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「ぐだぐだ」の意味と使い方・類語・語源・言い回し方|敬語

更新日:2024年04月12日

なんとなく使っている言葉ってありますよね。たとえば「ぐだぐだ」という言葉、「ぐだぐだしてる」や「ぐだる」など使っている人も多いのですが、きちんと意味を分かっているかというと怪しい人もいるでしょう。今回は「ぐだぐだ」の意味や使い方などについて紹介します。

「ぐだぐだ」の敬語での言い方

「ぐだぐだ」という言葉は、くだらないという言葉から派生した「くだくだしい」が語源ではないかという説を紹介しました。そのため、とくに敬語らしい敬語というのはないでしょう。

少し言葉は変わってしまうのですが、「冗長」という言葉がぐだぐだと似た意味のある敬語として使えるでしょう。「冗長」という言葉の意味は、むだなことが多くて長いことや、無駄の多いあり様などを表しています。

そのため、敬語で使いたい場合にはぐだぐだではなく「冗長な会議でした」や「冗長していました」といったような丁寧な言い回しをすることができます。

または、「冗長化していました」や「冗長な話でした」、「冗長な挨拶でした」といった言い回しができるでしょう。言い方は丁寧なのですが、意味としては無駄な話が多かった、意味のない話が多い挨拶、面白みのない状態、といった内容になります。

「ぐだぐだ」の対義語

ぐだぐだの対義語ですが、ぐだぐだの意味が2つあるので、まずは1つ目のしつこい、くどくどしいといった意味での対義語から見ていきましょう。

「あっさりしている」や「簡潔な話」、「筋道を立て、話す」といったように短く、かつ分かりやすく話をするといった言葉があるでしょう。

ぐだぐだの2つ目の意味、だらけているような状態を表しているという意味の対義語としては「有意義な」や「合理的な」、「てきぱきしている」、「手際が良い」などといった言葉が対義語としてあるでしょう。

「ぐだぐだ」の方言

現在では、どこの地方と特定することもなく全国的にぐだぐだという言葉は使われているのですが、方言として「ぐだぐだ」が存在している地域もありますので紹介します。

石川県では、ぺちゃくちゃ話す様子を「くたくた」、群馬県では、まとまりのない話やくどいことを「くだくだ」、島根県では、小言や不満をくどくど言うことなどを「ぐだぐだ」という表現をしています。

また、福岡県では、くどくどとしつこいことを「ぐだぐだ」、愛媛県では、しつこいあり様を「ぐどぐど」のように意味は同じですが、地域により表現が少し異なります。

ネットスラングでの「ぐだぐだ」の使われ方

ぐだぐだという言葉は、ネットスラングとして誕生したのではないか、とも言われています。ネットではしばしば短い言葉に略して使われることが多いため、くだくだしいをぐだぐだ、という言葉に略したのではないか、という説です。

ネットにおいてぐだぐだ、という言葉は「gdgd」といった使い方をすることが多いです。ぐだぐだと書くのではなく、ローマ字で「gudaguda」と打ち込むのを面倒くさがったために頭の文字だけをとって「gdgd」と略して書いています。「gdgdだな」と書かれていれば、ぐだぐだだな、という感想になります。

ネットではしばしばこういった略語が多く登場しており、ワクワクしているときは「wkwk」(wakuwakuの略)と書いたりします。「あけおめ」というのも有名です。「あけましておめでとうございます」という新年のはじまりの言葉を全部入力するのが面倒臭いということから誕生した言葉です。

「ぐだお」と「ぐだ子」

ぐだぐだ、という言葉を使った「ぐだぐだオーダー」とも呼ばれているスマートフォン専用ロールプレイングゲームがあります。正式名称は「Fate/Grand Order」で、人気作品「Fate」のスマートフォン用のゲームです。

こちらの「Fate/Grand Order」のサポート漫画として「ぐだぐだオーダー」という作品があり、「Fate/GrandOrder」の男主人公を「ぐだお」、女主人公が「ぐだ子」といった紹介がされていたことでこのように呼ばれています。

仕事での「ぐだぐだ」の意味

仕事で「ぐだぐだ」という言葉を使うことがあります。会社によっては2〜3時間会議を行うことがありますが、そういった会議できちんとした成果があるならば良いのですが、そうではなかった場合に「ぐだぐだ」した会議だったというように使うことがあります。

「ぐだぐだ」の意味としては同じことを何度も繰り返し、無駄だと分かっているけれど、仕事だから仕方なく行っているというような意味になります。

計画性がある、合理的、といったような言葉とは反対の意味になるのが「ぐだぐだ」という言葉ですので、仕事で「ぐだぐだ」しているというのは良い状態ではないでしょう。

「ぐだぐだ」を英語にするとどうなる?

「ぐだぐだ」という日本語をそのまま英語にするのはなかなか難しいのですが、「no good(できが良くない)」といった言葉や「unsatisfactory(物足りない、不本意)」といった言葉を使うことができるでしょう。

また、「ぐだぐだ」という言葉の2つ目の意味であるダラけた様子などを表す場合には、「dawdle(ぐずぐずする、無駄にする)」といった言葉や「linger(ぐずぐずする、長々と)」といった動詞を使って「ぐだぐだ」を表現することができるでしょう。

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初回公開日:2018年04月05日

記載されている内容は2018年04月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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