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「必要があります」の意味と使い方・敬語・類語・例文|尊敬語

更新日:2024年04月02日

「必要があります」の使い方で悩んだことはありませんか。語尾が「ます」なので敬語表現となっているのか、相手に失礼な言い方ではないかなど、心配は尽きません。「必要があります」の意味と使い方、敬語表現や例文などをご紹介していきます。

必要と必用の違い

パソコンで「ひつよう」と入力すると、「必要」と「必用」の2種類が漢字変換の候補としてでてきます。「必要があります」と「必用があります」の違いはきちんと把握できているでしょうか。どちらも漢字そのままの意味です。

「必要があります」は、「必ず要(い)ります」という意味で、「必用があります」は「必ず用(もち)いなければなりません」という意味です。

例えば、「体育館シューズが必要です」は、「体育館シューズがいるので、用意しておいてください」という意味ですし、「体育館シューズが必用です」だと「体育館シューズを必ず用いてください。他のシューズではだめです」という意味になります。

たかが1字ですが、意味が大きく変わってしまうので、これらの違いに気を付けながら使うようにしましょう。

「必要があります」の意味と使い方

それでは、「必要があります」の意味と使い方をみていきましょう。「必要があります」には大きく分けて2つの意味があります。

なさなければならない(しなくてはいけない)という意味と、なくてはならない(それがなければ不都合が生じる)という意味です。

例えば、「テストでいい点をとるためには、テスト前だけでなく日頃からしっかり勉強をする必要があります」などという使い方がされます。

「必要があります」の敬語

それでは次に、「必要があります」の敬語表現についてみていきましょう。「必要」そのものには敬語表現は存在しませんので、「あります」の部分を敬語表現にしていきます。

尊敬語

尊敬語として「必要があります」と言いたい場合には、「必要がおありになります」となります。少し回りくどい言い方となります。さらに丁寧な敬語表現にすると「必要がおありになるということでございます」となります。

こちらはさらに回りくどい言い方になります。したがって、「必要があります」は、尊敬語での敬語表現をすると、回りくどい言い方となってしまう点に注意が必要です。

謙譲語

謙譲語は自分がへりくだる敬語表現です。では、「必要があります」の謙譲語表現はどのようになるのでしょうか。実は、「必要があります」には謙譲語での敬語表現はありません。尊敬語での表現か、丁寧語での敬語表現のみとなります。

丁寧語

丁寧語での「必要があります」は、「必要がございます」となります。敬語表現としては、丁寧語での表現がしっくりくる言い方と言えるでしょう。

また、「ある」を丁寧にした言い方が「あります」であるため、「必要があります」と言っても相手に失礼な言い方とは言い切れません。「あります」よりも「ございます」の方がより丁寧な印象を与えるということです。

「必要があります」の類語

「必要があります」には2種類の意味があります。したがって、「必要があります」の類語も、どちらの意味で使うかによって、変わってくると言えます。それでは、それぞれについて、みていきましょう。

なさなければならない

「必要があります」を「なさなければならない」の意味で使いたい場合は、次のような言葉が類語となります。

例えば、「しなければいけない」、「必ずやらなければならない」、「しないわけにはいかない」などです。

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初回公開日:2018年05月27日

記載されている内容は2018年05月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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