「貴社様」は表現としておかしい？例文や注意点も併せて解説
更新日：2024年05月01日
「貴社様」という言葉にマイナスなイメージが持たれにくいとは言っても、何度も繰り返し使用することで相手に悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
特に二重敬語として誤用だと捉えられやすい言葉でもあるため、繰り返し使用することで相手に書き間違えていると思われたり、敬語の使い方を知らないのだと思われたりしてしまうことにもつながります。
誤用と思われないようにする
「貴社様」は間違った使い方であると思われやすい言葉であるので、正しく使用していることが相手にも伝わるように使う場面には気をつけましょう。
お礼のメールや手紙など、相手に対していつもよりも敬意を払うべき場面などで使用する分には誤用や失礼にはあたりません。
「貴社様」という言葉を使用できる場面は限定的であることを理解した上で使用しましょう。
「貴社様」のような間違った敬語の使い方は？
「貴社様」は二重敬語だと何度も述べてきましたが、この他にも使用する上で注意するべき敬語を少し紹介します。
例えば、「ご覧になられましたか？」という表現を聞いたことがあるでしょうか。この表現は「ご覧になる」と「られる」という尊敬語が繰り返し使われた二重敬語です。正しくは「ご覧になりましたか？」という表現となるので注意しましょう。
同様に、「おっしゃられる」ではなく「おっしゃる」、「お見えになられる」ではなく「お見えになる」という使い方が正しいとされます。
ビジネスの上で敬語の使い方は重要ですのでしっかりと使いこなせるようになりましょう。
「貴社様」の正確な意味と用法を覚えましょう
いかがだったでしょうか。ここまで「貴社様」という言葉が使われる場面やその使い方の例を紹介してきました。
「貴社様」は相手に敬意を示す言葉であると同時に不正確だと思われやすい言葉です。ビジネスなど重要な場面で使用する時には相手に誤解されないように使うタイミングや場所を間違えないように使用しましょう。
初回公開日：2018年05月15日
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