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給食で脱脂粉乳が出ていた理由・栄養・味|いつからいつまで

更新日:2024年01月26日

まずい、くさいと言われることが多い、脱脂粉乳。年配の世代の方には給食の苦い思い出としても定着しているのではないでしょうか。この脱脂粉乳、どうして給食に出されていたのか、まずいけれど栄養価はどうなのかなど気になるところをご紹介します。

給食で脱脂粉乳が出ていたのはなぜ?

飲んだことがある人にはあまり良いイメージがない脱脂粉乳ですが、そもそもなぜ給食で脱脂粉乳が出ていたのでしょうか。

脱脂粉乳が出ていたのはいつ頃?

脱脂粉乳が出ていた時期は、いつ頃でしょう。まずは、給食の歴史から見てみましょう。

学校給食の歴史

1889年(明治22年)に、現在の山形県鶴岡市の寺にあった小学校で、貧困児童に僧侶らが食事を無償で提供したのが学校給食の始まりと言われています。

その後、地方で徐々に増え始め、1923年(大正12年)10月には文部次官通牒が出され、児童の栄養改善のための方法としての学校給食が奨励されることになりました。これを皮切りに国の法整備も進み、1952年(昭和27年)4月には、全国すべての小学校を対象に実施されることになりました。

脱脂粉乳の登場

脱脂粉乳の栄養価は?

まずいことで悪名高い脱脂粉乳ですが、栄養的な面ではどうなのでしょう。

脱脂粉乳にはタンパク質や乳糖も含まれている

脱脂粉乳は、牛乳から脂肪分を抜いて水分を飛ばした粉末のことで、保存性がよく、タンパク質、脂質、炭水化物(糖質・食物繊維)の三大栄養素はもちろんのこと、牛乳と同じ成分が含まれており、高い栄養価を誇ります。

高い栄養価を誇る脱脂粉乳ですが、カロリーは牛乳の半分、脂質も牛乳と比べてかなり低くなっており、カロリーなどを気にする方には大変ありがたい存在です。また、脱脂粉乳や牛乳などの乳製品に含まれる「乳糖」(ラクトース)は、水分を含むと膨れる性質があることから、脱脂粉乳は、牛乳よりカロリーが低い上に腹持ちが良いです。

牛乳の代わりにお菓子作りに利用したり、お味噌汁に入れたり、パン生地に入れたりと用途がたくさんあるのも魅力です。

脱脂粉乳の味は?

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初回公開日:2018年04月17日

記載されている内容は2018年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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