ハクナマタタの意味や由来は?ライオンキングでの使われ方や類似した表現も紹介
更新日:2024年09月22日
「ハクナマタタ」という言葉をご存じでしょうか?ライオンキングを観たことがある方はもしかすると聞いたことがあるでしょう。しかし、詳しい意味や使い方を聞かれると答えられない人は多いのではないでしょうか。
本記事では「ハクナマタタ」の意味や語源、アルファベットでの表記について解説しています。また、ライオンキングにおいての使われ方や色々な類語についても取り上げています。
この記事を読むことで、ハクナマタタの意味や似ている言葉についての把握が可能です。日常で活用できる場面があったり、日々の生活の中でも新たな視点や発想が生まれたりするでしょう。
語彙力を高めて言葉の意味や幅を広げたい方や、不思議な響きを持つこの言葉について知りたい方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
ハクナマタタの意味
「ハクナマタタ」はディズニー映画やミュージカルで有名な、ライオンキングの劇中で登場して知られるようになった言葉です。
ハクナマタタには「心配ないさ」「大丈夫」「問題ない」という意味があります。
誰かを励ましたり、安心感を与えたりするときに用いられる言葉です。
hakuna matataの使い方と意味
出典: https://eow.alc.co.jp/search?q=hakuna+matata |
hakuna matata
〈スワヒリ語〉ハクナ・マタタ、何も問題ありません、大丈夫、無問題、気楽にいこう
由来はスワヒリ語
ハクナマタタはスワヒリ語にある言葉で、「大丈夫、心配ないよ」という表現です。英語の「No problem」にあたります。
スワヒリ語は東アフリカ沿岸地域の多くの民族の母語であるバントゥー諸語の1つです。アラビア語、ポルトガル語、トルコ語、インド系言語、マレー語、ペルシア語、英語などが混ざって形成されたと言われています。
アフリカ東岸部で国を越えて広く使われ、ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダでは公用語となっている言語です。
アルファベットでの表記
スワヒリ語はアルファベット表記することができます。ハクナマタタは「Hakuna Matata」となります。読み方もそのままローマ字読みです。
スワヒリ語は以前はアラビア文字表記でしたが、現在では公的な場面や教育ではアルファベット文字表記を用いています。ただ、イスラム教徒の私信などでは現在でもアラビア文字で書かれることがあります。
ライオンキングでの意味・使われ方
ハクナマタタはライオンキングにおいても重要な意味を持っています。作中では、長老ラフィキからプンバァとティモンに「ハクナマタタ」が教えられ、更にその2匹から主人公シンバに伝えられているのです。
シンバやその仲間たちはハクナ・マタタ(くよくよするな)な生き方を目指し、ハクナマタタの歌を唄いながら暮らします。
「過去にとらわれる必要はない、大切な友達がいるのだから、人生くよくよしないで悩まず生きよ」というのがハクナマタタです。
ハクナマタタと似た意味の言葉
ここでは「ハクナマタタ」と似た意味の言葉を見ていきましょう。
ハクナマタタが持っているような意味は共通の概念として、世界各国で色々な表現で存在しています。
なんくるないさ
沖縄県の方言に「なんくるないさ」という言葉があります。なんとかなるよ、あまり深刻にならずなるようになるさ、という意味で用いられることが多いです。
本来は「真(まくとぅ)そーけ=正しい事、真(誠)の事をすれば」のあとに「なんくるないさ」と続きます。つまり「くじけずに正しく歩むべく努力をすれば、いつか良い日がくるよ」という意味です。
真そーけー=(人として)正しい行いとしていれば、なんくるないさ=自然と(あるべきように)なるものだ。つまり、ちゃんと挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつかきっと報われて良い日がやってくるよ。
出典: https://www.e-bridal.tv/spot/okinawahougen_nankurunaisa |
という意味。
ケセラセラ(que será, será)
「ケセラセラ」は「なるようになる(Whatever will be, will be.)」と訳されることの多い言葉です。「人生は自分次第でどうにでもしていける」という前向きな意味があります。
ケセラセラはヒッチコック監督の映画「知りすぎていた男」の主題歌「Que Será, Será」として有名になりました。
スペイン語が語源と言われていますが、スペイン語ではこのような言い回しはされないようで、当時の楽曲タイトルとしての造語的な表現と考えられています。ただ、現在では有名になり一般的に利用されるようになっています。
ケセラセラ(西: Que Será, Será)とは、一般に「なるようになる」と和訳される言い回しです。
ケセラセラ(Que Será, Será)はスペイン語の語彙を用いて表現されていますが、元々スペイン語圏ではこのような言い回しはなかったようで、「ケセラセラ」は曲のタイトルとして考案された一種の造語的表現と解釈されています。
出典: https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B1%E3%82%BB%E3%83%A9... |
初回公開日:2017年12月21日
記載されている内容は2017年12月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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