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2018年01月13日

「かくかくしかじか」の意味と使い方・語源・返し方|古語

「かくかくしかじか」という言葉を知っていますか?言葉の響き的には何となく面白い感じですが、言葉としての意味を持ちます。この言葉には返答が存在するのですが、それら言葉も響きが面白い感じになっています。「かくかくしかじか」の意味を正しく知っておきましょう!

「かくかくしかじか」の意味とは?

「かくかくしかじか」の意味と使い方・語源・返し方|古語

「かくかくしかじか」は、字面的には面白い印象ですが、意味がよく分からない人も少なくない言葉とされています。何となく言葉の響きが良い・面白いために意味もなく使いたくなるような言葉とされますが、意味もなく何となく使ったとしても、その使い方は「かくかくしかじか」の意味的に間違った使い方にならないこともあります。

何かと使える言葉なので、意味を知っておきましょう。

意味

「かくかくしかじか」の意味は、内容を具体的に話さず、その具体的な内容の部分の代用として用いる表現です。すなわち、話を省略したい時に使います。説明したら長くなるから、そこを「かくかくしかじか」として、結論だけを述べるといった使い方がされます。「かくかくしかじか」=「こうこうこういうわけで(いろいろあって)」といったニュアンスです。

使い方の例

たとえば、遅れた理由について話す時、具体的に話すとすれば「寝坊して・着替えて・歯を磨こうとしたら服に歯磨き粉が飛んで・それを綺麗にして・身支度を適当に済ませて・靴を履こうとしたら靴下が部屋着用のままで・靴下換えて・急いで来たが遅れてしまった」といった感じになります。遅刻理由は人それぞれですが、今回は小さな不都合が何度か起きた設定にしました。

これを説明する時に「かくかくしかじか」を使えば、「かくかくしかじかで遅れてしまった」となります。この「かくかくしかじか」の部分に、「寝坊して〜靴下換えて」までが詰まっている感じです。しかしながら、具体的に話した方が良い場面であれば、ちゃんと話しましょう。「かくかくしかじか」で省略しても良い時は、相手にとってどうでも良いことだけです。

「かくかくしかじか」の漢字は?漢字の意味を見てみよう!

「かくかくしかじか」の意味と使い方・語源・返し方|古語

「かくかくしかじか」を漢字にすると、「斯々然々」あるいは「斯斯然然」になります。「しかじか」の部分は「云々(云云)」という漢字にもできますが、基本的には「然々(然然)」です。

斯々(斯斯)

「斯々(斯斯)」は通常「斯く斯く」の形で、意味は「しかじか」と「これこれ」のことだと説明されます。「しかじか」は「然々」のことですが、「これこれ」の意味は「これの言葉で示せることがいくつもある時に1つにまとめた語」で、たとえば「これ」と「これ」と「これ」があって、といった時に「これこれの問題があって」などの形で使います。

然々(然然)

「然々(然然)」の意味は、「繰り返し言わない時・分かり切った内容を一々言わない時・不要な内容を省略する時などに代用する表現」です。「然々」の意味は、もう1つの漢字「云々(云々)」で説明されることもあり、この「云々」は「しかじか」または「うんぬん」と読みます。

「うんぬん」と読んだ時には「(それについて)いろいろ言う」の意味を持ちますが、「しかじか」と読む場合は「省略する内容の代用」という「然々」と同じ意味になります。しかしながら「云」の漢字には、「しか」の読み方がありません。「然」の漢字には表外読みながらも「しか」の読み方があるため、基本的には「然々(然然)」の漢字表記が用いられています。

斯々然々(斯斯然然)

「かくかくしかじか」の意味と使い方・語源・返し方|古語

「斯々然々」の漢字としての意味を踏まえて考えてみると、「言わない内容の部分を埋める代わり」が「かくかくしかじか」であると言えます。

その内容を言わない理由は状況によりさまざまで、わざわざ言う必要がない・前に言ったので再度言わない・そもそも言うまでのことではないため言わない、などです。それら理由によって「言わない内容」とすると場合は、そこを「かくかくしかじか」の言葉で代用します。

「かくかくしかじか」の語源は?

「かくかくしかじか」の意味と使い方・語源・返し方|古語

「かくかくしかじか」の語源は、先ほどお伝えした漢字で見た時の意味にあります。「斯々」も「然々」も「省略する時の代用」といった同じ意味でしたが、それらを合わせた言葉が「かくかくしかじか」です。同じ意味同士なので、組み合わさって「かくかくしかじか」となった時にも意味は変わりません。

古語で言う「かくかくしかじか」の意味は?

「かくかくしかじか」の意味と使い方・語源・返し方|古語

「かくかくしかじか」という言葉がいつ頃から用いられていたのかは分かっていませんが、古くても江戸時代頃からは、すでに使用されていたと考えられています。当時は「しかじかかくかく」とも言われていたといいます。また、「しかじか」は古い時代、「しかしか」と言われていたという説もあります。

「かくかくしかじか」の返答とされる言葉の意味!

「かくかくしかじか」の意味と使い方・語源・返し方|古語

「かくかくしかじか」の返答には、いくつかのレパートリーが存在しますが、ここではよく挙げられる返答となる言葉をご紹介していきます。返答と言っても特別な意味があるわけではなく、語呂の良い響きとしての返しになります。

かくかくうまうま

「かくかくうまうま」は、「かくかくしかじか」の「しかじか」を「うまうま」に変えたものです。「しかじか」を「鹿」として、「馬」=「うまうま」と返すダジャレ的なものだと言われています。「馬鹿」という言葉がありますが、これも「鹿」と「馬」で成り立っています。

これこれうまうま

「うまうま」に関しては、「旨旨」という言葉もあります。しかしながら、この意味は「相手を出し抜き、巧みにことを運ぶ」なので、「かくかくしかじか」の返答としては意味が合いません。そのため、「かくかくうまうま」や「これこれうまうま」の「うまうま」は、ダジャレ的なもの・響き的に取り入れられたものと考えれば問題ないでしょう。

「これこれ」という言葉には、「しかじか」の意味を持つ「此此・是是(これこれ)」があります。「しかじか」と同じ意味ですので、「省略の代用」ということになりますが、「かくかくしかじか」の返答としては「うまうま」同様に、言葉の意味としてはそれほど意味がないと言えます。

まるまるくまぐま

「まるまるくまぐま」は、分解すると「まるまる」と「くまぐま」になります。そして、それぞれの読み方に当てはまる漢字にすると「丸々(丸丸)」と「隈々(隈隈)」になります。

「丸々」は「あることを伏せて示す符号・完全に・太っている」などの意味で、「隈々」の意味は「あちこちの隅(すみ)」です。

「まるまる」の「あることを伏せて示す符号」としては「かくかくしかじか」と意味的に合う節もありますが、他の返答と同様に、「まるまるくまぐま」にも言葉としての意味はあまりないと考えられています。

まるまるうまうま

「まるまるうまうま」は、「丸々」と「馬」の「うまうま」で構成されています。これまでと同じく、言葉としての意味はあまりないと考えられるため、「丸々」や「馬」の言葉にある意味は気にしなくて良いと言えます。

「かくかくしかじか」の返答として、どの言葉が正しいというのは定まっていませんので、どれでも良いと考えられます。しかしながら、「かくかくしかじかでこうなりました」に対して「これこれうまうまでそうなったんですね」といったやりとりは、あまりされません。そのため、返答に関しては面白い知識くらいに収めておけば良いと考えられています。

「かくかくしかじか」やその返答は使える時に使ってみよう!

「かくかくしかじか」の意味と使い方・語源・返し方|古語

「かくかくしかじか」は、現代においてはあまり使われなくなりましたが、「説明する内容を省略する際の代用」という意味を持つ言葉および表現で、その内容を言う必要がない・言いたくない・言っても相手にとってはどうでもいいこと・前に行ったので再度は言わないといった時に使用することができます。

「かくかくしかじか」と返答として「これこれうまうま」などの言葉が存在していますが、これらは言葉としての意味はなく、語呂合わせでの返答になります。つまり、言葉遊びのようなものです。

そのため、「かくかくしかじか」の返答に関してはビジネスシーンに向かないと言えます。「かくかくしかじか」は使えますが、返答の言葉は言葉遊びとして、使える時に使ってみると面白いでしょう。

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