「至らない」の意味と正しい使い方とは?例文や類語もあわせて紹介
更新日:2024年07月21日
「至らない」はイベントごとの挨拶(お正月の年賀状、結婚式、引越し先の大家さんなど)にも使うことができます。
意味としては、
・配慮が足りていないですが
・未熟ですが
などがあります。
・至らないところもあるかと存じますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
・至らない点も多々ありますが、ご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
などのように使います。
使える場面は、年賀状、結婚式のスピーチ、結婚の報告、出産の報告などがあります。
謝罪の言葉で使う
上の2つは、「自分をへりくだって」「未熟者ですが」の意味で使いますが、「至らない」は、さらに謝罪の言葉としても使うことができます。
意味としては、
・あなたの要望するところまで、到達することができなかった。
・自分が未熟者のせいで失敗してしまった。
のようなニュアンスです。
・至らないばかりに、大変失礼をいたしました。
・至らない点ばかりで申し訳ございません。
のように使います。
使える場面は、上司、取引先、義親、大勢の前で謝罪をするとき、のようなシチュエーションなどです。
感謝をする時に使う
「至らない」は感謝やお礼を述べる時に使います。
意味としては、
・自分の力は足りませんでしたが
と謙遜を表しています。
・至らない点が多くございましたが、みなさまのおかげでイベントを無事終わらせることができました。
このように、相手にしてもらったことに対して、自分の立場を下に置き謙遜の表現を使うことで、相手のおかげで物事を達成できたと感謝を伝えます。
「到達できない」という意味合いで使う
「至らない」は、実際に目標地点や、目標の状態に到達できていない、という意味で使います。
・目的地に至らなかった
・問題の解決には至らなかった
このように、行き届かなかった状態を表現しており、ここには謙遜の「不十分だ」「未熟だ」の意味は含まれません。
「至らない」の例文
「至らない」の意味と使い方を解説しました。本章では、実際にどのように使うのか例文を紹介していきます。
「まだまだ至らない」を使った例文
「まだまだ至らない」を、「新任の挨拶」や「結婚式のスピーチ」で使うときの例文と意味を紹介します。
「至らない私」と言うなど、未熟であることを謙遜する表現です。「至らない」だけでも謙遜の意味ですが、「まだまだ」をつけることで、さらに謙遜のニュアンスを強く出しています。
・新任の挨拶の場合
まだまだ至らない私ですが、ご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
意味:来たばかりで何もわからない未熟な自分ですが、いろいろと教えてください、よろしくお願いします。
・結婚式のスピーチの場合
・まだまだ至らない私たちですが、幸せな家庭を築いてまいりたいと思います。
意味:礼儀や世間を知らない未熟者の自分たちですが、幸せに暮らしていきたいと思います。
「至らない点」を使った例文
「至らない点」を「仕事の新任」「年賀状の挨拶」で使うときの例文と意味を紹介します。この言葉は、ビジネスの場合、新入社員からベテラン社員まで使うことができます。年賀状の場合でも、仕事関係、尊敬する大切な人へなど、誰にでも使うことができます。
・仕事の新任の場合
至らぬ点もあるかと思いますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
意味:新しい場所で、まだ慣れていなく、みなさんに迷惑をかけることもありますが、精一杯頑張ります。みなさん、チームメイトとしてよろしくお願いします。
・年賀状の場合
至らない点もあるかと存じますが、今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。
意味:去年は大変お世話になりました。新年、気分を新たに頑張ります。また何か迷惑をかけることもありますが、今年もよろしくお願いします。
「至らないばかりに」を使った例文
「至らないばかりに」を「上司」と「取引相手」に使う場合の例文と意味を紹介します。「至らないばかりに」は、謝罪をしたいときに使います。
・上司へ使う場合
わたしが至らないばかりにご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
意味:私の不注意、判断ミスのせいで、結果的に迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。
・取引相手へ使う場合
至らないばかりに大変失礼いたしました。心よりお詫びを申し上げます。
意味:こちら側の不注意、ミスのせいで迷惑をかけてしまい、大変反省しております。もう2度とこのようなミスが起きないように努めていきますので、今後も変わらずのお取引をお願いします。
「至らない」の類語の意味は?
「至らない」の類語はどういったものがあるのでしょうか。謙遜の意味で同様に使われる言葉を紹介します。
若輩
初回公開日:2018年01月10日
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