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金魚が動かない!水面近くや底で元気がないときの原因と対策を解説

更新日:2024年11月24日

金魚は比較的飼育しやすい魚といわれています。ですが実際に金魚の元気がないなと感じたとき、どのような対処をすれば良いのか迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。この記事では金魚の元気がなくなる原因やその対処法を説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

金魚を飼育する上で、日々の金魚の観察がとても重要です。観察をしていれば、金魚が水面や底で動かないといった症状にいち早く対応ができます。

金魚が1度病気になると治療して直すのは難しい上、時間もかかります。本格的に体調を崩してしまう前に対処を施せるよう、日々の観察を怠らないようにしましょう。

ここでは、金魚が動かないときにチェックしたいポイントを説明します。

エサを食べているかどうか

金魚の餌を水槽に入れた時、金魚が水面めがけて泳いでくるようであれば、それは金魚が健康な証拠です。

金魚は食欲旺盛な生き物なので、餌を与えても水面に上がってこない、食べないといった場合はかなり体調が悪いことが想定できます。

このような場合には早々に対処が必要な状況です。ここでの説明を参考に、早々に対処してあげてください。

不自然な動きがないかどうか

水中でゆったりと優雅に泳いでいれば、金魚の体調に問題はありません。体調が悪い場合には、水槽で動かない、突然暴れるように泳ぐといった不自然な動きをすることがあります。

水槽の隅っこで沈んだまま動かない状態は、現在の環境や体調に耐えている状態です。水槽の隅の水面で浮いている状態は、かなり体調が悪いときの症状となります。また、寄生虫が原因で突然暴れるように泳ぐこともあるようです。

日々の観察の中で、金魚に不自然な動きがないかチェックするようにしましょう。

見た目に異変はないかどうか

金魚の見た目のチェックポイントは以下の3つです。

・背びれがピンと張っているかどうか
・ひれがきれいな半透明になっているか
・体色や柄がはっきりしているか

背びれをピンと張っているかどうかは、金魚が健康かどうかを判断するポイントとなります。体調が悪いと、背びれをたたんでいる状態が長くなりがちです。背びれの張り具合はわかりやすいポイントなので、まずはこの点をチェックしてみてください。ただし、背びれのない品種については背びれのチェックはできないので、他のポイントでチェックしてみましょう。

各ひれがきれいな半透明になっているかどうかは、金魚が健康かどうかを判断するポイントとなります。例えば、金魚が尾腐れ病になると、ひれが白濁して欠けてしまうという症状が出てくるでしょう。また、充血がみられる場合もあります。各ひれの透明度についても、日々の観察でチェックしてみてください。

体色や柄がはっきりしているかどうかは、金魚が健康かどうかを判断するポイントとなります。色が薄くなったりぼやけたりといった症状が見られる場合、金魚が体調を崩している可能性があるでしょう。

室内飼育の場合、光りが十分に当たらないと体色が落ちる「色落ち」が発生しやすく、体調不良とのみわけが難しくなります。光が十分にあたる環境や、色揚げの餌をあげていても体色が落ちて行く場合は、病気の可能性が高いでしょう。

病気ではないとしても、「色落ち」している状態は免疫力が低くなっていますので、飼育環境に配慮してあげましょう。

出典:新しい金魚水槽|梨の木どうぶつ病院
参照:https://www.nashinoki-vet.com/column/2022/8199/

金魚が病気になっていたときの対処法

水面近くや水槽の底で動かない、ぎこちない泳ぎ方をするといった、金魚が普段とは異なる様子を見せた時、病気を疑う必要があります。ですが、体の見た目に具体的な症状が出ていなければ、薬浴するという判断はできません。

ここでは、金魚が病気かもと思った時、すぐにできる対処法について説明します。

塩水浴を試してみる

金魚が水面や水槽の底から動かない、あるいは元気がないなど、普段とは違う様子ではあるものの、きちんとした判断が出来ないときには「塩水浴」がおすすめです。

普段金魚は浸透圧の関係で、体に水分が入ってこないように調整が必要となります。ですが、水槽の中の飼育水が金魚の体の塩分濃度が近づけばこの調整にかかる負担が軽くなる分、体力回復に使うことが可能です。

塩水浴では金魚の病気は治せません。体調不良全般の対策となりますが、薬浴ができる症状が確認できた場合には、塩水浴ではなく薬浴の処置をとるようにしましょう。

塩水浴は約0.5%の塩分濃度の飼育水で、1週間を目途に行います。餌やりは不要です。そしてその間、毎日すべての飼育水の水換えをするようにしてください。

飼育環境を見直す

金魚を長生きさせるためには、飼育水、光のあたり具合、餌の与え方といった飼育環境を適切に管理、維持して行くことがポイントです。

飼育水が汚れたり酸素が不足したりすれば、金魚の体調は悪くなります。金魚にあたる光の量が少ないと、免疫低下などにつながります。餌を多く与えすぎれば、体調不良や水質悪化につながります。

金魚の体調が悪くなる前に、飼育環境に問題がないか見直してみましょう。飼育環境が整っていれば金魚が病気になることも防げ、長生きにつながります。

ここで説明した金魚が動かない原因を参考にして、良い環境で金魚を飼育するように心がけてみましょう。

金魚が動かないときは状況によって適切な対応をしよう

金魚が水面近くや底で動かない、元気がないときの原因と対策を説明してきました。金魚を健康に飼育するためには、整った飼育環境と毎日の観察が重要なポイントとなりそうです。

飼育環境では、飼育水の品質、複数の品種を1つの水槽で飼育する場合の注意点や光のあたり具合など、なるべく金魚にストレスを与えない飼育環境を整えてあげましょう。

日々観察している中で、金魚が水面などで動かない状態だったり、普段と違う泳ぎかたなどをしていたりするときは、何が原因となっているかを考えてみる必要があります。

金魚を最適な飼育方法で長生きさせるために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

初回公開日:2022年09月26日

記載されている内容は2022年09月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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