「少々お待ちください」の意味とは?使い方・「少し」との違いを解説
更新日:2024年11月07日
「少々」と「少し」はほぼ同じ意味を持つ言葉ですが、唯一の違いは「少々」が漢語、「少し」は和語という点です。
漢語とは、中国から入ってきた、音読みされる言葉です。和語は日本で作られた言葉であり、訓読みされます。「少々」は「しょうしょう」と音読みするので漢語にあたります。「少し」は「すこし」と訓読みするため和語にあたります。
意味の違いはないものの、和語の方が柔らかい印象になり好まれる傾向があるため、「少しお待ちください」を選んでも良いでしょう。
「少々お待ちください」の例文
ここでは、「少々お待ちください」を使った例文をご紹介します。
・「少々お待ちください」
・「ただいま確認して参りますので、少々お待ちください。」
・「お電話をおつなぎいたしますので、少々お待ちください。」
単独で使うこともできますし、一言添えてから「少々お待ちください」と伝えることもできます。
「少しお待ちください」の例文
「少しお待ちください」を使った例文についてもご紹介しますお伝えした通り、「少し」を「少々」に言い換えても問題ありません。
・「少しお時間をいただければ幸いです。」
・「確認いたしますので、少しお待ちください。」
・「お電話をおつなぎいたしますので、少しお待ちください。」
「少々お待ちください」の英語表現
ここまで、「少々お待ちください」の日本語での使い方についてお伝えしてきました。では、英語で表現したい時はどうすれば良いのでしょうか。
英語は敬語の表現がないため、フォーマルなシーンやカジュアルな伝え方によって表現が変わります。シーン別に合わせてご紹介します。
ビジネスシーンで使える英語表現
電話対応や営業の仕事をしているときに適した表現は「Would you wait for a moment?」です。
「Would you〜?」は「〜してくださいませんか?」とお願いする時に使える表現です。「Wait」は「待つ」、「For a moment」は「少しの間」の意味です。より丁寧にしたい場合は、「気にする」という意味のMindを使って「Would you mind waiting for a minute?」としましょう。
接客時に使える英語表現
接客時に使える「少々お待ちください」の英語表現としては、「Just a moment, please.」、「Could you wait for a moment, please?」があります。
「Just a moment.」はくだけた言い方ですが、「Please」をつけることで丁寧な言い方となり、接客時に使用することが可能です。
また、「Could you〜?」は「〜していただけますか?」のニュアンスを付けたい時に使える表現です。
日常生活で使える英語表現
日常生活でカジュアルに「少々お待ちください」と伝えたい場合は、「Wait a minute.」「Give me a second.」と言いましょう。友人同士で「ちょっと待って」とお願いしたい時に使える表現です。
「a minute」は1分という意味で、1秒という意味の「a second」に変えることもできます。日本語で「少々」にあたる部分です。
「Give me a second.」は直訳すると「1秒ちょうだい」となります。「Wait」ではなく「Give」を使用することで、「自分に時間をちょうだい」という意味合いになります。
初回公開日:2022年08月12日
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