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給食で脱脂粉乳が出ていた理由・栄養・味|いつからいつまで

更新日:2024年07月09日

まずい、くさいと言われることが多い、脱脂粉乳。年配の世代の方には給食の苦い思い出としても定着しているのではないでしょうか。この脱脂粉乳、どうして給食に出されていたのか、まずいけれど栄養価はどうなのかなど気になるところをご紹介します。

まずい・くさいなどと言われることの多い脱脂粉乳ですが、それほどまでにまずいのでしょうか。

脱脂粉乳はほんとうにまずいのか

脱脂粉乳と聞けば、まずい・くさい・飲みたくないとよく聞きます。その影響からか飲んだことのない人まで「まずい」、「飲みたくたない」と拒絶反応をおこしてしまうのではないでしょうか。

戦前からの飲まれていた歴史はあるものの毛嫌いされている脱脂粉乳ですが、脱脂粉乳は今でもスキムミルクの名称で販売されています。「脱脂粉乳なんて飲んだことがない」という人でもスキムミルクと聞けば、「飲んだことがある」と思うのではないでしょうか。

先にも述べましたが、脱脂粉乳は、牛乳から脂肪分を抜いて水分を飛ばしたものですので、味も香りも薄めた牛乳です。先入観にとらわれているだけで、飲んでみるとまずくもくさくもないという人が多いのではないでしょうか。中には、「スキムミルクなら美味しく飲んでいる」という人もいるでしょう。

昔の脱脂粉乳はまずかった?

脱脂粉乳はまずいという人たちは、給食で出された脱脂粉乳を飲んだ人に多くみられます。これは、もともと脱脂粉乳が戦後にアメリカから送られてきた支援物資だったため、輸送の際に傷んでしまっていたり、原料が粗悪なものであったり、製法が現在と異なっていたために、くさくてまずいものになってしまっていたのが原因です。

現在は、国内メーカーで製造されており、品質も向上し飲みやすくなっています。

脱脂粉乳ってどうやって作るの?

牛乳を高速で回転・分離させるとクリームができます。クリーム(生クリームやホイップクリームのこと)を分離したあとに残るものが「脱脂乳」(牛乳から脂肪が取り除かれた状態)です。その「脱脂乳」から水分と脂分を取り除いたものが「脱脂粉乳」となります。

ちなみに、クリームを撹拌し練って食塩を加えたものがバターとなります。また、牛乳から水分だけを取り除いたものを「全粉乳」と言います。

脱脂粉乳でヨーグルトが作れるか?

プレーンヨーグルトの原材料には主に「生乳」「牛乳」「乳製品」の3種類があり、これらがブレンドになっている製品もあります。

これらの原材料と乳酸菌で作られたものがヨーグルトで、生乳と乳酸菌から作られたヨーグルトは「生乳100%ヨーグルト」となります。乳製品であるヨーグルトを作るのに、乳製品が原材料とはどういうことかと思う方もいらっしゃるでしょうが、これは、脱脂粉乳や粉乳・濃縮乳・クリームなどの乳製品が原材料として使われるためです。

したがって、市販されているヨーグルトには脱脂粉乳が使われているものもあります。水分・脂肪分を抜いた脱脂粉乳から作られるヨーグルトは、「脂肪分ゼロ」と表示されたものになります。

脱脂粉乳でヨーグルトを作る

脱脂粉乳(スキムミルク)でヨーグルトを作るには色々な方法があります。その中の一つを紹介します。

脱脂粉乳はからだに悪いの?

栄養価も高く、牛乳と違って粉末で軽く、持ち運びがしやすいのも脱脂粉乳の魅力の一つです。また、値段も安く長期保存も可能とくれば良いところだらけの脱脂粉乳ですが、一方では安全性に問題があるのではないかという声も上がっています。

大きな理由は2つあります。それは、そもそも脱脂粉乳の元である「牛乳の危険性」と「加工過程上の危険性」です。以下、具体的にご紹介します。

牛乳そのものが危ない!?

「手軽にカルシウムが取れるものは」と聞かれると真っ先に牛乳を思い浮かべる方が多いでしょう。牛乳には、カルシウムの他にも三大栄養素と言われるタンパク質・脂質・炭水化物を始め、ミネラル・ビタミンもバランス良く含まれています。

牛乳は、このように栄養価が高いと言われる反面、危険な面もあると言われています。どういった理由があるのかご紹介します。

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初回公開日:2018年04月17日

記載されている内容は2018年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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