【種類別】感想の書き方やコツ|社会人/セミナー/国語
更新日:2024年09月18日
料理の分野において感想文を書く場合、その書き方にはけっこういろいろとあります。というのは、さまざまな角度から見た感想文が書けるからです。
レシピを重点的に見た感想文を仕上げるとか、実際に料理を作ってみての感想文、また料理を作る最中での「こうしたいい・ああしたらいい」の試行錯誤的な感想文の書き方などと、オリジナリティを生かしたいろいろな感想文の書き方があります。
中でもやはり、実際にその料理を作っている最中で思ったこと・感じたことを書くことが勧められます。その場合は実にリアル感をもって伝えられます。また少し変わったアレンジで感想文を書きたい場合、あまり人が注目しない「レシピを重点的に取り上げた感想文」を書いてみるのもよいかも知れません。
さらにベターなのは、料理を作っていて「こうすればもっと効率よく料理ができ、またさらに美味しく仕上げられるのでは」としたその後の期待につなげられる感想文でしょう。
実習先での感想レポート
実習についての感想文の書き方も、先述した研修や料理を作る最中での感想文の書き方と同様です。ここでも研修時の感想文の書き方を思い出して下さい。
「実習する前後の自分のアビリティにどのような変化があったか」ということをメインに感想文を仕上げると、読み手にはっきりと自分の意志や状況を伝えることができ、より魅力的な感想文となるでしょう。
ここでも「第三者にきちんと伝わる文章内容を書くこと」を必ず心がけて下さい。実践したことについての感想文を書く場合、つい勢い余って自己陶酔した書き方(つまり独りよがりな書き方)をしてしまう場合が多いです。ですので必ず書いた後は誰かに添削してもらうとよいでしょう。
これまでお伝えしてきた感想文も添削は必須のもので、前もって誰かに読んでもらうことで、その感想文が「きちんと人に伝わるかどうか」ということがわかります。
ちょっと変わった感想文の書き方
ここで少し変わった感想文の書き方についてお伝えします。感想文と言えば国語などの読書感想文というお決まりの認識がありますが、実はこの感想文、他にもいろいろな分野でも課されています。
体育の授業と感想文
体育についての感想文の書き方というのは、あまり聞き慣れないかも知れません。これは実習や演習をした前後での感想文や、誰かの実技を見た上での感想文、また遠征などを含め、屋外施設を見学に行った後の感想文など、いろいろな形があります。
この場合も研修や実習と同様の書き方になります。とにかく体育で習ったこと・見学した情報を得た後に「自分がそれをしてみてどう思ったか・感じたか・今後につなげられるビジョンを持つことができたか」という向上を期待できる内容を書くとベターです。
どんな感想文もそうですが、ただ「思ったこと」を書くのでは少し足りません。小学生くらいまでならそれで通用しますが、中学生以降ともなると「その後のビジョンの方を重点的に攻めてみる」のは必須の条件となります。
必ずその感想で、自分はどんな成長をこれからしていくか、どんな理想を持ちたいかという展望を描くように心がけましょう。
社会人になっても感想文の書き方を覚える必要あり
さて、ここから社会人になっても感想文を書かされる機会についてお伝えします。セミナーなどはその典型で、会社でもこのセミナーへの参加を勧めるところは実に多くあります。ここから少し、専門的な感想文の書き方についてお伝えしましょう。
セミナーで課されるレポート
セミナーともなればおそらく大学生が対象となってきます。高校生でも今ではさまざまな分野でこのセミナーが開催されており、そこでの感想文がそのままたとえば大学受験時や就職活動時に生かされてくる場合が多いでしょう。
そもそもセミナーというのは説明会や講演会というのがメインで、そこで得た情報をもって今後の成長につなげるのが目的です。とにかく新しい知識をもって参加者各自がオリジナルの展望を図り、そこで得た情報をさらに活用してもらうことが第一になります。
ですので、このセミナーの前後に課される感想文の書き方はまさに「今後のビジョン」を1番重点的に書き上げる必要が出てきます。
たとえば大学のセミナーなどでは、「自分は英語が不得意だから得意にして、さらにこの大学にあるブリッジ科目を利用し、国際関係学部でネイティブ英語を習得するためにこのビジョンを持つ」など、少し専門的な視点から感想文を仕上げていくとよいでしょう。
発表などでの感想文やレポート
これは小学校から社会人まで、実に幅広い世界で行なわれる「発表を聴いた後に課される感想文の書き方」です。この場合、おすすめの感想文の書き方の方法としては、その発表を聴く前に自分で発表内容を下調べしておき、その下調べした内容についてのあるていどの感想をメモ書きします。
それから発表後に感じた・思ったことを照らし合わせ、初めに自分が考えていたこと・感じていたこととどのように違いがあるかを書き移す方法が実践的です。そうすることでさらに具体的・テクニカルな感想文が仕上がります。
発表前の感想文の書き方
発表前の感想文の書き方とはどんなものか、これについて少しお伝えします。たとえば大学で発表が行なわれる際には、ある教材の内容を取り上げ、それを独自研究してその成果について発表を行ないます。となれば、その独自研究に取り上げる教材やそれに関連する資料があるわけで、その教材・資料のどちらかでも視聴者は下調べすることができます。
その教材・資料を前もって下調べしておき、そこでまず発表者ではなく、自分がどう思うかについてメモ書きします。そして発表者の成果と照らし合わせて「この箇所が違う見解になっている。ならこの箇所について自分が思うこと・疑問に感じたこと」をそのまま発表者にうかがうこともできます。
そのような形でとりあえず、自分の目と心で発表内容を事前に確認しておく、という所作が役立ってきます。
必ず効果を生む効果絶大な感想文の書き方
いかがでしょうか。今回は「感想文の書き方」についてお伝えし、さらに「どうすれば魅力的な感想文が書けるか」についてご紹介してみました。
感想文の書き方というのはもちろん千差万別でさまざまな形になりますが、どんな書き方でも大事な点はまず「読者に内容が伝わるか」ということです。いくら魅力的なことを書いても伝わらなければ何もなりません。ですから感想文の書くときはまず客観的な視点を持ち、落ち着いて書くことが大切です。
そして研修やセミナーの箇所でもお伝えしましたが、必ず今後自分はどんな展望・ビジョンを持つのかという今後に向けた内容をそれとなく入れておくことです。これだけで感想文の体裁も内容も格段に説得力が増し、より具体的になります。
皆さんも感想文を書くときには、「今感じている・思うことを基にして、自己発展に向けた展望―その後の自分への期待」を描くことを心がけてみて下さい。
初回公開日:2017年12月13日
記載されている内容は2017年12月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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