カラスの羽の色・構造・大きさ・羽ばたき方・縁起・販売してる店
更新日:2024年07月30日
カラスの羽の大きさ
ハシブトガラスの全長は56cmで、羽を広げた翼開長は100cmです。とても大きなサイズだとわかります。羽のサイズは場所によって大きく違いますが、翼の先端部分にある初列風切りの羽は、大きいものだと300mm位はあります。
尾羽はとても幅が広く200mm以上あり、お腹やお尻のあたりにある羽毛は球形をしており45mmくらいです。羽の大きさは場所によってさまざまで、羽によってはカラスの物だと気が付かないこともあるでしょう。
カラスの頭脳
カラスはとても頭の良い鳥で知られていますが、知能指数は小学校低学年ほどの賢さと言われています。個体差はありますが、おおよそ7歳くらいの知能があると考えられています。カラスの脳の大きさは、鶏などに比べるととても大きいです。
身近に見るハシブトガラスは、ハシボソガラスよりも脳が少し大きいです。脳の発達度合いを示すものに脳化指数があります。動物の体の大きさに締める脳の割合を数値化したものですが、犬や猫と比べるとカラスの方が大きいです。
脳化指数はある程度賢さの目安となり、カラスは頭脳が発達した鳥だと考えられます。カラスの驚く行動は数々発見されています。
記憶力
ワシントン大学でカラスの研究をしていた教授によると、ニューカレドニアで捕獲したカラスに足環を付けて再び放しました。その後、5年半経過してもカラスは捕獲した人の顔を覚えており、近くを通ると警戒した声を出していました。
カラスは危険人物の顔を覚えており、他の仲間たちや自分の子供に情報を伝えていきます。足環をはめた現場にいなかったカラスも、一斉に威嚇行動をとりました。
また、日本でも15人の顔写真を貼った容器のひとつだけに、カラスの好きなドッグフードを入れておくと15人の顔を認識して100%に近い確率で正解する結果も出ています。この実験は、3週間ほど間を空けて行っても正解できると確認されています。
カラスは餌を隠す「貯食」の行動をします。野生のカラスは100箇所以上の場所に隠してもきちんと覚えているそうです。仲間に見られたら時間をおいて隠し直すんだとか。カラスの記憶力はとても優れています。
知恵
カラスは、車を使ってクルミを割る姿はとても有名です。道路のセンターラインや路肩から距離を測り、車輪が通りそうなところにクルミを置きます。上手くいかない時は、置き直して修正し割れるまで待ちます。
沿岸部にいるカラスは、貝を高い所から落として割って食べる行動をします。これはカモメもしますが、カモメは道路の固さを気にしていないので、砂に落として失敗する事もあります。カラスは、固い舗装を確認しており確実に貝を割って食べます。
貝の選び方を実験した所、カラスが好む貝は皮が割れやすく、扱いやすい大きさのものを選びます。効率的に食べられる方法を知っているのでしょう。
人の言葉を話す
カラスが人の言葉を話す様子は、テレビなどで見ることがあります。何らかの原因で人に保護されたカラスは、人と接するうちに言葉の学習をします。いつしか人間の言葉を覚えて、話せるようになります。
野生のカラスは人の言葉を話す個体はいませんが、保護されたカラスは人の言葉を話せば喜ぶ反応を覚えており、人の心を引きつけて自分が生き延びるための手段として言葉を覚えていきます。
また、カラスは人に甘えることもあります。これも保護されたカラスの個体ですが、飼い主の前では自分の力で餌を食べられない素振りをしていました。飼い主はかわいそうなので、いつも食べさせてあげていました。
ある日、飼い主がたまたま自力で食べているカラスを目撃すると、カラスは慌てて羽をばたつかせて、ヒナが親鳥に餌をねだるような甘えの行動を見せました。このように嘘をつくような知恵もカラスはもちあわせています。
カラスの本
おしゃれなからす
この話はイソップ寓話のお話です。虚飾で彩られたカラスの別題で販売されているお話で、ある日ゼウスが一番美しい鳥を王様に決めることにしました。そこで、カラスは他の鳥たちの羽を着飾り黒い体を覆い美しくみせました。
見事王様に選ばれる訳ですが、他の鳥たちに猛反対され、着飾った羽を引き抜かれ黒い羽しか残らなかったお話です。
題名はかわいいですが、かわいそうなカラスさんだな・・・と思います。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%8... |
七羽のカラス
初回公開日:2018年02月07日
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