「当たり前」の意味と使い方・類語・名言・対義語・語源・敬語
更新日:2024年08月23日
「当たり前」の意味と使い方
日常的に多く使用されている言葉ですが、「当たり前」の正しい意味と使い方を知っていますか。当たり前とは、そうあるべきこと、当然であること、普段と同じであること、一般的、当然であることを意味しています。考えなどが世間で浸透しており、言うまでもないさまを表します。
また、当たり前の使い方は「困っている人が居たら、助けるのは当たり前のことだ」「お金を借りたら、返すことは当たり前のことだ」「悪いことをしたら、謝るのが当たり前だ」「育ててもらった親に感謝するのは当たり前だ」「人に助けてもらったら、お礼を言うのは当たり前だ」など一般的に考えられることなどを示すときに使用します。
また「こんなことをされたら、彼は怒って当たり前である」「全財産の入った財布を落として、彼は悲しんで当たり前である」「彼にいきなりフラれたら、彼女は悲しむのも当たり前だ」など想定される人の感情も表しています。
「当たり前」のフレーズ
「当たり前」という言葉が文章中でよく使用されるフレーズを紹介します。「当たり前になった」、「当たり前の技術になる」、「当たり前となって」、「当たり前の慰謝と信じて疑わなかった」、「当たり前とおもっている」、「当たり前でないと突き付けられた」、「当たり前のことをする」、「当たり前の人のようなふうをしてはならない」、「当たり前のことであると信じようとしたが」
「当たり前なのですと話してしまったら」、「当たり前のことを考えながら」、「当たり前で物心ついてからでは」、「当たり前の形をしているからである」、「当たり前のこととはいいながら」などのフレーズが文章でよく使用されています。
「当たり前」の類語・言い換え
当たり前の類語や言い換えを紹介します。十人並み 、平凡、普通、 凡庸 、常並み 、尋常、一般的、在り来たり、並大抵、世間的、尋常、当然、ありきたり、 平平たる、何の変哲も無い通俗、無論、至極当然、論を俟たない、驚かない、聞きなれた、言を俟たない、などがあります。
また他には、もちろん、言うまでもない、アタボウ、当の然、通例、世の習い、馴染んだ、お定まり言わずもがな、言わずと知れてなどの類語が存在しています。
四字熟語など
当たり前の意味を持つ四字熟語は「凡事徹底」があります。凡事とは当たり前の事、徹底とはとことん物事に徹すること、凡事徹底とは当たり前のことを行うことを意味します。「プロのスポーツ選手は凡事徹底を怠らずトレーニングをする」また、似たような意味を持つ「尋常一様」という四字熟語も存在します。
尋常一様とは、ごく当たり前であること、平凡なこと、例外ではないこと、他と変わらないこと、ありきたりであることを意味しています。例文は「尋常一様な努力ではプロのスポーツ選手にはなれない」、「ここのお店の味のおいしさは尋常一様ではない」といったように使うことができます。
至極当然
また有名な言い回しの四字熟語では、「至極当然」という言葉があります。しごくとうぜんと読み、この上なく当たり前であること、どう考えても当たり前であること、きわめて当たり前であることを意味しています。「これは至極当然の流れだ」、「彼が言ったことは至極当然の話だ」といった使い方をします。
「当たり前」に関する名言・ことわざ
当たり前に関する名言やことわざを紹介します。
「犬が西向きゃ尾は東」
初回公開日:2018年06月11日
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