改善報告書の例文｜クレーム改善/消防立入検査・書き方や注意点
更新日：2024年04月05日
改善報告書とはどのような書類なのか？
改善報告書とは、企業および会社の業務内容に不備や不手際があり、業務形態や管理形態を見直し、改善するために必要な事項を記載した報告書です。
仮に、上場企業などが証券取引所に業務改改善を指導した場合、企業は証券取引所へ業務改善措置と、その実施内容を記載した書面を提出しなければなりません。
また、改善報告書は、上場企業や証券取引所で使用されるものだけでなく、企業の社内改革や業務不備への対応、正が行われた場合の周知などにも使うことができます。
「失敗した時の反省文」と思われがちな改善報告書ですが、改善報告書を活かすことにより、職場の質を高め作業の効率化を進めることができます。
改善報告書の参考となる基本的な種類別の例文について
クレーム改善報告書
身近な改善報告書としては、顧客から発生したクレームを集約するクレーム改善報告書があります。飲食・小売り販売・接客・建設など業種を問わず、顧客や取引先からのクレームに対し、社内または部署間でどのような改善策を打ち出し、実施していくかを記載した改善報告書となります。
クレーム改善報告書のポイントと例文
改善報告書の提出先は、クレーム元や企業経営の上層部です。クレーム改善報告書は基本的に三つの構成で成り立ちます。
・なぜ、どうしてクレーム発生したのか。その原因を明確にする。
・クレームが発生した事案に対して解決策を提示する。
・今後同じクレームが出ないような再発防止策を記載する。
例文：〇月〇日のおいて××というお客様からのお声を頂きました。原因といたしまして□□であることが判明し、解決防止策といたしまして以後○○を実施いたします。
消防立入検査を受けた場合の改善報告書
消防立ち入り検査とは、消防署管内の各事業所・営業所に消防局職員が直接検査に赴き、施設の防火設備や消火器の設置、避難経路などが確保されているかをチェックする検査です。
消防立入検査で違反項目がある場合、事業所の責任者へ【警告】や【改修計画書の提出】の行政指導が適用されます。これらの指導を行っても改善されない場合、または重大な違反案件で会った場合、周辺住民への安全配慮の点から、違反物対象として施設名と住所が公表されます。
消防立入検査改善報告書のポイント・例文
消防立入検査改善報告書は、消防局からの指摘によるアンサーとなります。以下の点が重要となります。
・指摘された箇所はどこであるか
・指摘された箇所をどのように改善したのか
例文：〇月〇日の消防立入検査にて当施設への消火器不備のご指摘にもとづき、全階に消火器を設置しました。今後は、年に一度の消化器訓練と防火訓練を行っていく予定であります。
労働基準監督署へ送る改善報告書
労働基準監督署とは、全国の都道府県に設置されている労働署の一部の機関のことを指します。労働基準監督署の主な仕事は、企業や事業所が労働者に対し、法律に基づいた雇用関係を築いているか、不法な労働をさせていないかを監督し、指導する行政です。
労働基準監督署の立ち入り調査により、改善が必要と判断された場合、企業や事業所は改善報告書（是正報告書）を提出しなければなりません。
改善報告書を提出せず、法律に違反する不正労働使役を続けた場合、行政から処分されます。
労働基準監督署への改善報告書のポイント
労働基準局への改善報告書は行政指導への回答書です。適切な文書内容は社会保険事務所に相談することがもっとも適切です。
社会保険事務所に頼ることができない場合、改善報告書を作成する際のポイントは、けっして言い訳をしないことです。改善報告書は、反省文ではなく【どのように改善】したかの回答書です。
薬局個別指導の改善報告書
初回公開日：2018年02月16日
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