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食事の時の箸のマナーと箸袋を折るのはマナー違反なのか

初回公開日:2017年11月10日

更新日:2017年11月10日

記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

年末にさしかかり、忘年会など、家族だけではない場で食事を囲む場面が多い時期になってきました。皆さんは、お箸のマナーご存知ですか。普段何気なく使っているお箸ですが、多くのマナーがあります。正しいマナーを身に着けて、友人や同僚に嫌われないようにしましょう。

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食事の時の箸のマナー

お箸とは

お箸は、日本人の心とも言って過言ではありません。小さな子供でも三歳を過ぎると、幼稚園や保育園でマナーや使い方を教わり、見よう見まねで使い始めます。

そんなお箸ですが、日本以外の国でも多く使われています。世界で使用している国は、主に東アジアの地域で、材質や形状にその国ごとに特徴がありますが、同じ長さの棒状のものを二本で一対にして使用するということは世界共通です。

また、お箸はとても機能性に優れた食器の一つです。二本の棒状のものを手で持ち、食べ物をはさんで移動させたり、口に入れるのに適当な大きさに切ったりと、洋食で使うフォークやナイフの代わりにもなります。

和食でのマナー

お箸は、その食事の内容で使い方にマナーが伴います。ここでは、最も基本的な和食のお箸のマナーをご紹介します。

お箸の作法

基本の持ち方からおさえていきます。
<お箸の持ち方>
①箸の中央あたりを右側から抑えるように手をかぶせてとる。
②そのまま胸の前に持ち上げる。
③左手を箸の下の方に添えるように持ち、右手を右方向に滑らせるように移動する。
④もち位置を決めたら、中指を箸の間に入れ、安定したら左手を離す。

箸を持つときは、できるだけ右端を持つときれいに見えます。

お箸とお椀の持ち方

和食には必ず椀物がついてきます。蓋のついた椀物は、食べ始める前に蓋をすべて開けるのがマナーです。右側にある椀物の蓋は右へ置きます。左側のものは左に置きます。蓋をあける際は、必ず左手をお椀に添えて右手で蓋を取ります。取った蓋は、一度左手を添えてから椀の横に置きましょう。

また、汁物を飲む際は、必ずお箸の先を汁に入れて飲むのがマナーです。こうすることで、汚れた箸先を相手に見せなくて良いし、汁物の具が口の中に入る量を調整できます。お箸とお椀の持ち方にもやり方がありますので、こちらもチェックしてください。

<やり方>
①お椀は両手でとる。
②お椀を左手に移し、右手で箸を取ったら、箸先を左手の薬指と小指の間にはさみ、右手を右方向に滑らすように移動する。
③食べ終わったら、箸先を左手の薬指と小指の間にはさみ、右手を滑らせかぶせるように持ち、箸置きに置く。

箸を右手で、お椀を左手で一緒にとる動作は「もろおこし」といい、マナー違反になりますので注意してください。

箸袋を折るのはマナー違反なの?

結論からいうとマナー違反ではありません。箸置きの代わりに箸袋を使う場合もあります。折り方もいくつかありますが、箸袋を結び文(千代)に折るのが一般的です。また、細く折って端を中に少し折りいれ、立てるようにして使う折り方もあります。

使い終わった箸は、箸袋にもどす

食事が終わったら、汚れた箸先は見せないようにするのがマナーです。ですが、そのまま箸袋に入れておしまいにすると、使ったかどうかわからない場合があります。そこで、箸を箸袋に6割程度入れて、箸袋の先を二つ折りにするというやり方がスマートです。また、箸置きとして結び文にして使っていたなら、その結び目に箸先を入れるのも良いです。

割りばしの場合、使い終わったら折るのがマナーだと食後にお箸を折る方もいます。しかし、それは正しいマナーではありません。使い終わったら箸袋に戻し、使用済みだとわかるように置くことがマナーですので、取り違えないようにしましょう。

箸のマナーでのタブーとは

お箸を使うときに、タブーと言われている所作は「嫌い箸」「忌み箸」「禁じ箸」といわれ、日本ではもちろん、箸を主に使う東アジアの諸国でもマナー違反と言われます。その内容は30個以上にもわたりますので、主なものをいくつかそれぞれ理由を含め、ご紹介します。

マナー違反といわれる「嫌い箸」

握り箸

二本の箸を手で握って(鷲づかみにして)食事をとる所作です。箸を使い始めて間もない幼児に見られることが多いのですが、近年正しい持ち方ができず、このような持ち方をする大人も多いです。また、古来食事の途中でこの形に持ち替えるやり方は、攻撃準備とみなされることもあったため、今日においてもタブーと見なされています。

拝み箸

両手で箸を挟みいただきますなど、拝むようにする所作です。最近は、テレビでもこういった姿を見ることがありますが、本来はマナー違反です。食事前の挨拶は、箸を持つ前に行いましょう。

横箸

二本の箸を揃えて持ち、スプーンのようにすくいあげて食べる所作です。

ちぎり箸

箸を右手と左手に一本ずつ持ち、ナイフとフォークのように料理をひきちぎって食べる所作です。

付き箸・刺し箸

料理に箸を突き刺して食べる所作のことです。箸を二本同時、または一本で料理を突き刺して口に運ぶ様はとても見苦しく、また、火のとおり具合を疑っているようにも見られ、失礼な態度ともとられるので注意しましょう。

叩き箸

箸で食器を叩いて音を立てる所作です。おかわりを頼むときや人を呼ぶときに叩いたり、食器を楽器のように見立てて音を鳴らすのはマナー違反です。まだ、マナーを理解しない幼児に「茶碗を叩くと餓鬼がくる」と言って言い聞かせたりします。

(振り)上げ箸

箸を手の甲より高く振り上げる所作です。箸先についた汁が飛んで相手にかかったり、他の料理についてしまったりと迷惑をかけます。所作自体も見苦しいので気をつけましょう。

指し箸

箸で人や物を指し示す所作です。食事中に相手に箸先を向けられたら、不快な気分になります。料理を指すこともマナー違反です。

寄せ箸

自分の場所から少し遠くにある料理の皿を自分の方に寄せようと箸で行うことです。

空箸

食べようと思い手を伸ばしたものの、やっぱりやめたと箸をひいてしまう所作です。古くは、供物を毒入りかと疑った時に人がとる仕草と同じで、提供者に対して失礼な態度に値します。友人関係にも影響が出かねませんので気をつけましょう。

迷い箸

どの料理を食べようかと迷って、料理の上で箸を動かす所作です。「惑い箸」「なまじ箸」ともいってマナー違反です。

探り箸

汁物のお椀の底を具が残っていないか、箸でかき回して探る所作です。行儀が悪く見られます。

舐(ねぶ)り箸

食べ物を口に入れた後、何もない箸先を下でなめる所作です。見ていて気持ちのいいものではありません。癖になっているのなら早めに直しましょう。

咥(くわ)え箸

箸先を口にくわえたり、口に軽くはさんで支えるようなことです。その状態でなにかアクシデントが起こったらけがをしてしまう危険もあります。また、見ばえもよくないのでやめましょう。

揃え箸

食事中に箸を食器などに突き立てて揃える所作です。箸の先や器が傷ついてしまいます。箸と器を持っていたら、一度器をおいて、両手を使って箸を揃える所作が正しいマナーです。

まだまだある箸使いのタブー

いかがですか。皆さんもよく子供のころに、親や祖父母に怒られたこともあるのではないでしょうか。他にもまだ、撥ね箸(嫌いなものを箸でよける所作)や重ね箸(ひとつの料理ばかりを食べ続ける所作。ばっかり食べともいう)など、マナー違反とは知らずに普段やってしまっていることもあります。

また、お仏前の葬儀などで見られる、箸をご飯に突き刺す立て箸(仏箸)や、箸から箸へ料理を渡す様が遺骨渡しと同じように見えタブーとされる合わせ箸など、マナー違反では済まされないようなものもありますので、最低限のマナーは知っておくのが無難です。

ラーメンを食べる時の箸のマナーとは

ラーメンを食べる際は、汁物なので相手に汁がかからないようにするというのが最低限のマナーです。直接器から箸で食べても良いのですが、レンゲがついているときは、一度レンゲに麺をのせて口元の近くまで持っていくことで、汁を飛ばす危険が少なくなります。そして、先にあげたお箸のタブーを犯さないことがです。

近年、世界いたるところでラーメンブームが起こっていて、外国人がお箸をもつ機会も増えてきました。日本人として、お箸の正しいマナーを伝えて一目置かれる存在になりましょう。

寿司を食べる時の箸のマナーとは

まず、お寿司は箸でも手で食べてもどちらでも大丈夫です。箸でお寿司を食べる時は、箸でお寿司を上から持ってはいけません。上から持つと、途中でお寿司が崩れてしまうからです。正しくは、一度お寿司を横に倒しネタとシャリを箸で挟んで口に運びます。お醤油は、ネタの先に少しだけつけるのがマナーです。

ちなみに、薬味ののったお寿司や軍艦巻きをお醤油につける時は、直につけるのではなくガリに醤油をつけて、それをお寿司にぬって食べます。お寿司の場でも、先にあげたお箸のタブーには気を付けましょう。

箸のマナーには理由があります

なぜお箸を正しく使わなくてはいけないのか。美味しく食べれればいいじゃないか、と思う方もいるでしょう。ですが、美味しく食べるには、相手に不愉快な気持ちを持たせてはいけません。自分がおいしく食べれればいいという意見は、子供じみた言い訳にすぎません。正しいマナーは美しい所作ともいえます。ぜひ、美しい姿勢で美味しく食事をいただきましょう。

箸の置き方のマナー

置き方は、持ち方を逆にします。
<お箸の置き方>
①左手を箸の下の方に添えて持つ。
②右手で箸を上からつかむように持つ。
③左手を離し、箸置きにゆっくりと置く。

箸を置く時は、器の上に置いたり(渡し箸)、テーブルに直接置くのはマナー違反ですのでやめましょう。

正式な和食の場では必ず箸置きがありますが、カジュアルな場の時など、箸置きがない場合もあります。そのような時は、折敷(おしき)といって足のない御膳(お盆)の場合、箸先が数センチ出るように置きましょう。近年では、箸置きがない場合、お皿の上に置いても置いても良いとされていますが、箸置きがある場合は使うのがマナーです。

お箸は日本人の心です

日本食の普及で、お箸を使う文化が世界に広がってはおりますが、そのマナーまでしっかりと理解して使用している人は少ないのではないでしょうか。日本人であれば、産まれた時から目にするものの一つがお箸です。

箸は、日本人の心とも言われます。その文化をしっかりと身に着け、美しい所作で食事をいただくことは日本人の誇りある姿として、次世代に引き継がれていくのではないでしょうか。

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