ノクターンとは
「ノクターン」は、作品を分類する時に使う用語ではなく、作曲家が「ノクターン」というタイトルを付ければ、その曲は「ノクターン」となります。
ノクターンとは、基本的にはピアノの独奏で、リリックなメロディーラインを持つ、あまり長大ではない曲のことを意味している場合が多いです。
なぜ「夜想曲」というのか
「ノクターン」は日本語で「夜想曲」と書かれます。「ノクターン」は「夜を想う曲」という字そのまま「夜を想いながらゆったりと弾く曲」として作曲されています。ピアノの独奏で、メロディーラインがリリックでゆったりとしたリズムの曲が多い傾向があります。
ノクターンの語源
ノクターン「nocturne」の語源は、ラテン語です。ラテン語で「夜」は「ノクス」そして「ノクス」を複数形にしたものが「ノクティノス」これが英語に訛って、ノクターン「nocturne」となったと言われています。
フランス語では「夜想曲」を「ノクチュルヌ」と発音します。
ノクターンとはどんな音楽なのか
ノクターンの形式
「ノクターン」という言葉には明確な意味や定義がある訳ではなく、タイトルに「ノクターン」「夜想曲」と入っているものが「ノクターン」です。
ノクターンの意味や定義は不明確ですが、基本的にはピアノの独奏で、リリックなメロディーラインを持ち、短めの曲が多いと言われています。
ノクターンの創始者
「ノクターン」は、アイルランド出身の作曲家「ジョン・フィールド」が、自身が作曲したピアノの小曲に対して名付けた名前だとされています。
ジョン・フィールドは、19世紀の初め頃、フランス革命から第一次世界大戦前にかけて活躍し、ピアノの小曲を20曲程度作曲しています。
ノクターンで有名な作品
ノクターンで有名な作曲家はショパンです。「ノクターン 第2番 変ホ長調Op.9-2」が有名ですが、ショパンは他にも遺作である「ノクターン 嬰ハ短調」など、多数のノクターンを作曲しています。
第1:ショパンのノクターン
ショパンのノクターンとして有名なのは「夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2」です。ショパンは自身が作曲した多くの曲に「ノクターン」というタイトルをつけました。
曲名に付けられている「Op」とは、「オーパス」と発音し、ピアノの小曲などに付けられることが多い作品番号と呼ばれるものです。出版された順番にOp1、Op2、という形で付けて行きます。作曲家自身が自分の作品を整理するためにつけています。
レビュー投稿を見て購入しましたが、期待に違わず、素晴らしい演奏です。ポリーニ、アシュケナージ、マガロフそれぞれ良い演奏と思いますが、これらの演奏と比べて、これほど感情がこもった演奏は類を見ません。とにかく素晴らしい。
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第2:リストのノクターン