Search

検索したいワードを入力してください

プレゼン原稿の作り方・書き方・例文|原稿構成・時間に対する文字数

初回公開日:2017年07月26日

更新日:2020年02月26日

記載されている内容は2017年07月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

プレゼンを作成する際は、聴衆のためのスライドと自分のための原稿と2つの資料を用意する必要があります。スライドと原稿はどこまで同じにすればよいのか。またどのくらいの長さだとよいのか。プレゼン資料や原稿を作る際に悩みがちな問題に対する考え方をまとめてみました。

data-max-num-ads=8 data-matched-content-rows-num="2" data-matched-content-columns-num="4" data-matched-content-ui-type="image_stacked" data-ad-format="autorelaxed">

プレゼン原稿の作り方・書き方

一般的なプレゼンテーションのスタイルは写真や画像が中心で、文章は1枚のスライドに3文程度に抑えます。以下、プレゼンテーションソフトを使ったスライド形式の資料を作っての発表を想定しながら、プレゼン原稿とスライドの大まかなルールを確認していきましょう。

スライドとまったく同じ文面でも構わない箇所

・導入部分
・核となる商品やサービスの提示部分
・メリットやアピールポイントを端的に言い切る部分
・終わりの一枚

ここぞという場面でスライドと原稿を同じ文面で統一しましょう。発表内容に余計な装飾が必要ないことの現れでもあります。あいまいな含みや迷いのないシンプルで力強い印象を与えられるでしょう。


スライドの内容に「+α」を加えたほうが良い場合

・具体的な事例の紹介
・スライドの構成上、省かざるを得なかったもの
・開発中や試作段階のサービスなどの具体的な進捗状況

展開の都合や見やすさを重視した結果、スライドにのせることができなかった情報などは原稿で補いましょう。それらは発表内容を正確に理解してもらう上では欠かせない大切なものです。またプレゼンはプレスリリースの側面も兼ねています。公式にアナウンスできる段階ではないプロジェクト等を内部向けに告知したい場合などは、原稿だけに記載すると良いでしょう。

プレゼン原稿のそもそもの考え方

そもそもプレゼン原稿は始めから終わりまで聴衆に見せるスライドと同じでも問題はありません。したがってスライド自体をいかに魅力的な構成や論理の展開にするかが重要です。以下、簡単なスライドの構成の仕方をまとめます。
 
1)喋りたい内容を全て文字でスライドに起こす。
2)それぞれのページについて検討し深く掘り下げられそうなトピックと、そうではないトピックとに分ける。
3)「掘り下げられるトピック=スライドに残して発表すべき内容」、「掘り下げられないトピック=原稿に回すべき内容」と分類する。
4)スライドに残したトピックを俯瞰でつなぐ 

トピックをつないでいくとプレゼン全体に共通するキーワードが浮かび上がってきます。それがプレゼンのテーマです。この再構築されたテーマに合わせて原稿を構成していくとよいでしょう。テーマと合わずスライドにもや原稿にも使えない内容は質疑応答で活用します。

例文

以下、社内の同僚など身近な人に向けてサービスを紹介するプレゼンの例です。

「〇〇は△△を☓☓できるサービスです。」
「たとえば、こんなことはありませんか?」
「また、□□によると〇〇という調査結果も存在します」
「そうしたときに便利なのがこの、〇〇です。」
「〇〇を使えばこうなります」
「◯◯には△▲の機能を使用しています」
(以下、略)

まず結論を先に提示して興味を引き、具体例をあとから加えていくという構成はプレゼンの定番のパターンです。また、原稿を作る際には短くシンプルな文章を重ねていくことで発表にテンポ良いリズムを生み出します。




プレゼン原稿で真似したいテクニック

プレゼン原稿を作る際に、ぜひ参考にしていただきたい技法があります。小泉元首相による「ワンフレーズ・ポリティクス」です。政治問題は言葉一つに対してもすごくセンシティブになるほど、複雑で微妙なニュアンスが様々に絡み合っています。元首相はそれらの問題をオリジナリティあふれるフレーズでまとめ、自分が考えたテーマというかたちで世の中に提示してきました。また、ユーモアを交えながら会見を行うスタイルはさながら欧米のプレゼンテーターを思わせます。余裕があれば取り入れてみてください。

プレゼン原稿の構成ーその1

プレゼンと一口に言っても大学のゼミの研究発表から新製品の紹介または企画書の提出まで、用途は様々です。さらには業界によってスタイルも異なります。まずはスタイルについて把握しましょう。以下、大まかな分類です。

提案書型

画像もしくは写真を一枚、大きく貼り付ける構成で統一します。紹介する題材や企画の魅力を視覚で伝えることを第一としており、見やすさやデザイン性が最優先です。このスタイルのプレゼンの場合、スライドと同じ原稿では発表時間をだいぶ余らせてしまいます。重要な所は原稿で補足していく必要があります。



企画書型

文字を書き込むスタイルです。プリントアウトして正式な資料とし詳細を検討することを想定しています。裏付けのデータや数字の正確さが大切で、見やすさについては妥協が必要です。このスタイルのプレゼンの場合は資料に内容を詰め込むため発表時間内に全ては紹介しきれません。原稿では重要なものだけにスポットを当てて説明し、あとは省くとよいでしょう。

プレゼン原稿の構成ーその2

プレゼンは用途や目的、業界などによってスタイルがかなり左右されます。はじめに何を書いて、次に何をもって来てというようなフォーマットやセオリーは必ずしも万能ではありません。何度も発表を重ねてご自分オリジナルの方法論やスタイルを確立することをおすすめします。というのも一から十まで原稿内容をかっちり決めてしまうと「遊び」の部分がなくなってしまうからです。

「遊び」の持つ可能性

プレゼンで何より大切なことは「人を惹きつける」ことにあります。事前に用意した原稿をただ読むだけでは人を充分に惹きつけることは出来ません。原稿に「遊び」をもたせることで余裕のある発表ができるようになります。以下は「遊び」の活用法です。

・喋るペースをその場で調整する
・機器類の不具合やwifiなどの接続などの調整時間
・アプリやサービスなどを紹介する場合、実機でのデモンストレーション

「遊び」を持たせる方法は時間を余らせるように原稿を短く作るだけです。良いプレゼンをするためには、この空白の時間をいかに設けられるかが鍵になります。

「遊び」をさらに活用する

プレゼンに慣れてくると原稿を箇条書き状態で発表することも可能になります。この方法は事前の下調べや勉強で知識をきちんと裏打ちしておくことが大切です。発表では文面に縛られず、聞き手の反応を見ながら文章の構成を即興で入れ替えたり、テーマと矛盾のないアドリブを足し引きすることが可能になります。ただし、事前にアドリブに対応できるようスライドを最小限かつシンプルにしておく必要があります。

「遊び」を取り入れる際の注意点

ただしこれらのテクニックは、プロジェクト形式で他の人と進めるような内容のプレゼンには不向きです。そうした形式のプレゼンの場合は発表内容を一言一句、きちんと原稿に落とし込みましょう。一緒にプロジェクトを進めている人が混乱しないよう情報共有をきちんとすることがマナーです。

時間に対する文字数

基本的には以下の式を目安で考えるとよいでしょう。

分数×300

アナウンサーの方の喋るペースが1分あたり300文字程度とされています。ご自分の話すペースや時間の経過による疲労などを加味して原稿を作成しましょう。また、一文を短くすることも大切です。

何度も読み返しのできるビジネスメールの文章ですら簡潔さが求められます。その場限りで聞き返すことのできないプレゼンでは、なおさら耳に残るような分かりやすい表現を心がけましょう。文章を短くしてリズムを整えることはそうした工夫の一つです。



文章を短くするために

以下、文章を短くするための方法をいくつかご紹介します。

専門用語を入れる

同業の方を対象にしたプレゼンであれば、一言でイメージを理解してくれるためとても便利です。その用語がプレゼンのテーマに深く関わるものでない限り、詳細な説明に時間をかける必要はありません。詳しい情報を参照できるようなページを紹介する程度でも良いでしょう。

一方で異業種の方に向けてプレゼンをする場合は、誤解を招くことのないようによくリサーチをした上で原稿にとりいれましょう。

スライドで図示

言葉で説明すると複雑でも関係性自体は等式一つで説明できるような場合もあります。頭の中のイメージをどのように提示すれば分かりやすいのか、色々考えるのもプレゼン資料作成の醍醐味です。図やイラスト、写真などで極力スライドに起こせる内容は起こしてしまいましょう。原稿ではまとまらない、言葉にならないニュアンスを雄弁に聴衆に語りかけてくれます。

語順や段落を入れ替える

会社のオフィシャルHPや製品のマニュアル等から文章を引用するような場合、とりあえず素材として抜き出しては見たもののどこを使えばよいのか頭を悩ませることになります。こうした文章の要約や意味付けと再構成はプレゼン資料を作成する上で難しいポイントの一つです。

ミッションや経営哲学など特別な意味を持つ文章は除きますが、それ以外で特に制約がなければパーツごとに切り分けをしたり並べ替えをすることをおすすすめします。書かれている場所こそ違えど、趣旨としては同じような内容が重複してでてくるはずです。元の文章が持つニュアンスを損なわないよう注意しながらまとめていきましょう。

プレゼン時間の目安

以下、一般的なプレゼンテーションから特殊な事例までをまとめました。

5分以内:自己紹介 / 活動報告 / 研修旅行のまとめなど
5~10分:ゼミの研究の発表 / 注目しているニュースやサービスの簡単な紹介
15~20分: 会社の説明会 / 文字ベースの企画書の紹介
20~50分:講演会 
1時間以上:ハンズオンでの学習会(プログラミングなど)

一般的な長さの目安としては5~10分以内とされていますが、それは一つの形式にすぎません。誰に向けてどのような発表をするかによってここまで変化します。

プレゼンの形式と時間からわかるもの

興味深いのは時間が長くなるにつれて聴衆の関心が深くなることです。たとえば大学教授の講演などは50分以上です。その道の第一人者として評価をされている人たちがファンのために行うプレゼンです。この場合、原稿の内容もさることながらプレゼンテーターの話が聞けることそのものに価値があると判断できます。その方面の人たちにとっては入場料や講演料などを支払ってでも聞くべき内容ですし、原稿そのものにも資料価値があります。

その一方で5分で自己紹介をする場合。特に初対面の場合はお互いに相手の人となりがわからないため興味を持ってくれるかどうか手探りの状態です。分かりやすい内容から自己開示をはじめて、徐々に興味をもってもらうよう打ち解けて行く必要があります。

相手はプレゼンにどの程度関心をいだくのか

プレゼン原稿を作っていると一生懸命になりすぎて、つい文章量が多くなり熱く語ってしまいがちです。それだけ紹介している中身が素晴らしいものだとも言えますが、発表の際の熱量だけに注目が集まってしまうのは非常にもったいないことです。

テーマと時間の目安は相手がどのくらいまで自分のプレゼンに興味を持ってくれるか、客観視するための目安にもなります。今一度クールダウンしてどのような伝え方が最適なのか原稿をチェックしてみましょう。

プレゼン原稿は自分の言葉で書こう

プレゼンの良し悪しは紹介する題材にかかっています。そして良いプレゼン原稿を書くためにはテンプレートではない自分の言葉で題材の魅力を伝えることが一番です。オリジナルの方法論をぜひ探してみてください。

Latests