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「お勤め」の意味と使い方・類語・お務めとの違い|敬語

更新日:2024年02月17日

「お勤め」という言葉の意味は知っていますか?「お勤め」にはいくつもの意味があります。聞いたことはあっても、説明しようとすると曖昧な方も多いのではないでしょうか。今回は、「お勤め」の意味や使い方について詳しくご紹介していきます。

「お勤め」の意味と使い方

「お勤め」は「おつとめ」と読みます。「お勤めご苦労様です」など、一度は聞いたことがあっても、はっきりとした意味を聞かれると答えにくいのではないでしょうか。

ここでは「お勤め」の意味について見ていきます。

「お勤め」の意味は?

「お勤め」という言葉を辞書で確認しましょう。「お勤め」には以下のような意味があります。

お つとめ [0] 【御▽勤め】

「勤め」を丁寧にいう語。 「 -はどちらですか」

仏前で読経すること。勤行ごんぎよう。 「朝晩の-」

商人が客に奉仕すること。サービス。

遊女に払う遊興代。花代。 「げんなまでさきへ-を渡しておいたから/滑稽本・膝栗毛 初」

出典: https://www.weblio.jp/content/%E3%81%8A%E3%81%A4%E3%81%A8... |

「勤め」を丁寧にいう語としての意味は?

「勤め」という言葉を丁寧にいうと「お勤め」です。こちらの意味で使うことが多いのではないでしょうか。

「勤め」を辞書で引くと、以下のような意味があります。

つとめ [3] 【務め・勤め】

当然しなければならない事。任務。義務。 「国民としての-」

会社・官公庁などに雇われて,働くこと。また,そこでの仕事。勤務。 「 -を探す」 「 -に出る」 「 -をやめる」

毎日仏前で行う礼拝・読経(どきよう)。勤行(ごんぎよう)。 「朝のお-」

遊女の仕事。 「おもへば世に此道の-程かなしきはなし/浮世草子・一代女 1」

揚げ代の支払い。 「げんなまでさきへお-を渡しておいたから/滑稽本・膝栗毛 初」

出典: https://www.weblio.jp/content/%E5%8B%A4%E3%82%81 |

当然しなければならない事

「勤め」と「お勤め」は丁寧に言い換えただけということがわかったので、「勤め」の言葉の意味についても見ていきます。「勤め」(=「お勤め」)には、「当然しなければならない事」という意味があります。「任務」や「義務」と言い換えることもできます。

例えば「国民としての勤め」という使い方ですと「国民としての義務」という意味になりますので教育、労働、納税という国民の三大義務を指す言葉としても使えそうです。

会社などに雇われて働くお勤めの意味は?

「勤め」(=「お勤め」)には、「会社や官公庁などに雇われて働くこと」という意味があります。そこでの仕事や勤務を指す言葉でもあります。サラリーマンや、公務員なども「お勤め」していることになりますので「お勤め」している方は多いのではないでしょうか。

辞書に例として紹介されている「お勤めを探す」は、雇ってくれる会社や官公庁を探す。「お勤めに出る」は会社や官公庁に出勤する。「お勤めを辞める」は会社や官公庁を退職する。という意味で使うことができます。

毎日仏前で行う礼拝・読経など

「勤め」(=「お勤め」)には、「毎日仏前で行う礼拝・読経、勤行」という意味があります。読経は「どっきょう」や「どきよう」、勤行は「ごんぎょう」と読みます。

仏教の家庭では、毎朝(または昼、夜)、お仏壇の前でお経を読む習慣がある家庭も多いのではないでしょうか。例として紹介されている「朝の勤め」はそうしたお仏壇の前での行為を指します。「勤め」(=「お勤め」)は「義務」や「勤務」以外にも宗教的な意味にも使われています。

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初回公開日:2018年04月23日

記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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