「マルシェ」の意味と使い方・フリマとの違い|フェンシング
更新日:2024年10月20日
違いは?
「フリマ」では、「中古品・不用品」を取り扱います。一方の「マルシェ」では、「中古品・不用品ではない商品」を販売します。また、「フリマ」は英語ですが「マルシェ」はフランス語で、フランス語で「蚤の市(flea market=フリマ)」を表す時には「Marché aux puces」と言います。
「バザール」とは違う?意味を比較!
「バザール」は「バザー」とも言いますが、日本においては「フリマ」と間違えられやすいです。「フリマ」と「マルシェ」が同じものだと勘違いされやすいことから、「マルシェ」の言葉を正しく使うためには、「フリマ」と混同されやすい「バザール」との違いも確認しておいた方が良いでしょう。
「バザール」および「バザー」と「マルシェ」の違いを、ご紹介していきます。
バザールって?
「バザール(bazar・bazaar)」の意味は、「店の大売り出し・特売会・それらを行う特設会場」です。読み方は「バザー」とも言い、「イスラム圏の街頭市場」を意味する言葉から派生したペルシャ語「bazar(意味:市場)」が語源とされます。
「バザール」と「バザー」は同じことですが、日本では「バザー」をよく使います。日本における「バザー」の意味は「大売り出し・慈善市」で、本来は同じ意味を持つ「バザール」にはそれらの意味を付けて使用することがあまりないです。
違いは?
「バザール」の語源は「市場」でしたが、「バザール・バザー」は「大売り出し・特売会」あるいは「それらを開いている場所」の意味で使用されています。「マルシェ」は「市場」なので、「大売り出し」を行っている・行っていないは関係なく、単に「市場」を意味する言葉です。
つまり、「マルシェ」は単に「商品を販売」する「市場」のことを意味し、「バザール」は「大売り出し」や「特売会」そして「それらを行っている会場」といった「いつもより安く販売する市」のこと表しており、「フリマ」は「不用品や中古品」を「売買・交換する市」のことを表す言葉ということになります。
旅行に行ったら寄ってみたい?本場のマルシェ事情!
「マルシェ」はフランス語なので、「マルシェ」と言えばフランスになりますが、フランスの中でも首都であるパリでは、毎日どこかで「マルシェ」が開かれているそうです。パリは東京のように地区によって雰囲気に違いがあるますが、「マルシェ」も地区によって雰囲気が変わってきます。
旅行中であれば、パリ中心部の「マルシェ」がされます。その理由は、比較的に治安が良いからです。庶民的な地域では移民が多いため、安いお店が多くあります。エキゾチックさを感じられる商品が多いことは魅力ですが、スリの危険性が中心部よりは高くなるため、荷物のことさえ気を付ければ楽しめるようになります。
「マルシェ」と似た言葉の意味をハッキリ分けて使おう!
日本では「フリマ」や「バザー」の方が馴染みのある言葉になりますが、「マルシェ」という言葉も使われていないわけではありません。人通りが多くて、目に留まりやすい場所でも見かけたりします。これら3つの言葉は、外国語に関心のない日本人からすると、意味の違いが分かりにくいこともありますが、全く違います。
「フリマ」は「中古品や不用品を売買・交換する市」であり、「バザー」は「大売り出しや特売会のこと」です。「マルシェ」は単に「市場」のことであり、「物を販売する市」を表します。販売するのは中古品や不用品ではない物で、特売会でもないため、「フリマ・バザー・マルシェ」は違う意味になります。
「フリマ」や「バザー(バザール)」と意味を混合しないように気を付けながら、「マルシェ」の意味を正しく捉え、正しく使いましょう。
初回公開日:2018年01月27日
記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。