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初老は何歳からか・中年との違いと由来|広辞苑/40代/60代

更新日:2024年10月20日

「初老」と言われる年齢はいったい何歳くらいのことなのでしょうか。一般のイメージでは、「老人にはなっていないが、そろそろ老人に差しかかってきた年齢」を思い浮かべるでしょう。今回はその「初老」について、その他の年齢層とも比較しながら詳しく解説していきます。

何歳から何歳までというはっきりした年齢の意識がなくても、他人の態度から初老や老いを実感することもあります。

例えば、電車に乗ってつり革につかまっている時に、今まで一度もなかったのに、前に座っている女性が立ち上がって席を勧められることがあった場合、人は老いを実感します。
あるいは、階段を降りようとした時に横からそっと家族が腕を支えてきた場合、やはり老いを感じるでしょう。

このように自分自身で感じる場合だけでなく、他人の態度を通しても、人は初老という意識が芽生え始めます。

初老とうまく向き合うには?

初老という年齢は老いの入り口ともいえますが、生きていればどうしても出会わないわけにはいきません。その避けては通れない初老あるいは老いの症状とその向き合い方を、詳細に説明していきましょう。

初老の症状:視力

初老は何歳から何歳まで、という定義がないにしても、まず身体的な衰えから老いを感じ始める人が多くいます。

例えば、視力の低下がありますが、その代表的なものが老眼です。遠くは見えるのに近くのものがぼやけて見えないという症状であり、初老の前兆ともいえるでしょう。何歳くらいから始まるのかは個人差がありますが、早い人で40歳、遅い人で50代後半から始まります。

視力との向き合いかた

現代では手術で治すこともできますが、多くの方は老眼鏡をかけて対処しているのが現状です。つまり老眼は自力では治せない症状のひとつですが、決して病気ではなく老化すれば誰でも訪れる可能性があるといえます。

初老の症状:筋肉

筋肉の老化は何歳から始まるのかは、日頃の向き合いかたで大きな開きがあります。日常で特別な運動をしていない場合は、加齢とともに筋が委縮し筋肉量が減少していきます。逆に何歳になっても日頃からスポーツジムやジョギング、ウォーキングなどの運動をしていれば、ある程度の筋肉量の維持はできるでしょう。

また、骨の老化もあります。何歳位から始まるのかは個人差があるにしても、大体40代後半ごろから骨密度や骨量が減少していくと言われています。特に女性は、閉経に伴ってホルモンのバランスが不安定になり、骨量が減りやすくなります。

筋肉との向き合いかた

筋肉の老化で一番衰えやすいのは脚です。対処のしかたとしては、ジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動が有効でしょう。骨量に関しては軽いジャンプや縄跳びが有効な運動になります。

何歳になっても動ける体を意識して、日頃から気を使いながら、ほどよい運動を続けることが老化防止には大切です。

初老の症状:内臓

次に、内臓の老化です。内臓は目には見えないうえに自覚症状が出ない場合もあり、はっきりと何歳から老化になると見極めることはできませんが、平均的には20代をピークに少しずつ衰えていきます。疲れが取れない場合や根気が続かないといった場合でも、体力だけでなく内臓の老化によるものといえるでしょう。

特に初老の頃になると、腹部に溜まる内臓脂肪が増加し、よく言われるメタボの危険性が高くなってきます。老化にともなって多くなる内臓の病気としては、糖尿病、高血圧、肝硬変、心臓疾患などがあり、常日頃から気をつけておく必要があるでしょう。

内臓との向き合いかた

内臓の老化を防ぐには、運動と食事のバランスを考えながら基礎代謝量を増加させることが大事になります。ウォーキングなどの軽い運動と同時に、食事ではあまり脂肪分や糖分を取らないように気をつけましょう。もうひとつ大切なのは、十分な睡眠をとるということです。何歳になっても睡眠不足によるストレスは、精神にもまた内臓にも大きな負担となります。

初老の症状:髪の毛

老化とともに髪の毛も変化していきます。何歳になったから髪が薄くなったとか、何歳になったから白髪が目立ち始めたという決まりはありませんが、一般的には加齢を重ねるごとに薄くなったり白髪になっていく人が多くいます。

高齢になるにしたがって抜け毛が増えてくる症状を老人性脱毛症といいます。これは老化による血行不良や新陳代謝の衰えからくるものです。

一方白髪の場合ですが、これもおもに加齢よって色素が作られなくなるためにおきる現象です。

髪の毛との向き合いかた

薄毛の対処法としては、血行をよくするための頭皮マッサージと喫煙や食生活の改善などの生活習慣の見直しが大事ですが、直接的な対処は育毛剤や発毛剤の使用もあります。

白髪に関しては、まずストレスをためないこととバランスのとれた規則正しい食生活を心がけることですが、ダイレクトで考える場合は毛染め剤を使用することです。何歳になっても豊かな髪を保つためにはそういう日頃からの努力が必要でしょう。

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初回公開日:2018年02月18日

記載されている内容は2018年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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