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「統括」の意味と使用例3つ・統括はどんな役職か・「総括」との違い

更新日:2024年08月12日

ビジネスでは、「総括」や「統括」という言葉が良く使われています。似ている言葉なので、どちらを使うのが正しいのか迷う人も多いでしょう。「総括」と「統括」の違いや役職名として使われる場合についてご紹介していますので、使う時の参考にしてみてください。

「統括」とは

よく耳にする「統括」という言葉の、正しい意味や英語表現、類語を解説します。仕事などで「統括」という言葉をよく聞きます。例えば、チェーン店などでは「統括マネージャー」という役職で表現されます。

「統括」の意味

「統括」とは、別々のもの、ある事象を一つにまとめくくるという意味です。

辞書で「統括」を調べると「ばらばらのものを中心の一つにまとめてくくること」とあります
「統括」に使われている「統」の文字は、「一つつづきになっていること」「まとめ、おさめる」という意味を持っています。統の1文字をみてみても、おおよそ「統括」の意味が分かります。

ばらばらのものを中心の一つにまとめてくくること。 「全体を-する立場にある」 → 統轄(補説欄)

出典: https://www.weblio.jp/content/%E7%B5%B1%E6%8B%AC |

「統括」の英語表現

「統括」を英語で言う場合には、動詞は「preside」、名詞は「overall」もしくは「general」です。

「統括」の英語表現は使う対象によって変化するため、複数の表現があります。たくさんの部署をまとめる人を総括マネージャーのような表現には「overall」、統括管理責任者のような人には「general」を使うことが一般的です。

「統括」の類語

「統括」の類義語は、いずれの言葉もバラバラになっているものを、1つにまとめる意味となっています。ここでは、意味が違う3つの類義語を紹介します。

まず1つ目は「包括」です。包括はひっくるめて1つにまとめることの意味があります。2つ目は「統合」という言葉です。統合は、1つ以上のものを1つにまとめること。3つ目「は統制」で、これは権力を行使し、全体を支配するといった意味の言葉です。

「統括」の使用例

「統括」はいくつかのものをまとめて、1つにするという意味で使います。ここでは、「統括」という言葉が使われる分野について『「統括」はどのような分野で使われるか』を中心にご紹介します。

「統括」はどのような分野で使われるか

「統括」は一般的には、ビジネスや会社で使われることが多いでしょう。その他には、複数の事業や部門にまたがる組織、複数のリーダーがいる組織などにも使われます。

この「統括」という言葉は、行政事務でも使用されることがあります。それは、契約書や経営管理上の用語としても使用されています。この場合も、複数のものを取りまとめるという意味で利用されていることに、変わりはありません。

「統括」は事業を取りまとめる大事な役割

「統括」という言葉には、複数の部門や人などをまとめる、管理者という意味合いがあります。

もちろん人だけではなく、複数の部門・事業をまとめたり、エリアごとのリーダー・責任者をまとめてたりする役職にも使用されます。どちらの場合も、管理する役割を持つ仕事に使われています。

使用例1 部署名として使われる時

会社内の部署名に「統括」を使う場合には、複数の部署の全体バランスから事業の方向性、経費の調整などを行う部署につけられます。

「統括部」のように使われ、1つの事業で複数の部門が分かれているような組織形態をとっている会社で多く配置されています。

例えば、営業部門の中に営業1部、営業2部と分かれているような場合です。「統括部」は、それぞれの部署をまとめ、部門全体のバランスや調整のための管理部門となります。

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初回公開日:2018年01月19日

記載されている内容は2018年01月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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