「ご息女」の意味都使い方・読み方・「様」をつけても良いのか
更新日:2024年08月28日
「ご息女」の男の場合の言い方
相手の子供が、女の子ではなくて男の子の場合は、「ご子息」という言い方があります。
「ご子息」とは、子供を意味する「子息」に、接頭辞の「御」をつけて、「ご子息」になります。相手の息子さんのことを丁寧にした言葉が「ご子息」です。「子息」という言葉の意味は子供だからといって、「ご子息」を女の子に使ってはいけません。かならず男の子にだけ使います。
「ご子息」の類語として、「ご令息」という語がありますが、一般的には「ご子息」が使われているので、「ご子息」を使ったほうが無難といえるでしょう。
「ご子息」は敬語です
「ご子息」が、「ご息女」と同じく敬語ですから、間違っても自分の息子の呼称として使ってはいけません。上司や顧客などの自分より目上の方か、敬意を表すべき愛低に対して使います。
「ご子息」の代わりに、「息子さん」など親しみをこめながらも丁寧にした言い方を聞くことがありますが、目上の方に対して適した言い方ではありません。親しい間柄で、少しフランクな言葉遣いをしてもいい相手ならば、「息子さん」と使っても構わないでしょう。しかし取引先の相手などに、「息子さん」という言い方は無礼になりますから、「ご子息」を使いましょう。
「ご息女」の敬語の使い方
「ご息女」はすでに敬語ですので、目上の方の娘さんを呼ぶときに、そのまま使えばいいです。「しばらくご息女にお会いしてませんが、お元気でいらっしゃいますか」のように使うことができます。
このような言い方で相手には十分敬意を表しているのですが、一般的には、「ご息女」のままつかうと無礼に聞こえるという風潮があります。そのため、「ご息女様はおげんきでいらっしゃいますか」と言ったほうが耳なじみがいいということがいえるでしょう。
相手を選んで、使い方に気をつけながら、「ご息女」という言葉を使いましょう。
「ご息女」の対義語
「ご息女」の対義語は、「ご子息」です。
「ご息女」が他人の女児を敬った言い方ならば、他人の男児を敬った言い方が「ご子息」だからです。
「ご子息」の類語に「お坊ちゃん」や「坊や」がありますが、これはかなり砕けた言い方ですし、「貴公子」は両家のご子息という意味がありますが、この言葉自体に尊敬の意味はありません。「御曹司」というのは尊敬語ではありますが、両家の子息という意味合いが強まり、「ご息女」の対義語にはなりません。
他人の子供を敬った言い方というニュートラルな意味からすれば、「ご息女」の対義語は、「ご子息」になります。
もうこれで「ご息女」を自信を持って使えますね
「ご息女」の意味から始まり、その使い方をシーン別に見てきました。また「ご息女」の類語や、子供が男のこの場合の「ご子息」という言い方まで、幅広く「ご息女」という言葉を検証しました。
相手の娘さんを敬った言い方である「ご息女」は、会話でも、手紙や電報などの文書でも、いろいろなところで使えます。またその娘さんの年齢にも関係なく使えるので、話し相手や手紙を送る相手の子供が女性だとわかったら、自信を持って「ご息女」を使いましょう。
初回公開日:2018年02月16日
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