「お力添え」を使う際の注意点
「お力添え」は、相手を助けるという意味をもつため、「この度はお力添えできず申し訳ありません」や「お力添えできれば幸いです」などと間違った使い方をしている人もいます。
実は「お力添え」は自分の行為に対しては使うことはできません。
「お力添え」はあくまでも助けてもらう側(相手)に対して使う言葉です。そのため、助ける側(自分)に対して使う場合は先ほどご紹介した「尽力します」やお詫びの場合は「お力になれず申し訳ございません」など、ほかの言葉に言い換えて使うのが適切となります。
「お力添え」の類語・言い換え表現
「お力添え」は自分がへりくだるときに使う言葉であるため、相手によっては別の表現に言い換えなければなりません。
ここでは5つの類語・言い換え表現を、例文を交えてご紹介します。
「お力添え」の類語・言い換えを理解することで、失礼にならないビジネスのやり取りができるでしょう。
「ご支援」
最初は「ご支援」です。「ご支援」は力を貸して助けることを意味する「支援」に敬語の「ご」がついた言葉です。尊敬語として感謝を伝える場合に使用されます。
例文
- 温かいご支援をいただき、まことにありがとうございます。
「ご協力」
次に、「ご協力」です。「ご協力」は力を合わせて物事に取り組むことを意味する「協力」に敬語の「ご」がついた言葉です。「ご協力」は丁寧な表記ではありますが、堅苦しいわけではないので、上司や同僚など、ビジネスで多く使われます。
例文
- このたびは、ご協力いただきましてありがとうございます。
「ご援助」
「ご援助」とは困っている他者に対し、相手が望むような助けを行うことを意味する「援助」に尊敬語の「ご」がついた言葉です。
先ほどご紹介した「ご支援」は相手の一部を助ける時に使う言葉である一方、「ご援助」は相手を全面的に助ける時に使う言葉です。そのため資金援助などでない限り、ビジネスで頻繁に使われることはありません。
例文
- 今後とも資金のご援助のほど、何卒よろしくお願いします。
「ご助力」
「ご助力」とは他人の活動や仕事に手を貸すことを意味する「助力」に尊敬語の「ご」がついた言葉です。
「お力添え」との意味にほとんど違いはありません。しかし、手を貸す内容が把握できているという点で「お力添え」と使う状況が異なります。
例文
- 明日の会議を成功させるために、ご助力させていただきます。