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ガジュマルは地植えにできる?育て方や季節ごとの管理方法なども解説

更新日:2024年06月20日

熱帯産の植物であるガジュマルですが、関東地方での地植えは可能なのでしょうか?本記事ではガジュマルの特徴や育て方を解説し、地植えについての注意点についても詳しく説明しています。ガジュマルを育ててみたい方、地植えに興味ある方はぜひ参考にしてください。

ガジュマルの栽培環境

では、ガジュマルはどのような環境で栽培するのが良いのでしょうか?

栽培する場所

屋外で育てる場合、真夏の強い日差しと冬の寒さ、霜に特に注意しましょう。ガジュマルは日光を好みますが、あまり直射日光に当たりすぎると葉やけを起こす可能性があります。

地植えをする際は、ほどほどの日当たりの場所を選ぶようにしましょう。また、冬は寒い風に当たって葉が傷んでしまわないように、風当たりの少ない場所がおすすめです。

室内で育てる場合、日光がよく当たった方が健康な株になるため、なるべく日光が当たる場所に置くようにしましょう。また、エアコンなどの風が当たるとガジュマルの葉が傷んでしまうため、直接当たらない場所に置くようにしましょう。

日当たり

日光を好むガジュマルですが、真夏の直射日光を当てると日光が強すぎて、葉焼けを起こしてしまう可能性があるので、地植えの際には特に注意が必要です。直射日光が当たらない場所に地植えをするか、遮光ネットや寒冷紗を使用して30%程度の遮光をすると良いでしょう。

屋内の場合、元気で健康な株に育てるためになるべく日光が当たる場所に置いてください。ただし、室内であっても直射日光を当てないように、レースカーテン越し程度の日光を当てるようにしましょう。

温度・湿度

ガジュマルは高湿、温暖な環境を好むため、湿度は70%以上、気温(室温)は20~30℃ほどの状態が理想的です。地植えで大きく育てたい場合は、最低でも15℃程度はあった方が良いでしょう。

ガジュマルの育て方

それでは具体的な育て方について解説していきます。鉢植え、地植えについてそれぞれ解説していますので、ぜひ参考にしてください。

水やり・肥料

・水やり
春~秋の気温の高い時期は、ガジュマルの生長期です。鉢植えの場合、土の表面が乾燥してきたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。

地植えの場合、基本的に2週間に一度くらい、7〜8月の高温の時期は1週間に一度くらいが良いでしょう。もっと生長させたい場合は毎日水やりをしてもかまいませんが、土が乾かないうちに水やりをすると根腐れを起こすので、よく観察する必要があります。

気温が低い時期は生長が緩慢になります。この時期は水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らしましょう。表面の土が乾燥して2~3日経過してから水やりをしてください。

もしガジュマルの葉が萎れたりするようであれば、水やりの回数を増やすなど調整しましょう。地植えの場合はほとんど水やりをせず、雨水のみでも問題なく越冬できます。

またガジュマルは高湿状態を好むので、霧吹きで直接ガジュマルに水分を吹きかける「葉水(はみず)」がおすすめです。乾燥する秋~冬にかけては、1日数回、葉の表だけでなく裏面や枝・幹など全体的にまんべんなく吹きかけてあげましょう。

・肥料
鉢植えも地植えも基本的に与える必要はありません。ただ、与えた方が生長が早くなりますので、もし与える場合は春〜秋の生長期に与えるのが良いでしょう。冬に与えてしまうとガジュマルの葉が肥料焼けをしてしまう可能性があります。

病害虫

ガジュマルは比較的病害虫に強い観葉植物ですが、ハダニやアブラムシ、カイガラムシなどが付着してしまう場合があります。

・ハダニ
黄緑や赤い褪色をした、0.5mmほどの小さな害虫で、葉の裏側に潜み吸汁します。空気が乾燥していると発生する場合があるので気をつけましょう。吸汁された箇所は白い斑点になり、そのまま放置しておくと枯れてしまうこともあります。またハダニは薬剤耐性が付きやすい虫のため、1度ですべて駆除するようにしましょう。

・アブラムシ
2~4mm程度の小さな害虫で、幼虫・成虫ともに葉や蕾などを吸汁します。群生している場合が多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があるので、見つけ次第ピンセットやティッシュなどで取り除いてあげましょう。

・カイガラムシ
3mm程度の小さな虫で、吸汁されると株が弱り、そのまま枯れてしまうことがあるのです。風通しが悪いと発生する場合があります。厄介なことにカイガラムシは殺虫剤が効かないことがあるため、歯ブラシでこすり落とすなど早めに対処する必要があります。

剪定

ガジュマルは生命力が強く、ぐんぐんと枝が伸びるため、定期的に剪定をする必要があります。全体のバランスを見て枝を切り戻しましょう。時期としては新芽が出やすい5〜6月頃が最適です。どこを切っても新芽が出るので、大胆に切ってしまいましょう。

またガジュマルは剪定したときに、切り口から白い樹液が出てくることがあります。素手で触るとかぶれる場合があるので、皮膚や衣服についたらすぐに洗い流しましょう。

植え替え

ガジュマルはずっと同じ鉢で育てていると、鉢が根でパンパンになり、根詰まりを起こす可能性があります。葉が黄色くなり、枯れてしまうこともありますので、数年に一度、1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。

水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れましょう。ガジュマルの植え替え時期は5~6月頃が最適です。

次のページ:【季節編】ガジュマルの管理方法

初回公開日:2022年10月03日

記載されている内容は2022年10月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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