「励行」の意味と使い方・類語・読み方・例文・対義語|敢行
更新日:2024年06月19日
懈怠
「懈怠(けたい)」は、「怠ける・怠る」を意味します。すなわち、「怠惰」と同義です。近世頃までは「けだい」と読まれていましたが、現代では「けたい」と読みます。仏教の言葉では「善行を修めることに対して積極的ではない心の状態(精進と対になる語)」を意味しますが、一般的には「怠惰」の意味で使います。
懶惰
「懶惰(らんだ)」は「嬾惰」とも書きますが、意味は「面倒くさがり・怠ける」です。「懈怠」と同様に「怠惰」と同様になる言葉ですが、一般的にはあまり見かけない語と言えます。
「励行」の例文!
「励行」を用いた例文をご紹介します。
手洗いうがい
「手洗いうがいを励行する」の形になりますが、この文が表していることは「手洗いうがいを実行する」です。「励行」=「〜の通りに実行」の意味でしたが、「手洗いうがいの通りに」だと意味がよく分からないため、「手洗いうがいをすると決めた。その通りに実行する」といった解釈をします。
早寝早起き
「早寝早起きを励行する」の形になります。「手洗いうがい」と同様の使い方であり、「早寝早起きをすると決めた。その通りに実行する」=「早寝早起きを実行する」ことを表した文です。
シートベルト着用
「シートベルト着用を励行する」の形になりますが、使い方こととしては「手洗いうがい」や「早寝早起き」と同様です。しかしながら、「シートベルト着用」は「法律(交通法)」で定められている決まりなので、この例文には「法律の要素」が含まれていると言えます。
「励行」を正しく使おう!
「励行(れいこう)」の意味は、「規則や決めた事柄の通りに実行すること」です。「手洗いうがい・早寝早起き」などのように、「それをすると決めたこと」の通りに実行することを表す時に使います。「悪条件を押し切って行う」意味を持つ「敢行」と似ているとされることもありますが、意味の通り、同じではありません。「励行」の意味を理解し、正しく使いましょう。
初回公開日:2018年03月13日
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