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「いたしかねます」の意味と使い方・敬語|出来かねます

更新日:2024年03月25日

「いたします」とは、どのような場面で、どう使えば良い言葉なのでしょうか?このページでは、「いたします」をテーマにして、基本的な意味や使い方、類語などをご紹介しています。また、「出来かねます」との違いについても考察しています。

上記の解説から、「いたしかねます」という言い回しは、自分の言動を謙って表現することで相手へ敬意を払う、謙譲語であることが読み取れます。

上記のような見解から、「いたしかねます」という言い回しは、敬語表現の1つと言えるでしょう。ですから、「いたしかねます」という言い回しは、目上の人に対して使用しても、問題ない言葉だと言えそうです。

「いたしかねます」の類語

続いて、「いたしかねます」という言葉と同じような意味を持っている、類語や同義語などをご紹介していきます。類語や同義語は、「いたしかねます」という言葉との言い換え表現として使用することも可能です。覚えておくと、何かと便利なので、ぜひこの機会に確認しておきましょう。

・出来かねます
・お断りします
・不可能
・できません

「いたしかねます」と「出来かねます」の違い

上記では、「いたしかねます」と同じような意味を持つ表現や類語・同義語をご紹介しました。「いたしかねます」の類語・同義語は複数存在しますが、その中でも「出来かねます」という表現は、「いたしかねます」と意味や響きが似ていることもあり、混同しやすいと予想できます。

そこで続いては、「いたしかねます」と「出来かねます」の違いについて考察していきます。

「出来かねます」の意味

「いたしかねます」と比較するためにも、まずは「出来かねます」という言い回しの意味について考えていきましょう。

「出来かねます」という言い回しの意味について、「weblio辞書」では以下のような解説を掲載しています。

するのが難しい、出来ない、などの意味の言い回し。この場合の「かねる」は「引き受けかねる」「対応しかねる」「見かねる」などと同様に、「しようとしてもできない」「堪えられない」などという意味。

出典: https://www.weblio.jp/content/%E5%87%BA%E6%9D%A5%E3%81%8B... |

上記の解説から、「出来かねます」という言い回しには、「できません」という意味があると言えそうです。

また、やる意思はあるもののできないことを表現したり、堪えることができない状況を伝えたりする場合にも使える言葉です。

「いたしかねます」と「出来かねます」の違い

上記でご紹介した「出来かねます」という言葉の意味をもとにして、「いたしかねます」との違いを考えていきます。

「いたしかねます」も「出来かねます」も、できないことや不可能なことを意味する言い回しです。ですから、大まかな意味としては変わらないと言えそうです。

しかし、上記でも触れたように、「いたしかねます」は「いたす」が謙譲語であることから、敬語と分類されています。一方で、「出来かねます」は敬語ではないので、その点が2つの言い回しの違いだと考えられるでしょう。

「いたしかねます」のメールでの使い方

続いて、「いたしかねます」をメールで使用する場合の使い方について見ていきましょう。「いたしかねます」をメールで使用するシーンとしては、相手の依頼や頼みを断ったり、相手の力になれそうになかったりする場合が多いと考えられます。

上記でも何度かご紹介していますが、「いたしかねます」には「できません」という意味があります。しかし、ビジネスメールにおいて、「できません」という表現を使用すると、不愛想な印象や唐突な印象を与えてしまう危険性があります。そのような時に、「いたしかねます」へと言い換えて表現することで、印象を柔らかくしたり、相手へ敬意を払いつつ断ったりすることができる可能性があります。

「いたしかねます」の漢字

続いて、「いたしかねます」の漢字表現についてご紹介していきます。「いたしかねます」の漢字表記として一般的なのは、「致しかねます」という表記だと言えるでしょう。

しかし、「致しかねます」という漢字表記については、以下のような見解も存在しています。

「致す」はそれ自身が動詞であり、「届ける、至らせる、及ぼす、引き寄せる、仕向ける」などの意味があります。補助動詞として使う場合は、ひらがなの「いたす」を使います。

出典: https://docoic.com/2911 |
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初回公開日:2017年12月11日

記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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