「なので」の意味や言い換え表現|使い方・例文もあわせて紹介
更新日:2024年09月04日
メールの場合
メールでは「なので」を使えるでしょうか。実際「なので」を使うかその他の丁寧な言葉に言い換えるかはメールを送る相手にもよります。
同僚や部下にメールを宛てるとしたら「なので」を使ってもさほど問題ないでしょう。しかし、メールの送り先が取引先や会社の先輩など普段から敬語で話す相手の場合は丁寧な言葉に言い換えて送る方がよいでしょう。
前述した「ですから」は、あまり堅苦しくなく広範囲に使える丁寧な言葉なので、要件をサラッとなおかつ丁寧に伝えたい場合に使いましょう。
履歴書の場合
履歴書は、面接前に相手方に良い印象を与えるための最重要書類です。ここで言葉遣いを間違ってしまうと、面接まで行けない可能性もあるほどですから、きちんとした言葉づかいで書類を作成したいでしょう。
先ほども触れましたが、「なので」は基本話し言葉になります。ということは、書類に書くのにはふさわしくないでしょう。ふさわしい丁寧な書き言葉に言い換える必要があります。
この場合、言い換えるとしたら「ですから」「そのため」「したがって」など、書き言葉としてもしっかり「なので」のニュアンスを含んだ言葉を選ぶことができます。少し堅苦し印象の言葉になりますが、話し言葉を間違って書くよりは相手によい印象を与えることができます。
「なので」を使う際に気を付けること
「なので」を使う際に気を付けることはいくつかあります。「なので」は敬語ではないため、ふさわしくないシーンがあるでしょう。使う場面を間違えてしまうと、教養がないと周囲から思われてしまいかねないため、注意が必要です。以下の点を気にしておきましょう。
「なので」はビジネスシーンでは丁寧さに欠ける
「なので」は、敬語ではないこともあり、丁寧さに欠ける表現です。ビジネスシーンでは、話し言葉でも書き言葉での使用しないようにしましょう。取引先とのやり取りはもちろん、社内でも基本的には使用しないことをおすすめします。
また、面接や履歴書にもふさわしくない表現です。「ですから」「ですので」などの敬語表現に言い換えて使う必要があります。
「なので」は文頭に使えない
「なので」は接続詞ではなく接続助詞のため、文頭で使えません。使った場合、意味としては伝わりますが、間違った使い方には変わりがないため使用しないようにしましょう。
たとえば、「体調が悪化しました。なので、本日お休みします」は間違った使い方になります。「なので」を使う場合は「体調が悪化したので、本日お休みします」と、文中で前の言葉に続ける形が正しい使い方です。
「なので」は書き言葉として使えない
「なので」は、話し言葉であるため、書き言葉としては使用できません。文章で使用する場合は、「ですから」に言い換えてください。ビジネスメールはもちろん、就職活動の際は、履歴書、エントリーシートなどで注意しましょう。
「なので」は会話で使用するのが一般的
「なので」は、カジュアルな表現ということから、会話で使用するのが一般的です。会話であっても、ビジネスシーンなど改まった席での使用は相応しくないため、控えた方が良いでしょう。
「なので」の言い換え表現
続いては、「なので」の言い換え表現について紹介していきます。「なので」という表現は、順接の接続詞としての役割を持っていますが、似たような意味合いの表現はいくつか存在しています。
初回公開日:2017年11月16日
記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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