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食事の時の箸のマナーと箸袋を折るのはマナー違反なのか

更新日:2024年01月29日

年末にさしかかり、忘年会など、家族だけではない場で食事を囲む場面が多い時期になってきました。皆さんは、お箸のマナーご存知ですか。普段何気なく使っているお箸ですが、多くのマナーがあります。正しいマナーを身に着けて、友人や同僚に嫌われないようにしましょう。

食事の時の箸のマナー

お箸とは

お箸は、日本人の心とも言って過言ではありません。小さな子供でも三歳を過ぎると、幼稚園や保育園でマナーや使い方を教わり、見よう見まねで使い始めます。

そんなお箸ですが、日本以外の国でも多く使われています。世界で使用している国は、主に東アジアの地域で、材質や形状にその国ごとに特徴がありますが、同じ長さの棒状のものを二本で一対にして使用するということは世界共通です。

また、お箸はとても機能性に優れた食器の一つです。二本の棒状のものを手で持ち、食べ物をはさんで移動させたり、口に入れるのに適当な大きさに切ったりと、洋食で使うフォークやナイフの代わりにもなります。

和食でのマナー

お箸は、その食事の内容で使い方にマナーが伴います。ここでは、最も基本的な和食のお箸のマナーをご紹介します。

お箸の作法

基本の持ち方からおさえていきます。
<お箸の持ち方>
①箸の中央あたりを右側から抑えるように手をかぶせてとる。
②そのまま胸の前に持ち上げる。
③左手を箸の下の方に添えるように持ち、右手を右方向に滑らせるように移動する。
④もち位置を決めたら、中指を箸の間に入れ、安定したら左手を離す。

箸を持つときは、できるだけ右端を持つときれいに見えます。

お箸とお椀の持ち方

和食には必ず椀物がついてきます。蓋のついた椀物は、食べ始める前に蓋をすべて開けるのがマナーです。右側にある椀物の蓋は右へ置きます。左側のものは左に置きます。蓋をあける際は、必ず左手をお椀に添えて右手で蓋を取ります。取った蓋は、一度左手を添えてから椀の横に置きましょう。

また、汁物を飲む際は、必ずお箸の先を汁に入れて飲むのがマナーです。こうすることで、汚れた箸先を相手に見せなくて良いし、汁物の具が口の中に入る量を調整できます。お箸とお椀の持ち方にもやり方がありますので、こちらもチェックしてください。

<やり方>
①お椀は両手でとる。
②お椀を左手に移し、右手で箸を取ったら、箸先を左手の薬指と小指の間にはさみ、右手を右方向に滑らすように移動する。
③食べ終わったら、箸先を左手の薬指と小指の間にはさみ、右手を滑らせかぶせるように持ち、箸置きに置く。

箸を右手で、お椀を左手で一緒にとる動作は「もろおこし」といい、マナー違反になりますので注意してください。

箸袋を折るのはマナー違反なの?

結論からいうとマナー違反ではありません。箸置きの代わりに箸袋を使う場合もあります。折り方もいくつかありますが、箸袋を結び文(千代)に折るのが一般的です。また、細く折って端を中に少し折りいれ、立てるようにして使う折り方もあります。

使い終わった箸は、箸袋にもどす

食事が終わったら、汚れた箸先は見せないようにするのがマナーです。ですが、そのまま箸袋に入れておしまいにすると、使ったかどうかわからない場合があります。そこで、箸を箸袋に6割程度入れて、箸袋の先を二つ折りにするというやり方がスマートです。また、箸置きとして結び文にして使っていたなら、その結び目に箸先を入れるのも良いです。

割りばしの場合、使い終わったら折るのがマナーだと食後にお箸を折る方もいます。しかし、それは正しいマナーではありません。使い終わったら箸袋に戻し、使用済みだとわかるように置くことがマナーですので、取り違えないようにしましょう。

箸のマナーでのタブーとは

お箸を使うときに、タブーと言われている所作は「嫌い箸」「忌み箸」「禁じ箸」といわれ、日本ではもちろん、箸を主に使う東アジアの諸国でもマナー違反と言われます。その内容は30個以上にもわたりますので、主なものをいくつかそれぞれ理由を含め、ご紹介します。

マナー違反といわれる「嫌い箸」

握り箸

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初回公開日:2017年11月10日

記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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