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「心待ちにしております」はビジネスシーンでも使える敬語?類語や英語表現も紹介

更新日:2024年02月22日

「心待ちにしております」は様々な場面で使用できる敬語表現です。ビジネスシーンで上司やお客様に使う場合やプライベートの年賀状などの、例文や言い換え表現を紹介しています。心のこもった敬語である「心待ちにしております」を、ぜひ日常に取り入れてみてください。

「心待ちにしております」はビジネスシーンで頻繁に見かける言葉です。「待っています」よりも心のこもったこのフレーズは、ビジネスシーン以外にどのようなシチュエーションで使えるのでしょうか?

本記事では「心待ちにしております」の意味や例文、様々な言い換え表現などを紹介しており、さらに英語でも「心待ちにしております」と伝えられるように例文を交えて解説しています。

この記事を読むことで「期待しております」などの類語や、シチュエーションに合わせた「心待ちにしております」を使いこなせるようになります。より丁寧な敬語表現である「心よりお待ち申し上げる」を使用する際の注意点も紹介していますので、「敬ったつもりが不快にさせてしまった」などのトラブルも避けられるでしょう。

ポジティブなメッセージを相手に伝えられるように、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

「心待ちにしております」の意味

「心待ち」の意味は、期待して待つ、心の中で待ち望むことです。

「心待ちにしております」では「心待ちにする」という動詞で使用していますので、先のことを心の中で待ち望んでいる様子を表しています。

「心待ち」は生粋の日本語である大和言葉です。大和言葉は日本の風土で生まれた言葉のため、日本人の心に響く特性があります。「心待ちにしております」を意識して使うことで、ただ「お待ちしております」と伝えるよりも、相手に対して心を込めたコミュニケーションを取ることができるでしょう。

「心待ちにしております」の使い方

「心待ちにしております」はビジネスシーン以外にも結婚式や年賀状、久しぶりに再会する相手など、様々な場面で使うことができます。

敬語表現のため上司やお客様に使うことが一般的ですが、日常的に会う知人や家族に使うことも間違いではありません。しかし、大仰な印象を与える表現でもあるため、この場合は「待っています」と伝える方が良いでしょう。相手の立場や状況に合わせて上手く使い分けてください。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでは「心待ちにしております」を頻繁に使用します。

メールの文末や別れ際の挨拶として使用する事がほとんどでしょう。取引先やお客様と直接会うときや、送ってもらった商品に対して「到着を心待ちにしております」と伝えるなど、様々なシチュエーションで使える表現です。

「会うことを楽しみにしている」といった好意的な印象を与えるので、「お待ちしております」よりも前向きな姿勢を伝えられるでしょう。


例文
・当日お目にかかれることを心待ちにしております。
・またのお越しを心待ちにしております。

年賀状などの挨拶

年賀状では新年の挨拶として、文末に一言添えるかたちで使用する事がほとんどでしょう。

「期待して待つ」という意味がありますので、普段会えない相手に対して「会えることを楽しみにしている」といった気持ちを伝えることができます。

例文
・ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりありませんか。またお会いできる日を心待ちにしております。

「心よりお待ち申し上げる」とは使い分けが必要?

「心よりお待ちしております」よりもさらに強い敬意を表す謙譲語で「心よりお待ち申し上げております」という表現があります。状況によっては「申し上げております」と伝える場合もありますが、二重敬語であるため注意が必要です。

敬語を話すことは大切ですが、無理に重ねた表現は適切ではありません。違和感のある二重敬語は失礼にあたります。「心よりお待ち申し上げております」はそこまで違和感はありませんが、相手によっては堅苦しく感じる表現です。

対象を選ぶフレーズですので、よほど重要な相手でない限り使用は控えた方が良いでしょう。

「心待ちにしております」の例文

敬語表現の「心待ちにしております」は、最後の締めの言葉や、別れ際の一言として使用されるケースが多々あります。

特にビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、プライベートなど様々なシチュエーションで使用できるため、意識して使うことができれば印象アップに繋げることができるでしょう。

「お会いできる日を心待ちにしております」

「心待ちにしております」の例文は「お会いできる日を心待ちにしております」という表現が一般的です。

この例文から、まだ会ったことがない初めて会う相手に対して使われていることが理解できるでしょう。ビジネスシーンでよく使われる言葉です。主に取引先や就職採用側のメールのやり取りでよく使用されるフレーズです。

「お返事を心待ちにしております」

「お返事を心待ちにしております」は、メールを返信する際の文末に添える定例文とも言えるでしょう。相手に「返事を待ち望んでいる」といった意味を伝えられるので、必ず返事が欲しいときや期限内もらいたいときに使うと効果的です。

注意点としては「心待ちにしております」は敬語ではありますが、大仰な印象を与える言葉でもあります。言われた相手は少し催促されていると感じるかもしれません。相手も忙しいという認識を持ったうえでこの例文を使用すると良いでしょう。

例文
・良いお返事を心待ちにしております。

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初回公開日:2018年02月10日

記載されている内容は2018年02月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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