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「歓談」の意味と使い方・読み方・例文・類語・懇談との違い

初回公開日:2018年10月23日

更新日:2020年03月04日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

結婚式や披露宴などで使用される「歓談」。「ご歓談ください」「ご歓談中ですが」など言い回しにも、さまざまあります。また、「歓談」に似た意味を持つ言葉に「談笑」や「親睦」などもあります。使用する場面や使い方、意味の違いについてまとめています。

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「歓談」の意味と使い方

「歓談」の意味と使い方・読み方・例文・類語・懇談との違い
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宴席などで、司会者の方が「ご歓談」ください。などとよく言われていいます。「歓談」とは「かんだん」と読みます。楽しく話す、楽しく会話する、楽しくしゃべるといった意味を持ちます。お互いが、打ち解けて楽しく話すといったイメージです。

また「歓談」には、「その話」という意味があります。結婚式などお祝いの席では、新郎や新婦の結婚について、どうぞ楽しく周りの方々と、お話してください。といった意味になります。

敬語

「歓談」に「ご」をつけて「ご歓談」と言います。文法では「ご」や「お」など言葉の前につける言葉を「接頭辞」と言います。

「接頭辞」をつけ加えることで、丁寧な言い方にすることができます。丁寧語は、自分が行動、言動する時に使用するものではなく、相手を立てて言う時に使う場合が多いです。「ご歓談」のほかに「ご挨拶」などもあります。

「ご」や「お」の使い方について、まとめています。

ご歓談 接頭辞

「歓談」の意味と使い方・読み方・例文・類語・懇談との違い
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接頭辞には、「ご」や「お」が付けられる言葉と、付けられない言葉があります。

「お」は、「お洋服」や「お食事」「お友達」など比較的付けることができる言葉が多くあります。しかし、「ご」を付ける言葉は、少し限られてきます。

ビジネスであれば「ご歓談」「ご挨拶」「ご相談」「ご連絡」「ご案内」「ご報告」などがあります。基本的に「お」は和語に、「ご」は漢語に付けて使用されるのが一般的です。

「お」和語

和語とは、昔からの日本語で、訓読みして読む言葉です。字を見れば意味が伝わる漢字です。

「お」つけることで、丁寧で上品な言い方をすることができます。「お米」「お水」「お体」などです。

例えば、「お体」であれば、そのあとに、「なさる」や「くださる」などを付けると「お体をお大事になさってください」尊敬語になります。

「お願い」であれば、「申す」「いたす」「申し上げる」を付けくわえることで謙譲語として使用することができます。命令をやわらげる言い方として「お座りなさい」「すぐにお帰りなさい」などもあります。

「ご歓談」漢語

漢語とは、中国から流れてきた読み方で、音読みで読む言葉です。和漢と違って、一文字では意味が分からない言葉が多いです。言葉を組み合わせた熟語として使用されています。

「ご」を頭に付けることで、敬意を表す言葉になります。「ご歓談」「ご連絡」「ご報告」「ご挨拶」「ご相談」などがあります。

これらの後に「いただく」「いたす」「くださる」などを付け加えることで、相手に適した言葉を使用することができます。

「いただく」と「いたします」

「歓談」の意味と使い方・読み方・例文・類語・懇談との違い
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「させていただきます」はよく使用する言葉です。「させていただく」は「もらう」の謙譲語です。とりあえず「させていただく」を後ろに付けておけばよいと思って使用している方も多いのではないでしょうか。

結婚式や披露宴などの司会やビジネスでも、使用する言葉です。間違った使い方をすることで相手に失礼のないように、どのような場面で使用する言葉なのか、今一度確認しておきましょう。

「させていただきます」

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「させていただく」は、相手に許可を受けて行い、許可を受けるという事実に、控え目な気持ちや行動をとる様子である状態を表す言葉です。

相手や第三者の許可を受ける必要がない場合に「させていただきます」は使用しません。

例えば、結婚式や披露宴などで、自分が進行司会の担当者となった場合、「司会を担当させていただきます」というのはおかしな表現になります。式に参加するすべての人に許可を得る必要はありません。この場合は「司会を担当しております」が正しい言葉使いになります。

例文

結婚式や披露宴など、相手からあらかじめお誘いがあった場合は「させていただきます」を使用します。お誘いを受けたということが、相手の許可を受けた事実になります。

「出席させていただきます」「参加させていただきます」などと使用します。

ただ、出席の返事以外に、自分の勝手な思いで、お祝いの手紙を送付するような時に、一言添える言葉で「送付させていただきます」は使用しません。勝手に送り付けることになるので「送付いたします」が正しい表現になります。

二重敬語

相手に返す返事として、メールなどで「拝見」や「頂戴」といった、受け取ったことに対する、報告の返事をすることがあります。

「結婚式の招待状、拝見させていただきました」「ありがたく、頂戴させていただきます」

これらは、二重敬語といって、間違った使い方になります。「拝見」や「頂戴」はもともと謙譲語の意味がある言葉です。そのため、「もらう」の謙譲語「させていただく」を加えることにより、謙譲語と謙譲語になってしまいます。

「拝見いたしました」「頂戴いたします」が正しい言葉使いになります。

「させていただきます」例文

結婚式や披露宴など、依頼を受けて、司会者や進行役などの立場として、よく使用する「させていただきます」を使った例文をまとめました。

「乾杯の音頭をとらせていただきます」「お祝いの言葉とさせていただきます」「ご歓談中ですが、祝辞をご紹介させていただきます」「これより、お食事の時間とさせていただきます」

結婚式や披露宴など、あらかじめ主催者の依頼を受けている場合は、このように多くの場面で使用することができます。

「歓談」の読み方

「歓談」の「歓」は音読みで「かん」と読みます。「歓談」の「談」も音読みで「だん」と読みます。「歓談」は「かんだん」と読みます。

歓談の「歓」は、訓読みで「よろこぶ」と読みます。意味は、よろこび、親しみ、楽しみといった意味があります。

「談」の意味は「話す」です。それぞれの意味を合わせると「歓談」とは、楽しく話すという意味を持つということが分かります。

「歓談」を使った例文

「歓談」の意味と使い方・読み方・例文・類語・懇談との違い
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結婚式や披露宴、会社のイベントなどでは、「ご歓談」がよく使用されています。「ごゆっくりとご歓談下さい」が一般的によく使われている言い回しで、非常によく聞く言葉ではないでしょうか。

話しの終わりや、一旦区切りを付けたい時にも、きれいに話をまとめることができるので、とても使いやすい言葉です。

突然、司会者や進行する立場になることもあります。いつ任されても問題ないようにしておきましょう。

歓談ください

「ご歓談ください」は、結婚式や披露宴などで使用されています。会食やお食事の前など、何かと何かの間をつなぐ時によく使われている言葉です。

「それでは、ごゆっくりとご歓談ください」「しばらくの間ご歓談ください」「お料理を召し上がりながらご歓談ください」「しばし、ご歓談ください」などがあります。

歓談のひととき

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「歓談のひととき」は「しばらくの間、ご歓談ください」とほとんど同じ意味です。「ひととき」にはしばらくの間、一時という意味があります。「しばらく」が「ひととき」に変わっているだけです。

「会食のお時間となりました。ご歓談のひとときをごゆっくりとお過ごしください」「ご歓談のひとときをお楽しみください」

このように、同じ意味でも、表現の仕方を少し変えるだけで、印象が違ってきます。「しばらくの間」より「ひととき」の方が柔らかく丁寧で上品な印象を与えます。

ご歓談中

結婚式や披露宴、イベント会場などで、食事が始まり、場がなごりはじめ、雰囲気もよくなってきたころによく使われています。

突然「只今より」と言うより、次に何か始まるということが分かりやすいため、会話の途中でも、話しを終わらせやすくなります。場の様子を見ながら使える言葉なので、全体をまとめる言葉として使いやすいです。

「ご歓談中のところ、申し訳ございませんが」「ご歓談中ではありますが」のように、次の行程に移るための、声掛けとして使用されています。

「歓談」の類語

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「歓談」の類語には「談笑」などがあります。「だんしょう」と読みます。「笑」という漢字一文字が入ることで、笑って会話するという意味になります。漢字の通りです。

「歓談」は楽しく会話するという意味がありますが、「談笑」は笑いながら、楽しく会話するです。どちらも、同じような意味ですが、「笑って」が入ることで、会場などの雰囲気や様子が「歓談」とは少し違うイメージになります。

「歓談」は控え目で、その場に馴染みながら、なごやかに楽しく、ワイワイ会話するイメージです。「談笑」は、気の合う仲間と話すように、意気投合し、お互いが打ち解けあい、笑い声が聞こえてくる様子を表わすことができる言葉です。

談笑

笑い声で表すと、「歓談」はクスクス「談笑」はケラケラ笑っているようなイメージです。結婚式や披露宴では、これからお食事をしながら、楽しい会話をしてください。といった時に使われます。

「談笑」は「ご談笑ください」のような言い方はしません。「談笑」を使用するのであれば「みんな、談笑しながら食事をしていたよ」「談笑して、盛り上がった」のように、雰囲気を表す言葉として使用されています。

「歓談」と「懇談」の違い

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「歓談」の類語として「懇談」があります。「懇談」は「こんだん」と読みます。誰もが一度は聞いたり、見たりしたことのある言葉ではないでしょうか。よく学校で使用されています。

「懇談」とは、打ち解けて親しいです。「懇談」の「懇」には、真心のこもった、親切、ていねいという意味があります。

「懇談」は保護者と先生、生徒それぞれが、心理的な距離をなくして、日ごろの様子について話そうといった場です。笑い声が聞こえることはありますが、基本的に楽しむ会ではありません。

そのほかにも、同じ意味を持つ言葉として「懇親」「親睦」などがあります。「懇親」や「親睦」の違いについてまとめています。

懇親

「懇親」はお互い、打ち解けて親しく、仲良くしましょうという意味があります。「歓談」とほとんど同じ意味ですが、「懇親」には「お互いに」という意味がすでに含まれています。

顔の知らない者同志でも、お互いを知り、距離を縮めるきっかけ作りの場として「懇親会」という名目で学校や企業などでよく使用、開催されています。

「懇親会」とよく似た意味に「親睦会」もあります。

親睦

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「親睦」はお互いに、親しみ仲良くすることです。「懇親」とほぼ同じ意味です。どちらも、親しみや仲良く、打ち解けるという意味を持ちます。顔見知りであるかどうかで、言葉を使い分けていることが多いです。

「親睦会」は学校であれは、同じ学年同志、会社であれば社内の人間が集まり、もっと仲を深める場に使用されています。

「懇親会」はお互いに、顔の知らない者同志が集まり、情報交換や交流の場を開催する時などに使用されています。

「歓談」の対義語

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「歓談」とは、楽しく、親しみ会話や話し合い、おしゃべりする様子を表す言葉です。

一言で、連想できる意味を多く持つ言葉です。その場の雰囲気や感想などを表現する言葉や、場所や場面ごとに使い分ける言葉がたくさんあります。

懇話、座談、対談、会談、対話、談話、閑談、雑談や、熟語ではありあませんが、楽しい会話や語り合い、おしゃべりも「歓談」と同じ意味を表現できる言葉です。

閑談

「閑談」は「かんだん」と読みます。のんびりと静かに話しをするという意味があります。「歓談」と同じ読み方ですが、意味が少し異なります。

「閑談」は、状況や様子を表す言葉として使用します。

「友達と、カフェで閑談した」「久しぶりに閑談した」などのように使用します。

対談

「対談」は、あることについて、二人で向いあって話しあうことです。楽しいや親しみなど、感情を表すような意味は含まれていません。二人きりで話すという状態、様子を表す言葉です。

二人きりで話すことを「対談」と言います。人では「対談」とは言いません。人は「鼎談」「ていだん」と言います。それ以上、何人かの場合は「座談」と言います。

座談

何人かが集まって話し合いをすることを「座談会」と言ったりします。少数人で開かれる場で使用されています。

「座談会」はひとつの課題や問題について、自由に意見や感想などを話し合う会になります。大学や社内セミナー、就職活動などでも開催されています。

「歓談」はひとつの課題や問題についての話し合いではありません。「座談」との違いが分かりやすいです。

同じ意味でも使い方が違う

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言葉は、みんなが使っている言葉や、メディアなどから得た情報に、聞き覚えのある言い回しを重ねて使用している方も多いのではないでしょうか。

文法的には、問題のない言葉でも、聞きなれていなければ、間違っているのではないかと誤解や誤認したりすることがあります。

熟語や形容詞など、言葉を見るだけで、判断できる言葉には、正しい言葉使いだと判断することができますが、尊敬語や謙譲語は、そうはいきません。判断を間違えると、相手に失礼になることもあります。


人が聞きなれないような言葉を使い分けて、正しい場面で適正に使用できる知識を持っていることは、素晴らしいことだと言えるでしょう。しかし、難しい言葉を使えるから、必ずしも「偉い」や「できる」ということに繋がるとは限りません。

大切なのは、相手が理解しやすい言葉で、気持ちや思いをしっかりと伝えることです。

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