【種類別】感想の書き方やコツ|社会人/セミナー/国語
更新日:2024年09月18日
社会人になってこそ効果的な感想の書き方
社会人になっても感想文を書かされる場合があります。ずっと机上の勉強から遠ざかっていて「感想文の書き方」を忘れたという人も非常に多いでしょうか。
そんなときに「自分にピッタリ合った感想文の書き方」を見つけることができれば、誰しもそれを活用し、自分なりの書き方をもって、どこでもどのような分野でも感想文をラクに書くことができるでしょう。
今回は感想文の書き方をさまざまな視点から覗いてみて、あなたに適した「書き方」というものをお伝えしてみます。どうぞ1度ペンを取り、お暇なときにここでお伝えする「感想文の書き方」をマスターして下さい。
研修前後のレポートや感想文
社会人になっても感想文を求められることは、はっきり言ってけっこうあります。でも「書き方がわからない」という人もかなりいることでしょう。
感想文の書き方は誰でも独自の「書き方」があり、その書き方によってオリジナルを生かした感想文が楽しくできあがります。このオリジナリティというものはとても大切で、オリジナリティがあるからこそ、他人には書けない「あなただけの書き方による感想文」が生まれます。
社会に出て会社に入ったりすると「研修」というのがあります。これは新入社員や新しい部署に就いた社員に「その会社や部署で新しく働き始めるために役立つ知識」を会得させることを目的に行なわれます。
ですから「誰でも1度は研修に行くことがある」と理解して頂いてよいでしょう。この研修後に「感想文」を課されることがあります。その際の注意ポイントをお伝えします。
研修前後の自分のあり方への感想
研修へ参加した前後において、あなた自身の中で「何が具体的に変わったか」ということをまず書いて下さい。必ずこれを書かせる項目はあります。
この「何が変わったか」というのは具体的に「この技術を会得することができた」や「このことへの意識の持ち方が変わった」などという、具体的なレベル向上にまつわるものでも意識の変わりようについてでもけっこうです。とにかく「あなたが研修に参加して、何が変わったか」を書いて下さい。
つまり研修というものは「その人の意識や技術、知識に関するレベル向上」を図ったものですので、たとえば感想を受け取る担当官などは「その人の従来の能力にどのような変化があったのか、について知りたい」というのが本音です。この要求にきちんと応えられる書き方で感想文を書きましょう。
具体的に1つでも成果を示せればさらにベター
先述の延長になりますが、研修を終えて帰ってきて、その研修についての感想文を書く場合、「具体的に自分はその研修を経て、どんなことができるようになったか。考えられるようになったか」ということを、具体的に示せるようになればさらにグッドです。
たとえば英語に関する研修だったとしましょう。その英語研修に参加した人は、参加前には英語の知識に乏しかったとします。
するとその研修後の感想文の書き方は、「英単語の1つ、betterという単語を覚えられませんでしたが、研修後にはこのbetterを覚えることができました」という「具体的に何ができるようになったか」ということに伝える書き方がよいです。
ごく簡単に言いましたが、この「自分は研修を終えたことでこのような知識が増えた・できるようになった」ということをより詳細に示せる書き方の感想文は、それを読むにとってもさらに魅力的な内容に映ります。
感想の魅力的な書き方とコツ
感想文の書き方として第1に注意する点は、読み手側のことを考え、その相手にきちんと意味が通じるかどうかに配慮することです。
いくら思うことがたくさんあって、心の中で言葉が渦巻いていても、それをきちんと伝わる言葉にして表記しないことには意味がありません。そのためには順を追って書いていき、ちゃんと読みやすいように「文章のレイアウト」をしておく必要があります。
まず感想に書こうとすべき内容を時系列順に並べ、それを順序よく書いていきます。例をあげてみます。
●はじめにこういうできごとがあった。そのときにこういうことを思った。
●つぎにこんな進展があった。そのときに自分はこんなことができるようになった。
●さらには技術や知識を身につけることができた。そのときに感じたことを書く。
●それらを全部終えてこんなことを思った。その感想や体験をもとにして、今後はこのような展望(ビジョン)を抱いている。
このような形で大丈夫です。
種類別感想文の書き方
感想文を書くときでも、いろいろな分野での感想文があります。当然その分野に従う形で、感想文の内容や体裁というものは変わります。いろいろな感想文の書き方がありますが、ここではとりあえず日常的な分野、または学業分野からその感想の書き方を学んでみましょう。
国語の場合
まず国語ですが、これは学校の教科でも1番感想文を書くことを求められるものとなるでしょう。何しろ文章の書き方を学ぶ教科ですから、その感想文に書かれた文章表現への批評・評価にも担当者は熱を入れてきます。
皆さんも体験したことのあるとおり、国語の感想文で1番多いものは読書感想文です。この読書感想文の書き方をとりあえず一般的な例をもってお伝えします。読書感想文を書くときには効果的な方法が3パターンあります。
1つ目は、読んでいて気になった箇所・感動した箇所・疑問に思った箇所をメモすることです。2つ目は、そこで思い、感じたことから、しばらく経って「どんな考え方ができるか」について感想を展開することです。3つ目は、活字がわかりにくかったら漫画で読むことです。当然、その小説の漫画版が出ていればの話になります。
国語の授業で感想文の書き方をじゅうぶん学んでおけば、他の分野で感想文を書くのは容易いでしょう。
新聞・社説を読んで
まず先述の国語での感想文の書き方をしっかりと身につけておき、その上で他の分野への感想文にアタックして下さい。その方がラクです。新聞・社説を読んでの感想文の書き方ですが、これも国語の授業で学んだ感想文の書き方、つまり読書感想文の書き方でけっこうです。
ですが新聞となると多くの時事問題なども含まれますので、ただ「~を思った・感じた」というだけでは少しもったいないです。ここでは思いきって持論を展開するという方向で、その記事を読んでの自分の感想をもとに、その感じて思えること・展望(ビジョン)の方を重点的に書くとよいでしょう。
「こんなことを思った、ではこうすればもっとよくなるのではないか?」や「自分ならこう感じる。でも客観的な意見を取り入れると、こんなことも言えるのではないか?」などといった第三者へ伝わりやすい内容を入れてみるなど、新聞・社説ならではの感想文の書き方をもって書いてみるとよいでしょう。
料理やレシピをもとに感想文を書く
初回公開日:2017年12月13日
記載されている内容は2017年12月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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