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「当たり前」の意味と使い方・類語・名言・対義語・語源・敬語

更新日:2024年08月23日

日常的によく使用されている「当たり前」という言葉ですが、語源の説が2つあるのは知っていますか。また「当たり前」の類語や対語、今から使える言い換えや普段聞きなれないようなことわざや、使いまわしのフレーズやも多く紹介しています。

まさに文字どおりで当然のことですが、「犬が西向きゃ尾は東」といった言葉も、「当たり前」が関連することわざとして存在しています。犬が西向きゃ尾は東とは、当たり前すぎることや、わざわざ言うまでもないほど当たり前のことを意味しています。犬が西を向いている時は、しっぽは東にあるというという疑う余地もないほど当たり前のことを示しています。

雉子の雌鳥ゃ女鳥

難しい言葉ですが、「雉子の雌鳥ゃ女鳥」といったことわざをご存知でしょうか。きじのめんどりゃおんなどり、と読みます。疑う余地もないほど、誰が考えても当たり前なこと、分かり切ったこと、わざわざ言わなくとも、わかりきっている自明の理であることを意味しています。

火を見るよりも明らかだ

「火を見るよりも明らかだ」は明らかで疑う余地もない、この上もなく明白であり、燃え盛る火を目の前にして「なにか燃えてるんですか?」といちいち訊ねるより明らかである事、当たり前であることを意味しています。

御神酒上がらぬ神はなし

「御神酒上がらぬ神はなし」です。日本の神様はお酒を好む神様が多いと言われており、通常神様の前にはお酒がお供えされています。そんな神様でさえ酒を飲まれるのだから、人間が酒を飲むのは当然であるということを表しており、当たり前のことを示しており、またお酒が好きな人が冗談的な意味合いで自己弁護に使用する言葉でもあります。

色即是空

「色即是空」とは仏教の根本教理といわれ、般若心経などにも含まれている言葉でもあり、色は、宇宙に存在するすべての形ある物質や現象を意味し、空は、恒常な実体がないという意味を表しています。この世の形ある全てのものは、仮の姿であって、永遠に変わらないものはないという事、つまり当たり前の日々を大事に生きよという教訓を表した言葉です。

北に近づけば南に遠い

「北に近づけば南に遠い」は言葉通り、一方に都合がよければ、他方には都合が悪いということのたとえ、また、あたりまえであることのたとえを意味しています。北に行けば南から遠くなるというほど、わざわざ言うまでもなく分かりきっていることや至極当たり前の事実を意味しています。

柳は緑花は紅

「柳は緑花は紅」という言葉はご存知でしょうか。やなぎはみどりはなはくれないと読みます。ごく当たり前のことや、物事にはそれぞれ自然の理が備わっていることを意味しています。また、理にかなった自然のあるがままの姿を表したものや、当たり前のことのたとえに対して使われるでしょう。

他にも、物にはそれぞれ特性があることのたとえや春の景色の美しさの形容としても使用される場合があります。

自明の理

「自明の理」とはあれこれ説明する必要のない当たり前のように明白な道理やそれ自身で明らかな論理を表しています。また、わざわざ説明しなくても明らかな事実や意味を表しています。

また、自明の理に使われ方は「安物の機械が壊れやすいのは自明の理だ」「家に鍵をかけないで外出すれば、泥棒に入られるのも自明の理だ」など理屈があって当然そうなるという道理やニュアンスなどで使用されている言葉です。

感謝

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初回公開日:2018年06月11日

記載されている内容は2018年06月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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