大学入試の自己PRの書き方と例文・書き出しや締め方
更新日:2024年06月26日
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大学入試における自己PR文とは
自己PR文とは、出願者の強みや勉学意欲などを具体的なエピソードを交えてアピールする書類です。「強み」とは、部活動や取得資格など高校生活における実績をはじめとして、ボランティア活動やコンクール入賞歴などの校外活動の実績、性格・人間性の面での長所や得意なことなどを指します。「強み」以外に、短所や苦手なことを努力して克服したエピソードなども、自己PRの材料になります。
自己PR文の分量は大学によってまちまちですが、短いものでは150~200字程度から、長いものでは800字〜ワープロ打ちA4用紙1枚(約1200文字)まであります。
自己PR文の形式についても、自由作文として書くものもあれば、「あなたの将来の夢や目標について書きなさい」などのように大学側からテーマが指定されている場合もあります。
大学入試の自己PRの書き方
推薦入試・指定校推薦入試
推薦入試・指定校推薦入試は、高校の学校長が志望大学の学生となるのに特にふさわしい意欲・資質・適性を備えていることを認め、推薦し受験する学校内の受験方法です。ただし、自己推薦の場合は学校長の推薦は不要となります。
自己推薦を除く推薦入試の場合、推薦者は学校長です。したがって、全て学校を通じて書類が作成され志望大学に送付されることとなるため、自己PR文についても最終的に学校長のチェックが入ります。基本的には、自分が書いたものを担任や進路指導の教師に見せ添削を受け、書き直したものを高校に提出し、学校長の承認を受ける流れとなります。
自己PR文以外の提出書類との整合性を考慮する必要もあるため、担任教師の指導を受けながら作成しましょう。
自己推薦の場合の自己PR文については、次の「AO入試」の項を参照してください。
AO入試
AO入試とは「アドミッションズ・オフィス入試」の略称で、出願者自身の人物像を大学側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法です。
推薦入試と異なり、学校長の推薦は不要です。評定平均などの現在の学力よりも、その大学でどのような学びをしたいかを測ることに重きを置いているため、出願者がアドミッション・ポリシーを充分理解したうえで自己PR文を書くことが重要です。
AO入試では「あなたの将来の夢や目標について書いてください」などと、テーマが与えられる場合があります。この場合、自己PR文という書類ではなくても、そのなかに自己PRを盛り込みましょう。このように、与えられたテーマによっては、出願者自身のアドミッション・ポリシーの理解度や大学が求める人物像に合致しているかどうかを測る目的があることも知っておきましょう。
エントリーシート
エントリーシートとは、志望理由書・自己推薦書ともいい、AO入試・推薦入試などを受験する際に大学に提出をする書類の一つです。第一次選考は書類選考のみのため、エントリーシートは第一次選考の判断材料となります。第二次選考以降は、面接をはじめとしてプレゼンテーションやグループディスカッションといったものが行われ、これらの場面での資料として使用されることがあります。
したがって、エントリーシートは、面接などで質問材料として使われることまで想定して書くことが必要です。面接で掘り下げてほしい事柄を自己PRとして盛り込んでいくとよいでしょう。
自分が、なぜその大学を志望したのかということは、アドミッション・ポリシーの理解度を示すことに繋がります。そのうえで、自分が大学の求める人物像に合致していることを具体的にアピールしていきましょう。このように、エントリーシートにも自己PRを盛り込んでいくことが必要です。
大学入試の自己PR文に使える書き出し・締め方
書き出し
自己PR文は、自分の「強み」や勉学意欲から書き始めましょう。
例文 |
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・私は、中学・高校の6年間、〇〇部に所属して最終学年では部長として部活動に取り組んできました |
・私は、高校で〇〇の面白さに目覚め、個人でコンクールに応募していくうちに学校外の方との繋がりができました。 |
・私がこの大学で学ぼうと思ったのは、〇〇だからです。 |
・私には、将来〇〇になりたいという夢があります。 |
締め方
自己PR文は、自分がこの大学で4年間学びたいということを再度アピールする形で終わらせます。
初回公開日:2018年01月10日
記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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