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「励行」の意味と使い方・類語・読み方・例文・対義語|敢行

更新日:2024年01月06日

「励行」という言葉を、見聞きしたことはありますか?「励行」は「行う」ことに関した意味を持ち、「敢行」と似ているように思われがちですが、この2つの意味は異なります。「励行」の意味や使い方、言い換えとなる類語や対義語などについてを説明していますので、参考にどうぞ!

懈怠

「懈怠(けたい)」は、「怠ける・怠る」を意味します。すなわち、「怠惰」と同義です。近世頃までは「けだい」と読まれていましたが、現代では「けたい」と読みます。仏教の言葉では「善行を修めることに対して積極的ではない心の状態(精進と対になる語)」を意味しますが、一般的には「怠惰」の意味で使います。

懶惰

「懶惰(らんだ)」は「嬾惰」とも書きますが、意味は「面倒くさがり・怠ける」です。「懈怠」と同様に「怠惰」と同様になる言葉ですが、一般的にはあまり見かけない語と言えます。

「励行」の例文!

「励行」を用いた例文をご紹介します。

手洗いうがい

「手洗いうがいを励行する」の形になりますが、この文が表していることは「手洗いうがいを実行する」です。「励行」=「〜の通りに実行」の意味でしたが、「手洗いうがいの通りに」だと意味がよく分からないため、「手洗いうがいをすると決めた。その通りに実行する」といった解釈をします。

早寝早起き

「早寝早起きを励行する」の形になります。「手洗いうがい」と同様の使い方であり、「早寝早起きをすると決めた。その通りに実行する」=「早寝早起きを実行する」ことを表した文です。

シートベルト着用

「シートベルト着用を励行する」の形になりますが、使い方こととしては「手洗いうがい」や「早寝早起き」と同様です。しかしながら、「シートベルト着用」は「法律(交通法)」で定められている決まりなので、この例文には「法律の要素」が含まれていると言えます。

「励行」を正しく使おう!

「励行(れいこう)」の意味は、「規則や決めた事柄の通りに実行すること」です。「手洗いうがい・早寝早起き」などのように、「それをすると決めたこと」の通りに実行することを表す時に使います。「悪条件を押し切って行う」意味を持つ「敢行」と似ているとされることもありますが、意味の通り、同じではありません。「励行」の意味を理解し、正しく使いましょう。

初回公開日:2018年03月13日

記載されている内容は2018年03月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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