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【メール】表題の件の意味・使い方・例文・標題の件との違い

更新日:2024年09月14日

メールにおける表題の件の意味とは何か?最近はビジネスメールも簡単にテンプレートを手に入れることができます。「表題の件につきまして」という文章をよく目にするとは思いますが、その本来の意味や活用法を理解している方はどれだけいるでしょうか?

メールでの表題の件の意味とは

ビジネスメールでよく見受けられる「表題の件につきまして」ここでいう表題とは、メールの件名に記載するタイトルのことを指します。そこには、ただのタイトルという意味だけではなく、相手にメールの内容・要件を端的に伝える意味も含まれています。

日々多くのメールでやり取りをするビジネスシーンにおいても、内容の緊急度や重要度を件名に書かれた内容で判断することが少なくありません。場合によっては迷惑メールと思われ、誤って削除されてしまいます。

そもそも表題とは?

表題とは、以下の文にもあるように書物の題名を指してます。しかし、メールにおいての表題は少し異なります。「題名」はメールの「件名」にあたり、「表題」はその「件名」と本文を結びつける役割を担っています。また、「標題」とも表現されますが、同様の意味とされています。そのため、「標題の件」とされる場合もありますが、「表題の件」と大きな違いはありません。

ひょう‐だい〔ヘウ‐〕【表題/標題】の意味
1 書物の表紙などに記してある題名。
2 講演・演劇・芸術作品などの題。

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/jn/187958/meaning/m0u/ | https://dictionary.goo.ne.jp/jn/187958/meaning/m0u/

使い方

表題の件を使うには、まず件名が必須になります。もちろん件名を入れることはメールの基本ですが、件名を見ただけでおおよその内容を理解してもらうために、要件を簡潔にまとめる必要があります。送る内容も「書類の送付」「見積もり依頼」「打ち合わせのスケジュール」など、定番化されているため、少ない情報からでも十分意図を伝えることはできます。

その上でメールの本文中に「表題の件につきまして」と付け加えることで「件名」と「本文」の内容を結びつきます。これが基本の使い方になります。

使用上の注意点

文章を省略して送ることができる「表題の件」ですが、間違った使い方をしてしまうとかえって手間を増やしてしまう場合があります。具体的な例としては以下の通りです。

・「表記の件につきまして」
一見問題ないように見えますが、メールにおいては「表記の件」より「表題の件」が一般的です。先に示した文章に対して言及するという意味では同じなのですが、表記は件名だけでなく他の本文中に書かれた文章にも適用されてしまいます。

・「件名の意味が伝わらない」
話の前後でおおむね内容を理解しているとはいえ、あまりに抽象的過ぎると意図が伝わりません。急いでいるため、いきなり本文から読む可能性もあります。

簡潔にできるあまり、相手のことを考えすぎないようですと余計な手間をお互いにかけてしまいます。

表記 ヒョウキ
[名](スル)
1 おもてに書きしるすこと。また、その書かれたもの。おもて書き。「表記の所へお送りください」
2 文字や記号を用いて書き表すこと。「現代仮名遣いで表記する」

出典: https://kotobank.jp/word/%E8%A1%A8%E8%A8%98-613161 | https://kotobank.jp/word/%E8%A1%A8%E8%A8%98-613161

例文

上記の内容を踏まえて、いくつか例文を見ていきます。ここでは一般的に見られるものを簡単にご紹介します。

件名
「【見積依頼】製品〇〇について」
本文
「表題の件につきまして、ご相談があります。」

件名
「書類添付のお知らせ」
本文
「表題の件につきまして、ご確認の程宜しくお願い申し上げます。」

企業であればこれらに自社の名前を記載している例もあります。

悪い件名

上記に記述した使用上の注意で、件名を読まない方もいると述べましたが、その要因の一つに文章が長すぎるということが考えられます。

件名
「9/12のミーティング詳細連絡及び議事録の送付」
少し極端な例ですが、ここまで長いと見る気がなくなります。人によっては、迷惑メールではないかと一瞬疑ってしまいます。

しかし、それなら短く一言で済ませればよいのでは?というわけではありません。

件名「資料の送付」
お互い見知った人で何度もやり取りがあるならこれで通じる場合もあります。しかし前後のやり取りがない状態だと「何の資料?」と混乱させてしまいます。場合によってはメールが雑な人間というレッテルを貼られてしまう可能性があります。

一目でわかる件名の考え方

それでは、どのような件名であれば良いか考えていきます。理想の文字数は長くても15~20字に収めてください。ポイントは「いつ」「どうしてほしいか」を伝えることにあります。
「【注文依頼】8/15打ち合わせの件」これであれば受け手側に、8/15に打ち合わせした商品を正式に依頼してほしいことが伝わります。

それを踏まえて本文では、「表題の件につきまして、正式に依頼をしたくご連絡致しました。」と続けることができます。さらに、もう一点、「年末の営業スケジュールについて」こちらも件名を見ただけで、どのような要件を伝えたいのかよくわかります。本文例はこちら「表題の件につきまして、ご連絡がございます。」ここから具体的な日程や詳細情報を記載していきます。

表題の件と標題の件の違い

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初回公開日:2017年08月20日

記載されている内容は2017年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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