「必要があります」の意味と使い方・敬語・類語・例文|尊敬語
更新日:2024年09月14日
なくてはならない
「必要があります」を「なくてはならない」の意味で使いたい場合の類語には、「マストな」、「外せない」、「要する」、「捨てがたい」、「夜も日も明けない」などがあります。
「欠かすことのできない」、「必須の」などは、「なさなければならない」の場合でも「なくてはならない」の場合でもどちらでも使えます。
したがって、「必要があります」を言い換える場合には、これら2つの言葉に置き換えると、どちらの意味でも理解してもらえるため、使いやすい言葉といえます。
「必要があります」を英語で表現すると
それでは次に、「する必要があります」の英語表現についてみていきましょう。英語では「必要があります」を表現する単語としては、needやrequirementがあります。それぞれの意味の違いについてポイントをおさえていきます。
needとrequirementの違い
「必要があります」の英単語表現にはneedとrequirementがあります。needは、「○○が必要とする」あるいは「○○の必要がある」という意味です。requirementにも同じような意味があるのですが、この2つの違いはなんでしょうか。
needは主観的に必要である時に使われます。「助けが必要だ」や、「勉強する必要がある」といった場合です。それに対してrequirementは、客観的に必要である時に使われます。義務的なことあるいは規則で必要であるということを表す単語のため必須条件とも訳されるrequirementは、needよりも、わらに必要性が高いものに使われます。
「する必要があります」の英会話表現
それでは次に、英会話表現としての「必要があります」についてみていきましょう。以下に4つの例を出していますが、それぞれニュアンスが異なります。おさえておきましょう。
need to
主観的な意味合いを持つneedを使った表現であるneed toは「なさなければならない」の意味で使います。目標達成のためになさなければならないこと、例えば、入試に合格するとか、コンクールで入賞するなどの目的のときに使われます。
また、こういったイベントでなくても、日常的な表現でもneed toは使います。例えば、「フランス語を話せるようになるためには、もっと勉強しなければならない」といった場合です。
否定文にするときは、needが一般動詞のためdon't need toとします。
be required to
客観的な意味合いを持つrequiredを使った表現であるbe required toは、基本的には受動態(受け身の形)で使われます。したがって、「必要があります」よりも強い意味の「義務付けられている」と訳されることが一般的です。
否定文にするときはbe動詞のあとにnotを付けます。「○○する必要はありません」という意味になります。
have to
「必要があります」のなかの、「なさなければならない」において、義務付けられている意味合いを持つのがhave toです。need toよりも強い表現となります。
締切や規則がありやらないという選択肢がない、すなわちやることが義務であることを指すときに使われる英語表現です。
must
mustは、先ほどのhave toよりもさらに強い表現で、義務化されているだけでなく強制的にやらされるというイメージに近いといえます。かなりの上から目線で、相手に「○○する必要がある」と言っている感覚です。
否定文のmust notは「(絶対に)してはいけない」という強い禁止の意味がありますが、have toの否定文であるdon't have toは「しなくてもよい(する必要がない)」という、禁止よりは許可の意味合いがでてきます。
否定文にするときには、これらの違いに留意するといいでしょう。「しなくてもいい(できたらしておいて)」と言っているつもりが、「絶対にしないで」という強い否定となってしまうからです。
「必要があります」を正しく使おう
初回公開日:2018年05月27日
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