「ぐだぐだ」の意味と使い方・類語・語源・言い回し方|敬語
更新日:2024年09月24日
「ぐだぐだ」の意味と使い方
「ぐだぐだ」という言葉、使うことはあるが、どんな意味かと聞かれるとわからない人も多いのではないでしょうか。
「ぐだぐだしているんだよ」と言われると、なんとなく意味は分かってもらえるのですが、この記事を参考にぐだぐだという言葉の意味と、その使い方について見ていきましょう。
「ぐだぐだ」の意味
「ぐだぐだ」という言葉には、大きくわけて2つの意味があります。1つ目の意味は、同じことを何度も繰り返す、つまらないことを長くしゃべり続けていることなどを表しています。こちらは、しつこい話やくどくどしているなどとのような意味も含んでいます。
「ぐだぐだ」の2つ目の意味は、やる気のない様子、しまりのない様子、めりはりがなくだらけている、だらだらしている、といった怠惰な人の様子を表しています。
「ぐだぐだ」の使い方
「ぐだぐだ」の意味の1つ目は、しつこいといった意味も含んでいますので、使い方としては「学校の朝礼での校長先生の話は、ぐだぐだしていてつまらない」、「ぐだぐだして何を話したいのかさっぱり分からない」といったような使い方をします。
「ぐだぐだ」の2つ目の意味で使う場合には、怠惰な様子を表しているので、「ぐだぐだしているね」とか、「ぐだぐだした生活」や「休日だから思いっきりぐだぐだしていた」などだらけた様子を表す使い方をします。
「ぐだぐだ」は成果と結びつかない
注意したいのが、ぐだぐだという言葉を使う場合には、たいてい成果がないことを表しているということです。
なので、「ぐだぐだした会議だったけれど結果的に良かった」というようなことはたいていはなく、「ぐだぐだしていてなんとか結果が決まった」というような、消極的なニュアンスになることが多いです。
そもそもぐだぐだというのが、実りのない会話、成果がない会話、さらに収集のつかない状態などを表している言葉ですので、ぐだぐだしていたけれど結果的に良くなった、ということはほとんどないでしょう。
ですから「ぐだぐだした会議」といった場合には、成果や進展がなく、ただ時間を浪費しただけの非常に苦痛な時間だった、というようなニュアンスになってしまいますので、ぐだぐだの使い方には注意しましょう。
「ぐだぐだ」の類語
「ぐだぐだ」の類語として愚痴や不満を垂れ流している場合、ぐだぐだ言っているときには「不満たらたら」や「ぶつくさ言う」、「しょうもないことを言い続ける」、「不平不満を言う」といった言葉が類語として挙げられます。
「ぐだぐだ」している態度だった場合には、「しまりのない態度」や「気が抜けている」、「腑抜けている」や「だらけている」といった言葉が類語となります。
「ぐだぐだ」の言い回し方
「ぐだぐだ」の言い回しとしては、うまくいかない状況を表しています。そのためスムーズに事が運ばずにぐだぐだする、段取りが悪くてぐだぐだした、ぐだぐだして手際が悪かった、というような言い回しをすることがあります。
特定の人物をしめして、「モタモタしていたせいでぐだぐだした」というような言い回しもありますが、どちらの言い回しにしてもかなりネガティブなイメージを受け手にもたらします。
「ぐだぐだ」の語源
「ぐだぐだ」という言葉ですが、語源として考えられている1つの説を紹介します。
まず、くだくだしい、という言葉をご存じでしょうか。「くだくだしい」という言葉の意味は、しまりがない、収集がつかない、まとまらないことを表しています。
意味として、「ぐだぐだ」と似通っていますが、「ぐだぐだ」という言葉はくだくだしい、という言葉の擬音語である可能性があります。
「くだくだしい」という言葉はくだらない、という言葉から来ているとも言われています。そのため「くだらない」という言葉が「くだくだしい」となり、「ぐだぐだ」という言葉が生まれた、という説です。
より使いやすい言葉として「ぐだぐだ」という言葉になったと考えられています。
「ぐだる」という言葉
若い年代の人たちは、「ぐだぐだ」とも言わないことがあります。ぐだぐだの代わりに使うのが「ぐだる」という言葉です。
「ぐだぐだ」をさらに簡略化し、かつ使いやすくしていると考えられます。「ぐだる」の使い方は、「話が長すぎてぐだった」や「明日は休みだからぐだる」などといったもので、基本的に「ぐだぐだ」の使い方と変わらないでしょう。
初回公開日:2018年04月05日
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