「インテグラル」の意味と使い方・語源・数学・経営学|積分/丸
更新日:2024年09月01日
インテグラルアーキテクチャー
上記で紹介したように、インテグラルアーキテクチャーは要素間の相互依存が高い構造となっている製品アーキテクチャーです。ここではインテグラルアーキテクチャーのメリット、デメリットについて説明します。
まずインテグラルアーキテクチャーのメリットは、製品が完成すると高品質で高性能な製品となり、模倣がしづらいのでその製品が市場地位を確保できれば長い期間にわたって地位が維持されます。一方デメリットとしては、部品間の調整が必要なため、製品開発にコストと時間がかかる恐れがあります。
ちなみにモジュラー型アーキテクチャーとインテグラルアーキテクチャーを比較する場合、どのような製品を開発するかにもよりますが、その企業の組織形態にどちらのアーキテクチャーが適しているかの判断も重要です。分業型の組織にはモジュラー型、他部門の連携が密で互いの弱みを補い合うことが可能ならインテグラル型が適しています。
「インテグラル」と「dx」の意味の違い
ここでは積分法での図形的な考え方について説明します。積分記号∫とdxはそれぞれどのような意味を持つのか見ていきましょう。最初に、∫は積分法での区間面積の総和を意味し、dxはその構成要素です。上記のインテグラルアーキテクチャーと考え方が共通しています。自動車を例にすると、完成品の自動車が∫、その自動車のひとつひとつの構成要素がdxです。
このように、積分法による面積という定量分析手法が製品開発において応用されていることが確認できます。積分法は計算過程を体験するとより深く理解が進むので、興味のある方は調べてみましょう。
dx
積分法の記号dxについて補足します。このdxは∫とセットで用いられますが、dxを記入しないと面積の範囲条件が存在しないことになり、面積が求める事ができなくなります。数式記号にはそこに記述されている意味があるので、しっかり把握しましょう。
インテグラルの使いこなし方のまとめ
インテグラルの意味と使い方、数学と経営学それぞれの意味について説明してきました。積分法などの計算式の記号から日常生活での意外な名称など、抽象的な概念の語句なので、難しく感じる部分もありますが、本記事を足掛かりとして知識を深めて下さい。
初回公開日:2018年02月21日
記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。