パーラーとはどういう意味?語源や様々な使われ方を解説
更新日:2024年10月10日
「パーラーって聞いたことがあるけれど、どういう意味なの?」
「英語でパーラーってどういう意味?」
「スイーツショップやパチンコ屋でパーラーって使うけれど、同じ意味?」
このように、街で見かけたり耳にしたりすることがある「パーラー」にはどのような意味があるのか、はっきりと知らないという方は多いのではないでしょうか。
この記事ではパーラーの語源やその意味を始め、どのような場面で使われる言葉なのかを紹介しています。
パーラーにはいくつかの意味があるため、それぞれの意味を知っていることで適切なシチュエーションや正しい意味で使えるようになります。
パーラーにどのような意味があるのかを知り、きちんと使い分けられるようになりましょう。
パーラーの意味
スイーツショップやパチンコ屋でパーラーという言葉を見かけたという方は多いでしょう。しかし、スイーツショップとパチンコ屋では同じ系統のお店だというイメージはあまりありません。
パーラーには軽飲食店や休憩室などの意味があります。英語での「parlour」の意味は「客間・談話室」などですが、最近ではあまり使われなくなっている言葉です。
パーラーの語源
パーラーは、「談話室」という意味を持つイギリス英語の「parlour」やフランス語の「parloir」が語源です。
談話室とはお客様をもてなすための部屋や施設のことで、一般家庭にある応接間などの部屋も談話室に当たります。
「お客様をもてなし、憩いの場となるような場所」ということでお店の名前にパーラーという言葉がつけられたのでしょう。
応接間・客間
パーラーには応接間や客間という意味があり、英語では大豪邸にあるような、お客様をもてなしたりゲームをしたりできる広い部屋のことを指しています。
パーラーがパチンコ屋や麻雀店の店名によく使われているのは、ゲームやギャンブルをする部屋や施設として、パーラーの応接間や客間という意味が当てはまるためでしょう。
お店・店舗
パーラーにはお店や店舗という意味もあります。お店の中でも、飲み物やスイーツをメインにした軽飲食店を指すため、レストランやスーパーなどではパーラーという名前は当てはまりません。
軽飲食店という意味から、喫茶店やスイーツショップの名前に使われることが多くあります。そのため、パーラーと言えば、果物をメインメニューにしたスイーツショップやアイスクリームショップなどをイメージする方も多いでしょう。
パーラーの類語
お客様をもてなすための部屋や施設を意味しているパーラーには、どのような類語があるのでしょうか。パーラーと同じように、憩いの場となるような場所を表す言葉が類語に当たります。
もてなすための施設という意味では「サロン」や「ラウンジ」などが挙げられます。どちらもその場所にいることを楽しみ、リラックスできるような場所ではないでしょうか。
フルーツパーラーとは
スイーツショップなどで「フルーツパーラー」のような名前のところに行ったことがある方も多いでしょう。
「フルーツパーラー」はパーラーの軽飲食店という意味から来ています。果物をメインメニューとしており、その他にもケーキなどのスイーツを提供しているお店もあります。
季節の旬を迎えた、色とりどりの果物で作られるパフェやケーキを楽しめるのがフルーツパーラーです。
パチンコ屋のことを「パーラー」と呼ぶ理由
パチンコ屋の名前に「パーラー」とついていたり、パチンコ屋自体を「パチンコパーラー」と呼んだりします。
これは、招いたお客様にゲームやギャンブルを楽しんでもらったり、憩いの場として楽しんだりして欲しいというパーラーの語源「談話室」から来ています。
また、パチンコ屋の悪いイメージを払しょくしたいという思いで、明るいイメージを持つパーラーを名前に使ったのです。
沖縄にある「パーラー」とは
スイーツショップやパチンコ屋などで使われることの多いパーラーは、沖縄では別の意味になります。沖縄でのパーラーは「簡易店舗」という意味があります。
簡易店舗とは屋台や売店のような、沖縄独自の飲食店です。パーラーでは沖縄そばやタコス、アイスクリームなどの軽食が販売されており、少ないメニューのみで営業しています。
地元住民に愛されている地域密着の軽食スタンドといった感じのものが沖縄のパーラーです。
初回公開日:2022年07月22日
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