「金のわらじ」の意味と使い方・金のわらじをはいて探すことわざ
更新日:2024年07月21日
年上女房は金のわらじをはいて探せと言われる理由
昔からのことわざに「年上女房は金のわらじをはいて探せ」という言葉があります。なぜ金のわらじをはくのか、なぜ年上女房なのか、金のわらじとは何なのか、金で重そうなわらじについて本来の意味、そして金のわらじをはいてでも探す女房とはどのような女性ことを言っているのか、その真意について紐解いてみました。
「金のわらじ」の読み方
金のわらじの読み方についてですが、間違えて読まれている方も多々います。「きんのわらじ」ではなく、正しくは「かねのわらじ」と読みます。意味も「黄金・ゴールド」ではなく「金属製・鉄」のことを示しています。
「金のわらじ」の意味と使い方
金のわらじの意味ですが、わら製のわらじで長旅をするとすぐに擦り切れてしまい、いくつあっても足りなくなってしまうことから、昔は長旅をするときには予備のわらじをいくつか持って旅に出たそうで、方々、根気強く歩きまわって探してもすり減ることのない頑丈な金属製、鉄製のわらじのことを金のわらじと言います。
最近は、あまり聞かなくなりましたが、金のわらじの使い方として以下のようなものがあります。
①私の結婚式でのスピーチで上司が「年上女房は金のわらじをはいて探せ」と話してくれたが、今になって本当にそうだと思う。
②「金のわらじをはいて探したって彼女のようないい子は二度と現れないわよ」と母に言われた。
③「彼の活躍ぶりをみると金のわらじをはいて探した甲斐あった」と人事部長が話していた。
「金のわらじ」に関することわざ
金のわらじに関することわざは、「年上女房は金のわらじで探せ」のほかにも以下のようなものがあります。
「金(かね)の草鞋で捜す」(故事・ことわざ辞典より)
出典: http://kotowaza.jitenon.jp/sp/ |
金のわらじをはいて探す
金のわらじに関することわざはいくつかありますが、意味はどれも共通していて、根気強くあちこち探しまわるたとえであり、いくら歩いてもすり減らない金のわらじで方々を探すという意味です。
また、それだけ時間をかけて探す価値のあるものを意味する。裏を返して言えば、それだけ苦労して探してもなかなか探し出せる、見つけ出せるものではない、それだけ貴重だという意味も含まれています。
自分の配偶者の呼び方で妻・奥さん・嫁の違いは?
夫婦のうち女性の方を表す言葉には、妻・嫁・奥さんなど数多くの呼び方がありますが、それぞれには、夫をはじめとする呼ぶ側の立場によって使い方に違いがあります。
初回公開日:2018年04月14日
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