当に意味がある数字なのかを表します。これについては、測定した対象者のサンプルの数にも大きく影響するため、一概に相関係数が高いから統計学上意味があるとはいえません。また逆に相関係数が低いにも関わらず、統計学上意味がある数字であうと判断される場合もあります。

したがって、相関分析を行う時には、相関係数と有意水準を併せて検証し、本当に自身の考察で述べたいことが述べられる結果になっているかを確認する必要があります。

考察を書くことは難しいがコツをつかめば楽になる

考察を書くのは、非常に難しいことです。自身の考えを記載するということは、社会人になっても多くの場面で求められるスキルであるため、避けては通ることができません。

しかしながら、考察の書き方や構成、体裁のルールさえ一度学習してしまえば、ある程度の形式が決まっているため、楽に書くことが可能になります。特に考察は、書く回数を重ねることによってより洗練されるため、最初の数回を乗り越えるまでが大変です。

一度考察の書き方をしっかりと学んでおくことが後の人生をより簡単かつ楽に乗り超えるための手段にもなるでしょう。

初回公開日:2018年03月14日

記載されている内容は2018年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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