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「当たり前」の意味と使い方・類語・名言・対義語・語源・敬語

更新日:2024年08月23日

日常的によく使用されている「当たり前」という言葉ですが、語源の説が2つあるのは知っていますか。また「当たり前」の類語や対語、今から使える言い換えや普段聞きなれないようなことわざや、使いまわしのフレーズやも多く紹介しています。

当たり前の日々に感謝をする、といった文章がありますが、どのような意味を持つでしょうか。ここで使われている当たり前とは、日々の日常を表します。ありがとう、の反対は当たり前だと言われています。

当たり前のように毎日食べているごはんや、当たり前のように一緒に居る家族や友達、蛇口をひねれば当たり前のように水が出てくるなど非常に些細な事でも、毎日繰り返すことによって、あって当然であると当たり前の感覚になり、忙しい日常の中で感謝が薄れやすくなってしまいます。

「当たり前の日々に感謝する」といった言葉は感謝を忘れないための大切な言葉です。

幸せ

「幸せは、当たり前の日々に隠れている」といった言葉があるほど、当たり前の日々は最も大きな幸せであると示されています。人にとって当たり前や慣れは、驚きや感動や感謝が薄れてしまいがちです。当たり前のことがあたりまえである時それを幸せと呼ぶ、とも言われています。

「当たり前」の対義語

当たり前の対義語は、もての外、とんでも無い、意外、まれです。当たり前が当然や一般的なことを示しているので、その対義語は当然でない非一般的なこと、ごくまれなこと、珍しいことを意味しています。

「当たり前」の語源

当たり前の語源は2つの説があります。1つはかつて共同で鳥獣や魚、穀物などを得たときの、一人当たりの分け前を「当たり前」といい、取れたものを分配し、それを受け取るのは当然であることから意味が転じたとされています。そして2つめは、当たり前といった言葉はさかのぼると漢語に行きつき、元は中国から漢文輸入の際に伝わってきた言葉だと言われています。

「当然」が「当前」と書かれるようになり、訓読みした「あたりまえ」が浸透するようになりました。どちらの説が正しいのかはいまだ分かっていません。

「当たり前」の敬語

「当たり前」の敬語は「当然」や「至極当然」です。目上の人相手やビジネスで使用する場合は、当たり前といった言葉ではなく「至極当然」を使用するようにしましょう。また、「無論」 「論を俟たない」 「尋常」 「言うまでもない」 「妥当」などが相当します。

「当たり前」の方言

「当たり前」は実は東京の江戸っ子の下町言葉の名残りです。昔は当たり前を江戸弁で「あたりめぇだぁ べらぼうめ」などの言葉で表現していました。その短縮系が「あたぼーよ」です。「べらぼう」は人を罵る言葉で、「あほ」を意味しています。近年は日常的に使われている当たり前という言葉ですが、もともと当たり前といった言葉は優しい意味で使用されていませんでした。

関西

東京弁である「あたりめぇだ」と「あたぼーよ」は「当たり前」と変化し、全国に浸透していきました。方言が強い関西でも「当たり前」といった言葉はまるで標準語のように浸透しました。

「当たり前」という言葉を言い換えてみよう

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初回公開日:2018年06月11日

記載されている内容は2018年06月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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