「記」の読み方・書き方・例文|名前/手紙/音読み/案内状
更新日:2024年09月17日
「記」の読み方は?
メールやビジネス文書などで、「記」という表記を見たことはありませんか。例えば、重要事項を箇条書きにする際に、「記書き」という方法があります。これは、「記」と書いたうえで、その下に重要事項を箇条書きにして示す書き方です。
また、「記」という漢字は、「記事」「記載」「記入」などの多くの言葉で使用されます。「記」はいろいろな場面で見かける漢字ですが、まずは読み方について詳しく見ていきましょう。
「記」の音読みは?
「記」の音読みは「き」となります。例えば、「記事(きじ)」「記載(きさい)」「記入(きにゅう)」「記述(きじゅつ)」「記念(きねん)」「記号(きごう)」「日記(にっき)」「上記(じょうき)」「下記(かき)」「表記(ひょうき)」などの言葉は、「記」を「き」と読む例になります。
また、「記する(きする)」のような言葉もあります。こちらは動詞として使用する例ですが、「記」を音読みの「き」と読みます。
「記」の訓読みは?
「記」の訓読みは、「しる(す)」になります。「記す(しるす)」と読み、「氏名を記す」「経緯を記す」「感想を記す」といった使い方をします。また、「しる(す)」のように送り仮名をつける以外にも、「記」と書いて「しるし」と読む場合もあります。
「記書き」の読み方は?
先ほど例に挙げた「記書き」は、音読みで「きがき」と読む例と、訓読みで「しるしがき」と読む例が見られます。これは、辞書に載っている言葉というより、一つの書き方を示す表現として、比較的新しい言葉と言えます。そのため、固定された読み方ではなく、音読みと訓読みの2種類の読み方があると考えられます。
「記」の使い方は?
「記」は、「記事」や「記載」といった言葉で使用される場合のほか、「記書き」の使い方が重要になります。「記」の代表的な使い方として、ここでは「記書き」の使い方を見ていきましょう。
「記書き」の使い方とは?
「記書き」は、重要事項を箇条書きにしてわかりやすく示す書き方です。重要事項の前に「記」と書き、重要事項を箇条書きにし、最後に「以上」で締めるという手順になります。以下、例を詳しく見ていきましょう。
「記書き」の書き方の例は?
「記書き」の例としては、次のような書き方があります。
記
日時 平成30年2月18日(日) 〇時~△時
会場 〇〇ホテル△△の間
以上
上記の例は、記念行事の案内などで見られます。この書き方の例では、「記」と書いた後に、行事の日時と会場を重要事項として箇条書きにしています。そして、最後に「以上」で締めます。
「記」と「以上」の位置は?
「記書き」の場合、「記」は中央に、「以上」は右下に書くという例が多く見られます。上で挙げた書き方の例も、そのような表記になっています。こうすると、見た目としてまとまった印象を出すことができ、重要事項をわかりやすく伝えることができます。
「以上」とは何か?
初回公開日:2018年03月04日
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