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「歓談」の意味と使い方・読み方・例文・類語・懇談との違い

更新日:2024年01月24日

結婚式や披露宴などで使用される「歓談」。「ご歓談ください」「ご歓談中ですが」など言い回しにも、さまざまあります。また、「歓談」に似た意味を持つ言葉に「談笑」や「親睦」などもあります。使用する場面や使い方、意味の違いについてまとめています。

結婚式や披露宴など、相手からあらかじめお誘いがあった場合は「させていただきます」を使用します。お誘いを受けたということが、相手の許可を受けた事実になります。

「出席させていただきます」「参加させていただきます」などと使用します。

ただ、出席の返事以外に、自分の勝手な思いで、お祝いの手紙を送付するような時に、一言添える言葉で「送付させていただきます」は使用しません。勝手に送り付けることになるので「送付いたします」が正しい表現になります。

二重敬語

相手に返す返事として、メールなどで「拝見」や「頂戴」といった、受け取ったことに対する、報告の返事をすることがあります。

「結婚式の招待状、拝見させていただきました」「ありがたく、頂戴させていただきます」

これらは、二重敬語といって、間違った使い方になります。「拝見」や「頂戴」はもともと謙譲語の意味がある言葉です。そのため、「もらう」の謙譲語「させていただく」を加えることにより、謙譲語と謙譲語になってしまいます。

「拝見いたしました」「頂戴いたします」が正しい言葉使いになります。

「させていただきます」例文

結婚式や披露宴など、依頼を受けて、司会者や進行役などの立場として、よく使用する「させていただきます」を使った例文をまとめました。

「乾杯の音頭をとらせていただきます」「お祝いの言葉とさせていただきます」「ご歓談中ですが、祝辞をご紹介させていただきます」「これより、お食事の時間とさせていただきます」

結婚式や披露宴など、あらかじめ主催者の依頼を受けている場合は、このように多くの場面で使用することができます。

「歓談」の読み方

「歓談」の「歓」は音読みで「かん」と読みます。「歓談」の「談」も音読みで「だん」と読みます。「歓談」は「かんだん」と読みます。

歓談の「歓」は、訓読みで「よろこぶ」と読みます。意味は、よろこび、親しみ、楽しみといった意味があります。

「談」の意味は「話す」です。それぞれの意味を合わせると「歓談」とは、楽しく話すという意味を持つということが分かります。

「歓談」を使った例文

結婚式や披露宴、会社のイベントなどでは、「ご歓談」がよく使用されています。「ごゆっくりとご歓談下さい」が一般的によく使われている言い回しで、非常によく聞く言葉ではないでしょうか。

話しの終わりや、一旦区切りを付けたい時にも、きれいに話をまとめることができるので、とても使いやすい言葉です。

突然、司会者や進行する立場になることもあります。いつ任されても問題ないようにしておきましょう。

歓談ください

「ご歓談ください」は、結婚式や披露宴などで使用されています。会食やお食事の前など、何かと何かの間をつなぐ時によく使われている言葉です。

「それでは、ごゆっくりとご歓談ください」「しばらくの間ご歓談ください」「お料理を召し上がりながらご歓談ください」「しばし、ご歓談ください」などがあります。

歓談のひととき

「歓談のひととき」は「しばらくの間、ご歓談ください」とほとんど同じ意味です。「ひととき」にはしばらくの間、一時という意味があります。「しばらく」が「ひととき」に変わっているだけです。

「会食のお時間となりました。ご歓談のひとときをごゆっくりとお過ごしください」「ご歓談のひとときをお楽しみください」

このように、同じ意味でも、表現の仕方を少し変えるだけで、印象が違ってきます。「しばらくの間」より「ひととき」の方が柔らかく丁寧で上品な印象を与えます。

ご歓談中

結婚式や披露宴、イベント会場などで、食事が始まり、場がなごりはじめ、雰囲気もよくなってきたころによく使われています。

突然「只今より」と言うより、次に何か始まるということが分かりやすいため、会話の途中でも、話しを終わらせやすくなります。場の様子を見ながら使える言葉なので、全体をまとめる言葉として使いやすいです。

「ご歓談中のところ、申し訳ございませんが」「ご歓談中ではありますが」のように、次の行程に移るための、声掛けとして使用されています。

「歓談」の類語

「歓談」の類語には「談笑」などがあります。「だんしょう」と読みます。「笑」という漢字一文字が入ることで、笑って会話するという意味になります。漢字の通りです。

「歓談」は楽しく会話するという意味がありますが、「談笑」は笑いながら、楽しく会話するです。どちらも、同じような意味ですが、「笑って」が入ることで、会場などの雰囲気や様子が「歓談」とは少し違うイメージになります。

「歓談」は控え目で、その場に馴染みながら、なごやかに楽しく、ワイワイ会話するイメージです。「談笑」は、気の合う仲間と話すように、意気投合し、お互いが打ち解けあい、笑い声が聞こえてくる様子を表わすことができる言葉です。

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初回公開日:2018年10月23日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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