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お待ちしておりますのバリエーション7つと与える印象

初回公開日:2017年11月29日

更新日:2020年03月03日

記載されている内容は2017年11月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンでよく用いる「お待ちしております」ですが、より丁寧にした「お待ち申し上げております」が使われることもあります。どちらの表現が正しいのでしょう。本記事では「お待ちしております」の使い方と、使ったときの効果についてもご紹介します。

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お待ちしておりますは敬語なのか

ビジネスシーンで取引先から「お待ちしております」という言葉をかけられることがあります。さて、この言葉は、敬語として使えるのでしょうか。

こちらから、取引先相手に対して「弊社にてお待ちしております」と伝えても、失礼にあたることはないのでしょうか。

「お待ちしております」は一見「待つ」に「お」がつけられており、敬語としての形態をとっているようにも見えますが、果たして本当に敬語なのか、確認してみましょう。

「待っています」の敬語

結論からいえば「お待ちしております」は「待っています」の敬語です。「お待ち」の部分が「待つ」という言葉を丁寧な表現にしています。

「おります」は「いる(居る)」の謙譲語です。謙譲語は「自分が一歩引くことで、相手が目上であることを示す」敬語表現です。

「お待ちしております」は、相手への敬意と丁寧さを込めた言葉であり、上司・取引先・お客様といった立場が上の相手に対して、使用する言葉です。

お待ちしておりますのバリエーション7つ

ここでは、「お待ちしております」がビジネスシーンなどで使われる際のバリエーションを紹介します。

どのバリエーションもよく使われている表現なので、耳にすることも多いです。しかし、使われる頻度と正しい使用法かの判断とが正比例するとは限りません。

周囲の使い方にならって、誤った使い方をしてしまうことはありがちです。「お待ちしております」のきちんとした使い方を覚えておきましょう。

語尾に変化をつけるバリエーション

ここでは、「お待ちしております」の語尾を、相手に合わせた使い方に変化させているバリエーションを紹介します。

いずれも使っている本人は、「敬語」として使っていますが、日本語の文法として正しい敬語になっているとは限りません。

特に、ビジネスシーンで間違った日本語を使っていると、「母国語すら満足に使いこなせない人間」として見られ、ビジネスへ影響を及ぼす危険性があります。気をつけましょう。

バリエーション1:お待ち申し上げております

「お待ち申し上げております」は、「お待ちしております」をさらに丁寧にした言葉として用いられることも多いです。

「お待ちして」とは、「お待ちする」の「する」を活用した形です。「お待ちする」を謙譲語にすると「お待ち申す」「お待ち申し上げる」になります。「おります」も「いる」の謙譲語です。

「お待ち申し上げております」は、「して」「います」双方を謙譲語に変えた、二重の謙譲表現になっているといえます。

バリエーション2:お待ちしております

「待っている」の敬語表現が「お待ちしております」という言葉になります。「お待ち」は丁寧な表現で、「しております」が「している」の謙譲表現です。

「お待ちしております」とは、丁寧語+謙譲語という作りで、敬語として正しい構成です。自分が誰かを「待つ」ことを伝える場合に使用するのに最適の敬語といえます。

「お待ちしております」は謙譲表現なので、目下の相手に対して使用する表現とはいえないでしょう。

バリエーション3:お待ちしています

「お待ちしています」の「しています」は丁寧語です。「お待ち」「しています」は、丁寧語+丁寧語という構成で、全体としても丁寧語の扱いになります。

丁寧語は、基本的に誰に対して使っても問題ないです。目上の人に対して使っても、逆に親しみが感じられて、お互いの距離を縮める役割りをしてくれるでしょう。

まずは、「お待ちしています」というバリエーションを使いこなして、丁寧語や謙譲語に慣れていきましょう。

前に言葉を付け足すバリエーション

次に、「お待ちしております」をベースにして、前の方に言葉を付け足すことで「待っている」側の心理状態を表現できるバリエーションを紹介します。

ここで紹介するバリエーションは、一種の慣用句ともいえる、よく使われている決まり文句ばかりです。言葉全体の意味を理解し、場面に応じて使えるようにしておきましょう。

バリエーション4:心よりお待ちしています

「心よりお待ちしています」は、こちらが待ち望んでいる様子を伝えるのに適切な表現と言えます。「心より」をつけ加えることで「待つ」気持ちがストレートに伝わります。

【例文】
・〇〇様のご来店を、従業員一同心よりお待ちしています

「心よりお待ちしています」という表現は、ショップからの来店を促す文書などによく見かけることがありますが、親しい間柄の人に合うのを待ちきれずにいるときに使ってみると、案外おしゃれです。

バリエーション5:ご連絡お待ちしております

「ご連絡お待ちしております」は、ビジネスシーンで多用されています。相手からの連絡を再度促す意味も込めて、メールの末尾に書き添えるのが一般的な使い方です。

また、メール末尾のこの言葉によって、相手に待たれていることがより伝わって、メモをするとかメールをプリントアウトしようとする行動へつながるでしょう。

【例文】
・それでは、ご連絡をお待ちしております
・〇月〇日までのご連絡をお待ちしております

バリエーション6:またのご利用をお待ちしてます

「またのご利用をお待ちしてます」もショップなどの、お客様と直接接する機会の多い業種などで多用されています。航空機の最終アナウンスにも使われていることがあります。

「お待ちしてます」という言葉の使い方が、聞き手の耳にはちょっと軽い感じに聞こえそうではあります。 

【例文】
・本日はご来店ありがとうございました。またのご利用をお待ちしてます
・本日はご乗車ありがとうございました。またのご利用をお待ちしてます

バリエーション7:気長にお待ちしております

「気長にお待ちしております」は、「気長に」が期日を切った表現ではないため、ビジネスシーンなどではあまり使われる表現ではないでしょう。

使い方を間違うと、「気長に」が「待たされている感じ」の表現となってしまい、不快に感じてしまう人もいます。相手に納期などのプレッシャーをかけないという意図で使うのに適しているでしょう。

【例文】
・気長にお待ちしておりますので、あまり気になさらずご対応ください

言葉の表現力が弱い人におすすめ

どうもストレートな物言いしかできなくて、他人との円滑なコミュニケーションが取りにくいと悩んでいる人には、「できる大人のモノの言い方大全」をおすすめします。

相手に対する敬意を払ったり、ストレートに伝えずオブラートに包んだ言い方で伝えたり、など「大人のモノ言い」を覚えておくと便利ですし、人としての風格もアップするでしょう。

今までの経験で養うことができなかった日本語力の補完に役立ちます。

お待ち申し上げておりますは正しいのか

「お待ち申し上げております」は、先に紹介したように、「丁寧語+謙譲語+謙譲語」という構成になっています。丁寧語の「お待ち」を「申し上げて」が強調する役割を果たしています。

一文の中に2つの謙譲語や尊敬語が使われている場合、「二重敬語」と呼ばれ、本来の敬語表現からすると「誤った敬語」とされますが、一般的にはわりと使われてもいます。

二重敬語に気をつける

二重敬語は基本的に誤った敬語表現として使用は避けるべきでしょう。しかしながら、「お待ち申し上げております」に関してはビジネスシーンでよく用いられています。

ビジネスシーンで使用される敬語には特殊なルールがあり、取引への思い入れもあって、二重敬語が使われているということでしょう。

ビジネスシーンでは二重敬語自体を許容している、ということではないので、なるべく正しい敬語を使う習慣を身につけましょう。

正しいが丁寧すぎて冷たい印象

「お待ち申し上げております」は、二重敬語という本来は日本語として誤った表現ながら、ビジネスシーンでは許容されています。

つまり、常用されているのでしょうが、だからといって多用するのも考え物です。「お待ち申し上げております」は二重に謙って相手を待っていることを伝えています。

相手に対して敬意を払う気持ちが強すぎて、他人行儀で冷たい感じになるのは否めませんので、気をつけましょう。

お待ちしておりますを使いこなそう

「お待ちしております」といわれたときのことを考えてみましょう。なんだか相手先に行くのが待ち遠しくなるような、前向きな気持ちになれます。

相手をこちら側に向かわせる気にしてくれる「お待ちしております」という言葉を、上手に会話の中に織り交ぜ、コミュニケーションの向上に役立てましょう。

温かい印象になる使い方をしよう

「相手が待っていてくれる」と思うだけで、なんだか温かい気持ちになれます。「お待ちしております」は、敬意だけでなく、親しみもこめて使うよう心がけましょう。

「お待ちしております」に関連する言葉の使い方については、以下のリンク記事も参考にしてみると良いでしょう。

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