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「アンタッチャブル」の3つの意味と使い方・語源や成り立ち

更新日:2024年07月21日

「アンタッチャブル」というと、日本ではお笑いコンビの印象が強いところがあります。もともとは英語で、ある自叙伝を元に作られた映画やテレビドラマが有名です。そんな「アンタッチャブル」の意味や語源、類語や使い方などについて紹介しています。ぜひ読んでみてください。

聞き覚えのある「アンタッチャブル」本当の意味は

「アンタッチャブル」という言葉はもともと英語の単語です。アンタッチャブルを英語で書くと「Untouchable」です。これを分解すると「Un」(できない・否定)「touch」(触る)「able」(できる・可能)となり、「触れることのできないもの」という意味になります。

その意味には、「触れることができないほど強いもの」、「触れてはいけないもの」という意味が含まれます。

アンタッチャブルの3つの意味

アンタッチャブルは「触れることのできないもの」「アメリカ連邦捜査局員(FBI)」「不可植民」という3つの意味を持ちます。

それぞれどういう由来でその意味を持つのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

意味1「触れることのできないもの」

「アンタッチャブル」という言葉はもともと英語の単語で「触れることのできないもの」という意味を持ちます。「触れることができないほど強いもの」は誰も手だしができないほど強い存在であることを表します。

「触れてはいけないもの」という意味ではむやみやたらに近づいたら痛い目を見るほどの相手であるという意味や、頭の硬い人物、信念が強い人物などに対してアンタッチャブルが使われることがあります。

意味2「アメリカの連邦捜査局員(FBI)」

アメリカ連邦捜査局員(FBI)が賄賂を受け取らなかったり、何度妨害しようとしても捜査をやり遂げようとする姿勢から、「アンタッチャブル」と言われています。違法なことをする犯罪者たちは忌々しく使っているのでしょうが、一般的には誉め言葉でしょう。

このようにFBIは、こちらの言いなりにはできない存在、賄賂も通じない相手ということで「手だしできない相手」、つまり「アンタッチャブル」と言われます。

意味3「不可触民」

インドには古くから「カースト制度」という制度があり、そのピラミッド型の身分制度の最下層からも外れている人々のことを「アンタッチャブル」や「アチュート」「アヴァルナ」、「アウトカースト」と呼ぶことがあります。

「不可触民」が「アンタッチャブル」と呼ばれていた理由は、彼らの行なっている仕事が汚物を片付ける清掃人など、不浄の職業とされたので最下層の人たちであると差別されたと言われています。

普段何気なく使っている外来語ですが、本当に意味を理解していますか。ニュアンスでなんとなく理解したような気になっていませんか。

外来語の意味を一度理解したいと思うかたにピッタリの一冊です。「すっきりわかる!超訳「カタカナ語」辞典」ぜひ、お読みになってみてください。

「アンタッチャブル」の使い方

日常生活やビジネスシーンでも多くの外来語が使われていますが、「アンタッチャブル」もその外来語の一つです。

ここでは「アンタッチャブル」の良い意味での使われ方、悪い意味での使われ方を学んでいきます。早速見ていきましょう。

良い意味で使う「アンタッチャブル」

これまで説明をしてきた、FBIを例に挙げたように「手出しをできない」という意味のアンタッチャブルの使われ方は良い意味とされています。非難のしようがないことや映画「アンタッチャブル」のように、手出しできないチームに対しても使われることのある言葉です。

犯罪者を取り締まる側の「アンタッチャブル」は、歓迎すべき存在でしょう。彼らが平和な生活、治安を守っているのだということは忘れることはできません。

悪い意味で使う「アンタッチャブル」

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初回公開日:2018年02月28日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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