内容証明の文字数制限はあるのか・空白・スペースは含むか
更新日:2024年08月01日
最後に差出人、受取人の住所氏名を記載
これまでのご紹介しました書き方にて内容証明の文章を作成したら、最後に、その末尾余白に、内容証明の差出人、および受取人の住所氏名を付記しましょう。ただし、その住所氏名が内容文書に記載されたものと同一である場合には、原則として、その付記を省略することができます。
付記された内容証明の差出人、および受取人の住所氏名につきましては、用紙1枚当たりの文字数または用紙の枚数には算入されません。もし余白がない場合などは、差出人、および受取人の住所名前を、別に記載して添付することができます。この場合の取り扱いは、付記した場合と同じです。
相手が受け取っていないと言ってきたら配達証明も利用しよう
取引のトラブルの1つに手紙や書類などを送った相手から「そんな手紙(郵便物・書類)は受け取っていません」などと嘘をつかれるケースがあります。そのようなトラブルがあった時にも内容証明を送った時に「受け取っていません」と言われてしまったら、内容を証明することができないでしょう。
そんな時に役立つのが『配達証明』です。こちらも郵便物が証人となってくれるサービスの1つで内容証明とセットで使うことによって、より相手に送った郵便物などの情報を明確にさせることができます。
料金は、基本料金運賃+一般書留の加算料金+配達証明310円なので、プラス310円かかることを計算に入れておくといいでしょう。詳しい内容は、郵便局のホームページにてチェックしてみましょう。料金の合計を計算することもできます。
内容証明の料金は?
内容証明を差し出すには、いくらかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか。内容証明郵便の料金は、下記のとおりです。
郵便物の料金(定形郵便の場合82円+一般書留の料金430円+内容証明の料金430円(内容文書2枚目以降は、1枚増えるごとに+260円)配達証明を付ける場合:差出の際+310円 差出後。+430円。速達とする場合(重量250gまで)+280円
それでも書き方、差し出し方に不安な場合は?
ここまで内容証明郵便の文字数など書き方、差し出し方についてご紹介してきましたが、重要な内容の文書だけに、まだ不安があるという方もいるのではないでしょうか。そんな方は郵便局へ出向いてみましょう。
文字数、行数、枚数などの条件、押印の位置、封筒の記入の仕方など、細かく教えてくれます。また、マニュアルも用意されているので、もらってきて参考にするのもよいでしょう。
そして、内容証明の文書をパソコンのWordなど文書作成ソフトで作成できる方は、文字数も自動的にカウントされわかりやすいメリットがありますので、文書作成ソフトを活用したほうがよいでしょう。
パソコンが使えない、手書きで作成したい方は、文具店などに内容証明用原稿用紙が販売されていますので、そちらを使用すると文字数のカウントもしやすく、文字数失敗の不安が少なくなることでしょう。
内容証明を作成する時は書類のチェックも忘れずに
いかがでしたでしょうか。今回は、内容証明を作成するにあたって、必要な準備や文字数の制限、空白やスペースなどの文字数、書き方など内容証明に必要な項目をご紹介いたしました。
内容証明は、圧力をかけることができるとご紹介しましたが、郵便物を受け取った相手が内容について違うことを言ってきてたとしても、郵便局自体が内容証明を発行して手紙の内容を証人してくれますので、手紙や通販などのトラブル防止にも役に立つでしょう。
また、相手から「そんな手紙は受け取ってはいない」と言われたとしても、内容証明とともに使える配達証明がありますので、こちらもトラブルの防止としてじゅうぶんに効力を発揮してくれます。
相手とのトラブルを防ぐためにも、内容証明の書き方や発行の仕方などをしっかりチェックしてトラブルを防ぐようにしてみてはいかがでしょうか。特に最近若い方々に流行中のヤフオクやメルカリでも役に立ちます。
初回公開日:2018年02月27日
記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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