「助かりました」の意味と使い方・例文・敬語なのか|目上
更新日:2024年07月02日
「こちらこそありがとうございました。貴重な経験となりました」
上司にとって部下の成長は喜ぶべきことです。自分にとってもよい経験となったということを伝えるこの言い回しは、敬語表現の中でも主に上司向けでしょう。
また、相手の力となっただけでなく自分自身も得るところがあったと明言することで、「手伝わせてしまって申し訳なかったな」という相手の気持ちを軽くするという効果もあります。
「恐れ入ります。多少なりともお力になれましたなら光栄です」
まずは目上である相手から礼を言われて恐縮しているということを伝えた上で、相手の助けとなれたことが自分にとって何より嬉しく価値あることだと知らせます。上下関係に厳しい相手にも安心して使える敬語表現です。
「喜んでいただけで何よりです。またいつでもお申し付けください」
今回に限らず、いつでも喜んで引き受けるという気持ちを伝えることで、強固な信頼関係につなげていきましょう。
「助かりました」の敬語表現はビジネスの潤滑油
今回は「助かりました」という言葉の意味や使い方を確認し、敬語表現への言い換え方をご紹介しました。
ただ「ありがとう」と言うのではなく「助かりました」「助かったよ」と言うことで、ありがたく思う気持ちを伝えることができます。しかし、それは敬語ではないため目下の人もしくは同僚や友人といった同じ立場にある相手に対してのみ使える言い方である点に注意が必要です。
そうした注意を要するために、日常のいろいろな場面で「助かりました」と言ってよいものかどうか、敬語表現に言い換えるとすればどう言い換えればよいか、戸惑うことも少なくないのではないでしょうか。
しかし、相手が目上であれ目下であれ感謝の気持ちはやはり伝えるべきものです。今回ご紹介した内容を参考として、目下の人や同じ立場にある人に対しては「助かりました」と、目上の人に対しては敬語表現で言い換えて、あなたがありがたく思っていることをしっかりと伝えましょう。
「助かりました」という言葉は人間関係における潤滑油です。日常生活ではもちろんのこと、適切に敬語表現に言い換えることができればビジネスにおいてもスムーズなやり取りが可能になるでしょう。上手に使うことでよりよい関係を築くことができるはずです。
初回公開日:2017年11月11日
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