【季節別】メールの最後の挨拶の例|最後になりますが/謝る
更新日:2024年07月25日
メールの最後 締めくくりの挨拶
電子メールやEメールが一般的になり、便箋やハガキに手書きで手紙をしたため、さらにそれをわざわざポストまで投函しに出かけたりすることが少なくなりました。いつでもどこでも気軽に相手にメールを送ることができる時代です。
文字に自信がなくても、メールであれば尻込みをせずに、送ることができるというのも、利点のひとつでしょう。
日常の、友人や親しい人に宛てたメールには、それほどルールや守らなければいけないマナーなどはありませんが、会社や目上の方、また送るメールの内容などによっては、最後に結びのあいさつなどが必要になる場合もあります。
「最後になりますが」
手紙やメールの本文を書き終えた後に、つけ加えるのが末文です。本題が終わって、そのままぷっつりと終わってしまうのは、あまりよくありません。マナーの点からも、ひと言ふた事添えるのがよいでしょう。
「最後になりますが」「まずは取り急ぎ」「末筆ではございますが」「略儀ながら」などの言葉があります。
締めくくりのあいさつですので、あまり長々と書くのはよくないでしょう。相手の健康を祈る言葉を続けます。また、本文(本題)の内容によっては、最後に連絡のお願いや、謝罪・感謝の言葉などを書き添えます。
「以上」 ビジネスの書類
日常のメールや手紙の最後に「以上」と書き加えることは、まずないでしょう。メールや手紙を読みすすめて、その最後に「以上」とだけ書かれていると、なんだかぶっきらぼうですし、とくに目上の人や、社外のお客様宛のメールなどの最後に書くと、失礼にあたるのではないか、と考えてしまうのではないでしょうか。
ビジネスの文章の最後に「以上」と書くことは、間違いではありません。書類(この場合メールとは分けて考えます)の書式では、文頭に「記」と書いてから、内容を箇条書きにした場合には、最後に「以上」とするのが決まりです。「記」と「以上」はセットとなります。
メールで使える「以上」
仕事のメールに限ってですが、例え本文が箇条書きの文面でなくても、結びの言葉として最後に「以上」を使うことができます。「内容はここまでですよ」という「しるし」でもありますので、使用しても相手に失礼にあたるということはありません。ですがやはり目上の人や社外の人に宛てたメールの場合は「以上」だけでは失礼となります。
では、どのようにすればよいのでしょうか。「以上、○○」という形にします。「以上。よろしくお願いします」とすれば、ほとんどの文面に使えます。あとは、本文の内容に沿って、「○○」の部分を変えて書けばよいでしょう。
しかし、毎回毎回最後の締めくくりが「以上」では、なんだか語彙の少ない人だと思われてしまいそうですから、「どうぞ」「今後とも」「引き続き」などのいくつかの言葉を使い分けるとよいでしょう。
「ご自愛」
前文で時候のあいさつや、相手の安否や健康状態・家族について尋ねますので、手紙やメールの最後である末文にも、相手の体調や、家族の健康・幸福を祈る言葉を添えましょう。
「自愛」という言葉の意味は、自分の体を大事にするということです。相手い使う場合は敬語に変えて、体に気をつけてくださいという気持ちを込めましょう。また、相手本人だけでなく、家族の方に対しても「ご家族(皆様)のいっそうのご健勝をお祈り申し上げます」とするとよいでしょう。
相手が、目上の恩師などで、まだまだ現役の方の場合には、「ご壮健でご活躍なされることをお祈り申し上げます」という最後のあいさつでもよいでしょう。
季節別の最後・締めくくりのあいさつ
メールや手紙の最後に時候のあいさつを入れるということは、先にも述べました。ビジネス(社内)のメールは、できるだけ簡潔にするべきなので、とくに頭語や結語(拝啓・敬具)、丁寧な前文や末文は書かないほうがよいでしょう。
しかし、社外のメールや手紙には、季節ごとの最後のあいさつを添えたほうが、丁寧な文章となります。メールとしての体裁も整い、最後を締めくくる上でも適切でしょう。
以下に、季節ごとの最後の締めくくりに使える例文を、いくつかあげてみました。
春
3月から4月ごろに使います。3月ごろですと、まだ季節的にも陽気は不安定ですから、体調を崩しがちでしょう。春先はとくに近年スギ花粉症やヒノキ花粉症などを発症する人が増えていますから、お見舞いの気持ちを添えた一言を、最後のあいさつにするとよいでしょう。
「まだまだ寒い日が続きます」「季節の変わり目です」「花粉症を患われているとのことですが、まだまだお辛い時期が続くと思われます」など、相手に合わせて考えるとよいでしょう。
夏
5月から8月ごろに使います。この時期には梅雨のが含まれます。地方によっては、6月の梅雨のころでも肌寒い日などがあって、暖房器具なども手放せない地域もあることでしょう。
また、社会生活でも、新入社員や新入学生、部署がえや転勤などで、生活環境が著しく変化した人も多いでしょう。5月ごろというのは、張りつめていた緊張がゆるむ季節でもあります。いわゆる五月病と呼ばれています。体調を崩す人もいることでしょう。
締めくくりの最後の言葉としては、「梅雨寒という言葉もございます」「長雨での体調の変化にご注意ご自愛ください」などとするとよいでしょう。
暑中・残暑
暑中の期間は7月下旬から8月上旬です。残暑は立秋(8月8日ごろ)から8月末日までの期間です。いわゆる夏の盛りですので、疲れもたまるころです。夏バテや熱中症などに注意したい季節でもあります。暑中見舞いや残暑見舞いの最後にもよく使われるフレーズです。
「まだまだ暑い日が続きますが」「残暑とはいえ熱帯夜のおさまる気配がありませんが、くれぐれもお体お大事に」などとするのがよいでしょう。
初回公開日:2018年04月25日
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